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急増する"QRコード詐欺"の仕組みを解説【社会と詐欺師のいたちごっこ】

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6435872
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2025年2月13日放送より

どうも、大河内薫です。

今日のテーマは詐欺についてです。急増するQRコード詐欺の仕組みを解説します。賢明なみなさんは「自分は大丈夫」と思うかもしれません。日々お金の学びを自分から取りに行っているからこそ、そう感じるのです。でも、そういう人こそ聞いてほしい内容なのです。約10倍にまで被害が増加していると言われているQRコード詐欺の実態に迫ります。


■QRコード詐欺の概要

詐欺師と社会は常にいたちごっこなのです。なぜ詐欺師がいなくならないのでしょうか。それは、騙せるからなわけです。騙せなくなれば、詐欺師は職を失い、稼げなくなります。しかし、なくならないということは、永遠に誰かを騙し続けているということなのです。

QRコードは今や生活に欠かせないものになっています。僕の本の中にもQRコードが埋め込まれていて、読み込むとYouTubeに飛ぶような使い方をしています。また、QRコード決済の普及で、その便利さは一気に社会に広がりました。

QRコード詐欺の基本的な仕組みは、QRコードを読み込んだ先に悪魔が潜んでいるというものです。具体的には、

  • フィッシングサイト

  • 巧妙な送金の誘導

  • GoogleプレイやApp Storeを経由しないアプリの直接ダウンロード

といった手口が使われています。

■物理的なQRコードの危険性

信頼している人から発行されているQRコードでも、その先が詐欺サイトの可能性があるのです。例えば、QRコードの物理的な張り替えという手口があります。

よく行くお店のポイント制度で、「このQRコードを読んだら100ポイント差し上げます」というものがあります。店舗側に悪意はないのですが、詐欺師がその上からシールを貼ってQRコードを物理的に張り替えてしまうのです。

また、約半年前には住宅への家賃支払いのお知らせという形でポストインされた詐欺がありました。その地域一帯に、家賃の支払いがオンライン化されたという通知とQRコードが配布されたのです。

■インターネット上での乗っ取り

2023年に学習院大学が発行した大学案内の中のQRコードで、当初は正規の受験生応援サイトに繋がっていたものが、突然詐欺サイトに飛ぶようになった事例があります。これはQRコードの乗っ取りによるものです。

この背景には短縮URLの問題があります。短縮URLサービスは、めちゃくちゃ長いURLを短くしてくれるものですが、リダイレクトの仕組みを悪用されると、本来の目的地とは異なるサイトに飛ばされてしまう可能性があるのです。

■ECサイトを利用した詐欺

最近急増しているのが、ECサイト詐欺からの返金詐欺です。ECサイトそのものが詐欺なので、注文しても商品は送られてきません。その後、在庫がないので返金するというメールが届き、そこについているQRコードを読み取ると送金画面に誘導される仕組みになっているのです。

■詐欺から身を守る対策

最も確実な対策はQRコードを読み取らないことですが、これは現実的ではありません。絶対に読み取らなければならないQRコードがあるからです。

そこで重要になる対策が、

  1. お酒を飲んでいる時にはそういう情報を扱わない

  2. 「ながら」でそういう情報を扱わない

すなわち、集中してその作業だけを行うということなのです。

■まとめ

詐欺師のせいで、残念ながらそんな社会になってしまっているのです。QRコードを読み取る瞬間はあるでしょう。その時に、飛んだ先で公式かどうかを感じ取る、それが全てなのです。

感じ取ったのにもかかわらず公式じゃなかった時には詐欺られてしまいます。その時の感性を研ぎ澄ませておかなければならないのです。だからこそ、お酒を飲んでいる時や「ながら」作業では集中できません。

この話は聞いておくのと聞いておかないのとでは大きな違いがあります。頭の片隅に覚えておいてください。そして大切な人にはシェアしていただけたら嬉しいです。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!


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