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「教育」やら「訓練」やら
18歳の自衛官は追い込まれていたんだろうなとは、刑務所での二週間の「訓練」を経験しているから理解できた。
日本の実力組織における教育期間中とは求められる規律やルールを叩き込むためにあり、それはそれで縦社会の体育会系やら不良行為を経験したならばまぁ仕方がないかとはなるものだが、彼はそういうタイプではなかったのだろう。
僕の訓練期間はちょうど一年前の梅雨どきで、刑務所での移動で必ず求められる行進や
河内の小学校低学年男子
決してステレオタイプには受け止めてほしくないが…、大阪の河内にある小学校に入学した僕を取り巻く世界は、ケンカに次ぐケンカの世界だった。
ボクシングのようにケンカの強さでランキングが決まり、小学校低学年男子たるものの最大の価値はケンカの強さだった。
当たり前だが、もちろんそんなことに関わらない子たちも多数いた。
僕は当時父の勤める会社の社宅にいたものの、何人かいた同級生のうちケンカの世界に入ってい
オードリー・タンの軽やかさ
心身ともに最悪の状況が続くのだけど、オードリー・タンの言葉や行動を読んでいくと希望が見えて心が軽やかに安らかになります。
台湾のオープン・ガバメントはスイスのダイレクト・デモクラシー(直接民主主義)よりも、これからの民主主義として先を行っているとすら思うくらい。
ITで知られるオープンソースの考え方を政治に持ち込むやり方が実にスマートなんですね。
この点で、権威が必要との主張がある直接民主主
デフレからインフレへ?
重要なことなので、某所でのやりとりから僕のコメントを貼っていきます。
(前略)僕は日本でリフレ理論が受け入れられていく過程をずっと見てきました。
アカデミズムの中での話なので、2000年前後だったでしょうか。
田中秀臣さんが主導し、松尾匡さんも途中から加わってきました。
リフレ理論は海外で先行していた議論です。
そして、その後に欧米各国がリフレ政策を採用する際には、必ずケインズの「有効需要
ファミリーヒストリー
三重県長島町の家は念願の「マイホーム」だった。父の勤める会社が開発した住宅団地の空いた一画を購入したに過ぎなかったが、それでも子ども心にも浮かれるような気分があったことは間違いない。
翌年には、父は「マイカー」も手にした。真っ赤なニッサンサニーのクーペという、家族連れでは使いにくいクルマではあったが、それまで支給されてきたクルマとは違う父の様子を子どもながらに感じた。
ようやく戦後の高度経済成長