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2024年やって良かったお金の行動1位「ポイ活」を深堀り【三井住友銀行調べ】
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6335047
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2025年1月9日放送より
どうも、大河内薫です。
2024年のお金に関する出来事の中で、最も「やってよかった」と評価されたのがポイ活でした。三井住友銀行が実施した20代から40代の男女600名を対象とした調査から、今年のお金に関する意識の変化と、その対応策としてのポイ活の広がりが見えてきたわけです。
■2024年最も気になったお金のニュース
三井住友銀行の調査によると、働き盛りの世代が最も注目したお金のニュースの第1位は、食品・日用品の値上げ(44.5%)でした。第2位は新NISA開始と円安の加速が同率(36.5%)という結果になっているのです。
4位以降は最低賃金の過去最高引上げ、新紙幣発行、郵便料金や配送料の値上げ、ふるさと納税の規格厳格化と続いていきます。値上げに関連するニュースが上位を占めているって感じですね。
■2024年、新たに始めたこと/やってよかったこと
2024年に新たに始めたこととして、第1位となったのがポイ活なのです。2位には投資信託(新NISA)、3位には国内旅行が入り、その後にウォーキング・ランニングや副業が続いています。
特に注目すべきは、これらの取り組みの中で「やってよかった」と感じた第1位が、圧倒的な差でポイ活(48.8%)だったということですよ。その後に投資信託、新NISA、ウォーキング・ランニングと続いているわけです。
■行動の背景にある意識の変化
この調査結果から見えてくるのは、人々の行動原理の変化なのです。物価高を強く実感した人々が増えているということですよ。
消費者物価指数という経済学的な指標はありますが、人は自分が可愛いわけですから、目の前の価格がどうなっているかが最も重要なことなのです。2024年は食品・日用品の値上げ、電気・水道・光熱費の値上げが進み、それに円安も加わって、支出増を実感する人が多かったわけです。
■二極化する対応策
物価高への対応には、はっきりとした二極化が見られます。一つはポイ活やウォーキングといった、お金をかけずに始められる対策。もう一つは新NISAや国内旅行のような、投資が必要な対策なのです。
家計診断・相談サービス「オカネコ」の調査によると、2024年は収入が減ったと答えた人が19%、増えたと答えた人が17.4%でした。一方で、支出が増加したと答えた人は41%に上っているのです。これらの数字からも、家計の厳しい状況が見えてくるわけです。
■投資の重要性
この「オカネコ」の調査で興味深いのは、収入増加要因として投資のほうが、転職よりも多かったことなのです。これはまさに、ピケティさんの「資本収益率は経済成長率を上回る(r>g)」という理論に合致する結果となっているわけです。
■まとめ
2024年、物価高という課題に対して、多くの人々がポイ活という形で対応を始めました。ポイ活は否定されるべきものではなく、むしろ行動を起こしたという点で評価されるべきものなのです。
しかし、ここで考えるべきなのは、ポイントは基本的に利回りがゼロであるという点です。今はポイント投資という選択肢もありますが、お金や自分自身は、より高い利回りを生み出す可能性を持っているということですよ。このような視点こそが、2025年に向けての重要なヒントとなるわけです。
それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!
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