【松風焼き】
~意外に簡単、人気の定番おせち~
間もなく新しい一年を迎えようとしています。
年末年始のお料理には「こんにちは料理酒」が大活躍。年間で一番出荷量が多いのもこの季節です。料理に旨味成分が加わることはもちろん、保存性を高める効果もありますので、是非いろいろ使ってみてくださいね。
今回は来月投稿予定のお節料理「松風焼き」を少し早めにご紹介いたします。
レシピをご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。
【季節のコラム】
2025年目前、いよいよ年の瀬ですね。 こんにちは料理酒を使い始めてもう20年近くになりますが、ほぼ毎日使っていると言っても良いぐらい、私のお料理には欠かせない相棒となっています。2025年もたくさんお世話になりたいと思います。
さて、昨年に引き続き、今回も我が家で毎年手作りしているおせちのレシピをご紹介します。 メインとなる焼き物が入るのがニの重ですが、我が家の子供たちが大好きなのがローストビーフとこちら松風焼き。 鶏ひき肉を使ってつくねを作り、型に詰めて焼くだけの簡単料理ですが、飽きがこなくて毎年変わらず作っています。 おせち料理の縁起物の一つで、表面にだけケシの実をまぶし、裏には何もない状態のものであることから「裏のない、隠し事のない正直な生き方ができるように」という意味が込められているのだそうです。
正式にはケシの実をまぶすのですが、いつも使っている白ごまを使うのが私流です。 ぜひ試してみて。
2025年も皆様に大きな幸せが訪れますように。
どうぞ良いお年をお過ごしください。
~意外に簡単、人気の定番おせち~
【松風焼き】
■材料:(13×19cmのホーロー容器1台分)
鶏ももひき肉600g、米粉又は薄力粉大さじ1、白ごま大さじ2
A:(醤油・きび砂糖・こんにちは料理酒各大さじ1、しょうが汁小さじ2、
味噌小さじ1)
B:(醤油・きび砂糖各大さじ1、みりん大さじ1/2、こんにちは料理酒小さじ1)
■作り方
下ごしらえ
鶏ひき肉、米粉、Aをボウルに入れ、粘り気が出るまでよく捏ねる。
2.焼く
バットにオーブンシートをしき、1を入れて平らにする。230度に余熱したオーブン上段で17分焼き、粗熱がとれるまで10分ほど置く。
3.盛りつける
Bを小鍋に入れ、少し煮詰めてとろみがついたら焼きあがった2に塗り、しろごまをぎっしりのせる。食べやすい大きさに切り、盛り付ける。