【鮭ときのこのグラタン】
~レンチンで作る米粉のホワイトソース
米粉だから、ダマになりにくい~
日が短くなってきました。空気が澄んで夜空が美しく見える季節です。
つい先日、朝5時過ぎに西の空に明るく光る木星と欠けていく月(部分月食)を見ることができました。その日は夕方も月が見れたので、一日に
朝と夜の二回満月が見れました。
さて、今月は旬の鮭を使ったレシピです。
レシピをご紹介くださるのは、
Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。
それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。
【季節のコラム】
9月~11月が旬の鮭。赤い身が特徴的な鮭。
実は白身魚なのですがご存じでしたか?
鮭は川で産まれ、数年かけて海で成長し、また川に戻って産卵するという特徴があります。このような魚は「陸海型(りくかいがた)」と呼ばれるのに対し、同じく川で産まれる鱒(マス)も鮭の仲間ですが、海には行かずに河川に留まることから「陸封型」(りくふうがた)と呼ばれます。
英語では、陸海型を「サーモン」、陸封型を「トラウト」と呼んでいるようです。
つまり「鮭」「マス」「サーモン」「トラウト」などは、
すべて「鮭」の仲間なのです。
そして普段食べているのは、シロサケと言われるもの。シロサケの卵が筋子、筋を丁寧に取り除いて下処理をしたものが、いくらなんだそう。
一般的に「サーモン」と呼ばれるものは「アトランティックサーモン」とも呼ばれています。また「マスノスケ」という品種は「キングサーモン」とも呼ばれており、脂のりがよく、刺身用であれば生食もできるということから、寿司ネタとしても活用されている高級魚です。
生鮭の生臭さを消すには塩とこんにちは料理酒が最適。鮭本来の旨味を引き出し、さらに風味よくしっとりと仕上がります。今回は、米粉のホワイトソースにも隠し味に使いました。酷暑のためか、今年はいつもより鮭が早く終わりそうともいわれています。ほかの食材でも応用が効く米粉のレンチンホワイトソースで秋の味覚を楽しんでください。それでは、また来月。
【鮭ときのこのグラタン】
~レンチンで作る米粉のホワイトソース
米粉だから、ダマになりにくい~
■材料:(4人分)
鮭・・・・2切れ(約200g)
じゃがいも・・・小2個
玉ねぎ・・・小1個
しめじ・・・1/2パック
蓮根・・・・5cmほど(約100g)
とろけるチーズ・・・40g
こんにちは料理酒・・小さじ2
オリーブオイル・・・大さじ1
塩・こしょう・・・少々
牛乳・・・・・450ml
菓子・料理用米粉・・大さじ5
鶏ガラスープ・・・・小さじ1/2
こんにちは料理酒・・小さじ1/2
塩・・・・・・・小さじ1/4
バター・・・・20g
■作り方
レンチンホワイトソースを作る
冷たい牛乳と米粉を泡だて器でよく混ぜ、レンジ600wで2分加熱する。
レンジから出してよく混ぜ、鶏ガラスープ、塩、こんにちは料理酒、バターを入れてさらに2分加熱する。もう一度取り出して泡だて器で混ぜ、
さらに1分半加熱しよく混ぜたらホワイトソースの完成。
(合計5分半加熱する)
2.具の下ごしらえ
鮭に塩をして上からこんにちは料理酒をかけてしばらく置き、キッチンペーパーでふき取ってから1口大に切る。玉ねぎはスライス、しめじは小房に分け、蓮根は皮を剥いて5mmほどに切る。じゃがいもは濡れたままラップにくるんでレンジ600wで4分加熱し、皮を剥いてから一口大にする。
3.焼く
フライパンに2の具材を入れてオリーブオイルで炒め、最後に鮭を皮目から焼いて1のホワイトソースと混ぜる。耐熱皿に入れたらとろけるチーズをのせ、グリル又はオーブントースターで8分焼いたら出来上がり。