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目が覚めたら高尾駅

武蔵境に住んでた頃に新宿で呑んだ帰りに電車で寝てしまった…
車掌さんに起こされたのは高尾駅でもう新宿行きは無い。駅を出て派出所でタクシー代を借りようとするも不在だった。

駅に戻ると乗り越したおじさん達が何人かいて、観ると新聞紙を毛布のようにかけて寝ようとしている。
真似て体にかけると少し暖かい。風を通さないようだ。

翌朝一番の電車で武蔵境に戻った。二日酔いだし寝不足だし、寝過ごした自己嫌悪で最悪の気分だった。

数十年前の出来事だが、思い出してみると一つ疑問が残った。今も呑んで寝てしまい高尾駅で一晩過ごす人がいるとしたら、携帯でニュースを読む昨今、新聞紙が無くてみんな寒くて困っているのではないか?昔ほど新聞紙は落ちていないだろう。

ご存知の方はぜひ教えてください。

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