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無限にある認識の幅を広げる
「あー!ダイハツのハイゼットだ!」
幼稚園からの帰り道、息子は知ってる車種を遠目でも見分ける。私にはさっぱり分からないけれど、息子は細かい違いを区別する力に長けているのだ。
その他にも
トヨタのハイエース・パネルバン
◯◯おにいちゃんのくるま
と、義弟の車種まですぐに判別する。
さらに、標識にもハマっていた。
・しゃりょうしんにゅうきんし(車両進入禁止)があるよ!
・ちゅうしゃきんし(駐車禁止)だよ
・みてみて!おいこしきんし(追い越し禁止)
・あれは、しょうかせん(消火栓)だよ
息子は目に入るすべての標識を言い当てる。
今まで私は標識を認識していなかったのに、息子が言うもんだから、急に目に飛び込むようになる。
妊娠すると、妊婦さんや子連れの人が目に入るようになる。
そんな例えをよく聞くが、真実だなと実感する。
だから、車種にせよ、標識にせよ、興味が失せるまで延々にその時間に没頭する。
何度も何度も、その対象物を目にすると同じ言葉を発して、喜びを共有したがる。
そんな息子のピュアな行動を見ていたら、自分もそうであることに気づいた。
今日は娘の学校が振替休日で、休みだった。
学童に行かせて、仕事をすることもできたが、私は異なる選択をした。
娘と2人で出かけることだ。
小学校が始まり1か月。
すんなり新しい生活にスライドしてくれたけど、疲れも溜まっているだろう。
そう思い、娘に打診したのだ。
あなたの行きたいところに連れて行くよ、と。
娘の希望は東京タワーに行くこと。それを叶えるために電車に乗ったとき、私の目に飛び込んでくるものがあった。
車内広告だ
各社の広告で、どんなコピーが使われているのか気になるのだ。
この広告は女性向け。それでいて年齢は特定してないようだ。◯◯という表現は秀逸だな。
この表現はインパクトに欠ける。あまり脳内に残らないな。
1人、脳内で分析が始まる。
これらはライターを始めるまでなかった思考回路。ライティングに携わるようになってから、世界がどんな言葉によって構成されているか気になるのだ。
ライターという職業を選択して、オンラインコミュニティで学んだことが活きている瞬間だ。
その他にも、娘と東京タワーを堪能する道中でさまざまな出来事に遭遇しては、
これはスタエフに使えるな
これはnoteの題材になりそう!何と掛け合わせようか。
などと、常にアンテナが張り巡らせて、ヒントをキャッチしていることを実感する。これは私がnoteやスタエフをしていなかったら、繋がっていないシナプスだろう。
こんなふうにどんどんシナプスが繋がり、さらに強固になるのが楽しい。
息子と同じで、認識の幅が広がると面白い。
世界にはまだまだ知らない領域が無限にある。
新しい習慣ができると、世界はまったく違う色を帯びてくる。
さて、あなたは何色を選択する?
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