【アスペルガー】仕事場を無難にこなすために【ASD】

来年から、部署異動になりそうなので…

今私がいる職場では、日々人がバシバシ入れ替わっていまして、環境の変化についていくのに必死です。

私自身も、来年異動に決まりました。

私は、このように、日々接する人の変わるタイミングで、自分の行動と、それに対する周りの反応を振り返り、反省し、ノートなどにまとめることをしています。

アスペなので、素のままの自分で働こうとすると、「確実に」人間関係で詰みますので、こうして意識的に学んで、人の変わるタイミングで軌道修正しつつ、過ごしているのです。

それでもやっぱり、人間関係では未だにダメダメです。嫌われやすいし、変人に見られがちです。でも、20代の頃より、30代の今のほうがだいぶマシになったという自負はあります。

別の記事のタイトルで、「アスペルガーの対処法なし!」と書きました。
今回書く内容が、対処法っちゃ対処法でもあるのかな…とも思いますが。
やっぱり幻聴とか社交不安障害とかのように、はっきりと「これでやってける!」という明るい希望が見えないのよね……。笑

でも、最低限生きていくために、職場での振る舞い方は練習しないとね! ということで。

今回の職場で学んだことを、箇条書きで挙げてみる

次の職場で心にとめたいことを挙げます。

  • 『出る釘は打たれる』。目立たず空気になれ。個性はいらん。

  • でも仕事は最速スピードでテキパキと。仕事はできる人オーラ大切。お口はチャック。

  • 『味方』を一人でも作れ。

  • とにかく『敬語』。趣味の話でも『敬語を崩すな』。たとえ10歳以上年下でもしっかりした『敬語』!

  • 周りを時々見渡して、状況を見よ。過集中に頼りすぎない仕事を。


何だか、毎回似たような反省をしている気もする……

でもいいのです。たとえ感覚が頼りにならないアスペルガーでも、知識で補う努力をしていかないとね。人間、成長するんだ、きっと。

理想は、素のアスペルガー状態で働ける環境ですけど……
そのような環境の職場に出会うのを目指す、というのも難しいので……、コツコツ学んでいくしかなさそうです。

社会では少数派ですからね、アスペルガー。

そういえば、今回上に挙げたもののなかに、今までは全く意識をしていなかったものが一つあります。それは、『味方』をつくる、というもの。

今までは、なるべく人間関係に踏み込まないで、さっさと仕事して帰る、くらいにドライに考えていました。

そのため、なんだか「人に興味がない自己中な人」感が出てしまっていたように思いまして……。

次職場が変わったら、まず一人、いろいろなことを(メインは仕事のこと)話せる人を作ってみようと考えています。

そうすると、周りからの見え方も少し違う気がして。


でもきっと、次の職場でもいろいろある

「これがいいんじゃないか?」と試すと、ボロが出て、そのボロを隠すために「これがいいんじゃないか?」とまた試すと、次は他のボロが出る、の、繰り返し。

だから、私にとってアスペの私は、克服できない。
別にもう、克服対象でもないけれど。
時には、自嘲して、流して、やっていかないと、メンタルが持たない。

アスペで一番悲しいのが、意図せず人を傷つけてしまっていたことを知ったとき。本当に、たくさんある。こちらには、まったく傷つける気持ちがないため、自分にガックリくるし、辛い。後悔しても、うまいリカバリーの方法も、わからない。余計に状況を悪くするだけになってしまったり。

『別に、人にどう思われてもいいじゃん』『嫌われてもいいじゃん』という人もいると思う。その、割り切る気持ちも、分かります。実際、そう割り切って働こう、としていた時期も、あります。
でも、そうする中で、知らぬ間に人を深く傷つけたり悩ませてしまっていることを知ったとき、私はどうしても申し訳ない気持ちが出て、割り切れず、自己嫌悪になってしまいます。
よく思われたい、悪く思われたくない、じゃなく、「自分のせいで辛い思いをする人を生みたくない」なんですよね。

多少、受け取る側の問題、ということもあるでしょうが、残念ながらアスペは少数派なので、多数派の感覚にあわせていかないと、この社会で無難に生きていけないんですよね。職場でも、数で負けますから。笑

「人を傷つけてもなんとも思わないメンタル強人間」を目指す道よりも、私は地道に「無難に溶け込みやりすごす練習」をしていく道を選ぼうと思っています。

一生続く学習かもしれないなぁ……。

アスペのまますごせる環境、憧れます


私は子どもの頃からのソロ人間で、人と遊ぶより一人で読書したりゲームしたり、家で好きなことをしているほうがいいタイプ。

そのため、友達らしい友達がいたのは、中学生の頃までです。
しかも、その友達とも、学校外では一度しか会っていませんでした。遊びに誘われても、とことん断っていましたので。

でも、30代になって、自分のことがだいぶ客観視できるようになったタイミングで、なんだか生涯に一人でも、素のアスペ状態でいられる友達ができたらいいよなぁ……と感じるようになってきました。

今まで、友達なんてまったく興味がなかったのに。というか、友達どうこうなんて余裕が自分になかった、というのが正解かも。

けれどもう、まわりは家庭のことなどで忙しい年代です。

今の頭の状態で、10代に戻りてー!!
……という、誰もが一度は思う叫びを残して、今回の記事を終えたいと思います。

では、また幻聴の静かなときに。

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