モーニングページに3回挫折した私が今、毎日続けられている理由
みなさんモーニング・ページ、ご存じでしょうか?
大ベストセラーのこの本『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』に載っている「創造性の回復」のためのツールです。
モーニング・ページを続けられている今となっては、「創造性の回復」が目的でなくても、すべての現代人にぜひやってほしいと思うくらい気に入っています。
私がモーニング・ページをはじめた理由
私もこの本の存在、そしてモーニング・ページの存在は以前から知っていました。
さまざまな発信者の方が「モーニング・ページが良い!」と言っているのを耳にして、すぐにやってみたい!!と飛びつきました。笑
このときは深いことは考えずに「良いらしいからやってみよ〜」くらいの、すっごく軽い気持ちではじめました。
そんな感じで完全にノリではじめたのですが、強いて言うなら「頭がスッキリする」という体験をしてみたかった、というのがはじめた理由です。
モーニング・ページのやり方はみなさんご存じの通り、
と、ざっくり言うとこんな感じ。
厳しい縛りもなく、簡単じゃん!と思って
本のほうは読まずにひとまずやってみることに。
でも、はじめは全然続かなかった。笑
続かなかった理由
一言で言うと、とにかく書くのがきつかった。
自分なりに続かなかった理由を深掘りしてみました。
1、内容のないことを書き続けるのが辛い
書く内容はなんでもいい、とのことなので、はじめはやっぱり
「眠いな〜」とか「だるいな〜」とかその場のぼやきを書いていたと思います。
もちろんこれでOK。とにかく書き続ければOKなのですが、
量は3ページ分書くと決まっているので、この内容のないぼやきをひたすら書いたり、書く内容を絞り出していく作業が単純に辛かったです。
2、意味が感じられない
内容のないことを書いていると、2日目くらいに早くも
これになんの意味が…?という疑問にぶち当たりました。
今考えたら「とにかく書き続けることが大事」だとわかるけど、
当時は「忙しい朝にわざわざ時間をとって行う」という負荷と
それによって得られる利益を天秤にかけて、早々に利益を求めてしまいました。
そして、やはり意味を見出せず3日で挫折。
3、頭がスッキリするところまで到達できなかった
早々に挫折したので当たり前なんですが、
「頭がスッキリする!」というところまで到達できずに終わりました。
なんなら頭スッキリするどころか、手が痛くなって終わった。笑
でも不思議と、挫折しても「もう二度とやるもんか!」とはならなかった。
みんなが「頭がスッキリする」っていうし、その状態になることに相当な魅力を感じていたのかもしれません。
その後も自分なりの試行錯誤をしたりしました。
「朝起きてすぐ」はなかなか負荷が大きいので、書く時間を「会社に着いてから始業するまでの時間」に設定して、「ざっくり朝」にしてみたり。
「思いついた時に書く」に変えてみたり。
書く内容を事前に考えておいてみたり。
(もはやモーニングページでもなんでもないw)
でも実はこの試行錯誤が、最終的にモーニング・ページが続くことにつながりました。
モーニング・ページを続けられるようになった理由
その後、実際に『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読み、モーニング・ページに再挑戦。
今はおよそ2ヶ月くらいモーニング・ページを続けられています。
書き続けられるようになってみて改めて考えてみると、続けられるようになった理由がいくつか思い浮かびました。
1、思考を言語化する習慣がついてから再挑戦したから
モーニング・ページをはじめてやったときは、なにを書こうかなかなか思いつかず、そのときのぼやきをひたすら書いていたんですよね。
そもそも「思考を言語化する」という筋肉がなかった状態です。
それが、いろんな試行錯誤をするうちに、
思考を書き出すこと自体に「いろいろな気づきがあり、良いことだらけ」
という書く瞑想的な効果を実感するようになりました。
そこから、なにか感じたそのときに思考をちょこちょこ書き出すようになったんです。
そうやって普段から思考を書き出す習慣ができたタイミングで、今回再挑戦したのがどうやらよかったようです。
2、自分の思考が書ければ書くことに悩まないし楽しい
思考を書き出す筋肉がついてから改めてモーニング・ページをはじめてみたら、朝からスラスラと筆が進みました。
こうなってくると書くことを絞り出そうとしなくてもどんどんページが埋まっていきます。
3ページはなかなかハードルが高いですが、それでも初回からある程度の量が書けました。
思考を書き出すことの良さをすでに実感していたのもあり、書くこと自体が楽しくなっていたので、単純に楽しくできました。
3、量がかけたことで、頭がスッキリする段階に到達できた
初回から3ページ分とはいきませんでしたが、たくさん書けたことで「脳の排水」的な効果が出ました。
なんと1日目で求めていた「頭のスッキリ感」を実感することができたのです。
日中に時々やっていた書く瞑想的な活動も、思考の整理や感情の安定に効果があると実感していたのですが、この頭のスッキリ感はモーニング・ページでないと得られない気がします。
「頭がスッキリする」というのはなかなか抽象的な表現ですが、もうひとつ、わかりやすくモーニング・ページでしか感じられなかった変化があります。
それは「集中力が戻ってきた」ということ。
携帯電話やスマホを使うようになったあたりから、ずーっと失っていた集中力が「完全に戻ってきた!!」と実感できたのです。
こんなに集中できたのはいつぶりだろう。
しかもモーニング・ページを書いている間だけではありません。
日常生活全体に集中力が戻ってきたのです。
集中できると頭も瞑想状態になるので、そういう意味でも頭のスッキリ感を感じることができるようになったのかもしれません。
1日目でそんな効果を実感してしまったため、2日目からはモーニング・ページがやりたくて早起きできるようになりました。
3回も挫折していたのにびっくりです。
他にも、ある程度の期間続けていると、自分の本当の欲求がだんだんわかるようになってきたり、明らかに精神も安定してきました。良いことだらけです。
もうやめる気にならない。笑
きっと努力できる人は本の手順のとおりにひたすらモーニング・ページを続けていけばこの段階にまで到達できるのかもしれません。
でも私の場合は、せっかちすぎてうまくいかず。
たまたまタイミングよく自分の中のいろいろな条件が合致した今だからこそ続けられるようになった気がしました。
一度「できない!」と放り出しても、こうやって日々の変化の中でできるようになるタイミングがくることもあるんですね。
「またやりたくなったときにやってみる」って大事だなぁ。
もしも私と同じように「モーニング・ページを活用したい!」と思っているのに挫折した、、、って方がいたら参考になったら嬉しいです。
モーニング・ページ、とっても良いです!!
幸せなはずなのに日々のもやもやが止まらない人、なんでもいいから今の状況に突破口を見つけたい人など、モーニング・ページ、ぜひ一回試してみてください🌷
ちなみにいろんな発信者の人がやり方を紹介してくれてるけど、モーニング・ページやるなら本も一度読んでみるのをお勧めしたい。
とても良い本だし、モーニング・ページの意義?みたいなのがよりわかる気がします。
(ちなみに私は毎朝3ページ分は書けていないかも。だいたいB5くらいの紙に小さい文字でみっしり30分くらいかけて書いているって感じです。
眠くてこんなに書けない日もあります。でももはや自分にとって、とても大切な活動なので、無理せず細く長く続けていきたいと思っています。)