早稲田の古文 夏期集中講座 第7回 無名抄の入試問題
2017年度、早稲田の法学部の実際の入試問題を見てみることにしましょう。まず、問六の「錐、嚢(ふくろ)にたまらず」は慣用句としてできなくてはいけない基礎問題です。とんがった錐は、どこに入ってもふくろをつきやぶって表面に出てしまう。隠しようがない、という意味ですから㋭の「才能のある人は必ず世の中から評価される。」が正解です。
赤本の解説には、慣用句を知らなくても文脈から正解がわかる、としていますが、逆だと思います。慣用句のイメージから正しい文脈を推理すべきでしょう。
同じこ