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【前編】馴染みないモノと日常をつなぐお金の話 〜壁もとい減税の話と注目ポイント〜
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6219614
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年11月25日放送より
どうも、大河内薫です。
政治や社会情勢と日常をつなぐお金の話。今回は、103万円の壁について、減税の視点から新たな展開をお伝えします。税制改正大綱での協議が決定し、重要な転換点を迎えようとしているのです。
■「壁」は「減税」という新しい視点
税金の壁と社会保険の壁。この2つはごっちゃにしてはいけないものなのです。国民民主党の動きもあり、103万円の壁に関する議論が活発になってきました。
僕が最近思うのは、この「壁」という言葉は「減税」と頭の中で切り替えてもいいということなわけです。特にオールドメディアでは、減税という言葉があまり使われません。
これには理由があるんです。新聞は財務省から消費税の軽減税率を受けているため、財務省に有利な報道になりがちなのです。減税という言葉を使いすぎると、世論が減税に注目してしまうって感じです。
■基礎控除の大幅アップで実現する減税
今回の103万円の壁を178万円に上げる話。これは単なる壁の話ではなく、基礎控除48万円が123万円になるという減税の話なのです。
税金というのは、収入があっていろいろ引いて、最後に残ったものに税金がかかります。そのいろいろ引くものの金額が増えるということは、つまり減税になるということなのです。
■経済対策としての可能性
実は、この政策については別の可能性もあったんです。経済対策で税制改正大綱をすっ飛ばして、今回の減税が行われるという未来もあったかもしれません。
その場合、年末調整で一気に減税が実施される可能性もあったわけです。結果的には税制改正大綱での協議という形になりましたが、これも大きな一歩前進といえるでしょう。
■財務省との対決に向けた課題
今後は自民党の税制調査会との協議が焦点となります。これはほぼ財務省との戦いになるわけです。
財務省側の武器として予想されるのは、
48万円から123万円という増額の妥当性への疑問
所得税と住民税の取り扱い
高所得者への対応
7.6兆円の税収減への対応
これらの課題をどう乗り越えていくのか、注目が集まります。
■財源論を超えた本質的な議論へ
財源の問題については、そもそも論があるのです。7.6兆円の税収減という数字が出ていますが、これを単純な財源論として議論すべきなのでしょうか。
この点については、財源論の前に話すべきことがあります。このような本質的な議論が必要になってくるわけです。これについては、後編でお話します。
■まとめ
この話を全部聞いて理解すれば、日本で一番詳しい人の一人になれるでしょう。オールドメディアのコメンテーターよりも詳しくなれるということです。
103万円の壁の議論。これは表面的な制度の話ではなく、実質的な減税政策なのです。この視点で捉え直すことで、より本質的な理解が深まるのではないでしょうか。
それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!
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