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【炊き込みご飯】

~秋の定番、炊き込みご飯の王道です~

昨日、自社田の稲刈りが無事に終わりました。
金木犀の香りが漂い、いよいよ本格的な秋の到来です。
今月は炊き込みご飯のレシピになっています。
行楽時のお弁当にお勧めな「炊き込みご飯」も、こんにちは料理酒を使うと古米でも香りよくふっくら炊くことができます。季節の彩りお野菜と一緒に炊くとご馳走感もアップしますね!
レシピをご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。

<ふくしまごはん歳時記 2024年10月 神無月(かんなづき)>
【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。

■寒露(かんろ) 2024/10/8-10/22
草木に冷たい露が宿り寒さを感じる頃。
■霜降(そうこう) 2024/10/23-11/6
早朝に霜が降りはじめる頃。

【季節のコラム】
 季節は秋真っ只中。9月も残暑がかなり厳しい日々が続きましたが暦の上でもすっかり秋です。
10月は新米の季節。昨年からの猛暑で米の取れ高が気になっていましたが、今年はそこまで悪くないと農家さんからの声を聞き少しほっとして胸をなでおろしたところです。
さて、この季節においしいのが「炊き込みごはん」ではないでしょうか。炊き込みご飯は新米で作るのではなく、前の年の古米をおいしく食べるために昔の人が考えた知恵です。
 古米は新米よりも水分量が少なく、具材を入れて味付けした炊き込みごはんに最適。今回のレシピは定番の「五目炊き込みごはん」ですが、その名の通り具材が5つ入っているのでその名前がつきました。にんじん、ごぼう、油揚げ、干し椎茸、こんにゃくが一般的ですが、我が家はこんにゃくではなくれんこんを入れるのが好きです。塩や醤油をしっかりめにしてそれだけで満足な味に仕上げるのもいいのですが、汁物や他のおかずに合わせて出汁多めで具材の味を感じられる程度の薄味が好みです。
お米に色がつきすぎないようにレシピでは薄口醤油を指定しているものも多くありますが、東北では濃口醤油中心で薄口醤油を置いていないご家庭がほとんどかと思いますので、濃口醤油のみで仕上げてあります。
ぜひ、お試しくださいね。ではまた来月お会いしましょう。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
二十四節気2024 https://fusuihoui.jp/24sekki/2024.html
レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 料理研究家 中村美紀

~秋の定番、炊き込みご飯の王道です~

【炊き込みご飯】

■材料:(3合分、5~6人分)
米 1.5合、もち米 1.5合
干し椎茸1枚、ごぼう50g、油揚げ1/2枚、れんこん40g、にんじん20g
A:調味料…だし汁550ml(干し椎茸を入れて戻したもの)、醤油大さじ2、
こんにちは料理酒大さじ1、出汁醤油又はめんつゆ大さじ1/2、塩小さじ1/3

材料

■作り方

  1. 下ごしらえ
    米を研いで、水気をよく切っておく。土鍋又は炊飯器にお米を入れ、だし汁を入れて20分浸水させる。

水分をきっておく
だし汁を入れて浸水

2.具材を切る
ごぼう、にんじん、油揚げはは千切りにしてから1cmほどに切り、蓮根は皮を剥いて1/4~1/8に切ってスライスする。戻した椎茸もスライスしておく。

具材を切る

3.      炊く
1に調味料を入れて混ぜ、上に具材を乗せて土鍋なら中火~強火で14~15分、カニ穴から蒸気が出て2分程度経ったら火を止める。炊飯器なら炊き込みモードか白米と同じように炊く。
土鍋なら20分、炊飯器ならスイッチが切れて5分ほど蒸らしたら出来上がり。 

調味料を入れる
具材をのせる
火にかける(炊飯する)
強火で14‐15分
蒸らす
完成!

■こんにちは料理酒を使うポイント
・古米をふっくら、しっとり、香りよく炊き上げます。


こんにちは料理酒


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