中学生に高校受験の国語を教えていたとき、各学年で年に数回、反語の話をしていたように記憶しています。読解でも古文でも、理解を深めるために重要になることがままあります。またそれだけでなく、反語の説明をすると「笑える」ことが多いので、好きでよく話していました。
アマゾンプライムで視聴できる「Just add Magic」の一場面。小学三年生の娘とこのドラマを観ながら英語を勉強していますが、ここでもやはり、反語の説明をするとウケました。(今この記事を書いている横で写真を見た娘が「あ、あのおもしろい台詞のとこだ」と言っていたので、やはりとても印象に残っているようです)
“Can you be any closer to the cake?”
まず、英語の下地がない小学生でもこの画面と共に「close to the cake」を習うことで、一発で「close」の語感をつかむことができます。そして「closer」で「もっと近く」、「can you」で「できる?」と教えるだけで、いくつもの重要な基礎を教えることができます。貴重な一場面です。
そして台詞は、反語でジョーク。最高の教材です。「Just add Magic」はこうしたナイスなジョークがふんだんに使われているので英語学習にもってこいです。
直訳すると「もっとケーキに近寄れます?」ですが、言いたいことはそうじゃないですよね。
以下、授業でそのまま使える原稿形式でお送りします。小学生相手を想定しています。
お気持ちに感謝します!
なんていい人なんでしょうか!(これも一種の反語?)