マガジンのカバー画像

好きなもの

66
変わらず好きだと心から感じる趣味やカルチャー関係の記事をまとめました 当然上には上がいるものですが、興味のある方にもそうでない方にもまぁまぁかな…となるよう心がけてはいます それ…
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

最後の『戦場のメリークリスマス』・後編

最後の『戦場のメリークリスマス』・後編

バッハの『ゴルドベルク変奏曲』遺作30周年を記念したグレン・グールドのムックを読んでのニワカの音楽談義のが続きます。

19世紀のロマン派と呼ばれる作曲家たちによるクラシック全盛期が終焉に向かい、現代音楽が始まらんとする時期に登場したのがフランスのクロード・ドビュッシーという音楽家だ。

『月の光』という美しいことこの上ない代表作ならば、耳にした人も多いはず。

ドビュッシーが1889年のパリ万博

もっとみる
最後の『戦場のメリークリスマス』・前編

最後の『戦場のメリークリスマス』・前編

坂本龍一に関する記事が多めだがまだ続く。

レコードコレクター誌が最新号でも追悼特集(の前編!)を組んでいるくらいだから、僕が多少の戯言を付け加えてもまぁ許されるでしょう。

2022年12月11日に、坂本は自らの死期が間もなく訪れることも意識した上で、その通り最後となったピアノでの独演となる『戦場のメリークリスマス』を映像で残した。

ざっとnoteを検索して、動画に寄せられたコメントも再確認し

もっとみる
グラビアという文化

グラビアという文化

アイドルから分化してその後進化を重ねてきたグラビア文化というのも僕にはなかなかに難しい。

アタマで考えて導き出した自分なりの価値観と、いつでもどこでも表に出せるものでは到底ないプライベートな本音がまさにぶつかり交錯しているところだから。

勾留中にあまりにも女性性絶無の環境にいたので、週刊プレイボーイや写真週刊誌を取り寄せるようになり、実は今までどこかいいのかさっぱりわからなかったこの世界にハマ

もっとみる

時計で今気になるのはオリスのポインターデイトの中古。
一回近くのモールで5万円程で売られていたが、次に行ったらなくなっていたことがある。
小口径だからこその文字盤の凝縮感が一番の魅力で、高く大きくなった現行にはないもの。
これは皮ベルトでのカジュアル使いに絶妙にハマると思う。

トゥアレグ族のシルバーアクセサリー

トゥアレグ族のシルバーアクセサリー

USメイドのスニーカーを売ったら結構な金額になったので、少し物欲を解放してみた。

サハラ砂漠に暮らすトゥアレグ族のシルバーアクセサリーは、確か90年代だったと思うがエルメスが取り上げて以来知られることになった。
エルメスが手がけたものはもはやジュエリーと言って差し支えないかもしれない。

僕はネィティブ・アメリカンのジュエリーにはずっと苦手意識があった。

ターコイズを使ったものなど確かにカッコ

もっとみる
男性が使うジュエリーとアクセサリー

男性が使うジュエリーとアクセサリー

公職に就いていた母が残したアクセサリー類は結構なボリュームだった。

一つずつきちんと見ながら仕分けをして、信用できる質屋で鑑定してもらったが、合計で7万を超える程度でしか引き取ってもらえなかった。

ウチはそんなに裕福ではなかったし、らしかったね…とかえって喜ばしい気持ちになれた。

ほとんどがイミテーションで、しかしその店の若い女性店員さんと気安く話していたら、古いデザインが一周まわって自分が

もっとみる

最近きちんと眠れない。
仕事があるわけではないけど、やることはあるからちょっと困る。
夜中に目が覚めて、 #坂本龍一 がいいのは間奏曲だけと言っていたブラームスを聴く。確かにロマン派とは肌合いの違いがあり夜中に聴くにはいい。その後続けてシェーンベルクを流したけど、違和感なし。