42歳おめでとう☆生まれ変わっておめでとう🌞
◇
ひこの(以下 ひ)「ふみさん、おはようございます!」
ふみ「うん。おはよう」
ひ「ぶっはぁー」
ふみ「よく寝てたな」
ひ「え?あれ…???寝てた…んですかわたし」
ふみ「うーん、寝てたっていうか気絶してたよね」
ひ「っあー、ですよね!」
ひ「だってほら、なんか電気つけっぱなしで布団も引かずに寝ちゃってたっぽい風景なんですよねこれ…。いまなんじ?夜の9時…、かあ…。どうやらばたっと寝落ちしたところからいま目が覚めた?のかな??と」
ふみ「うん。だからどっちかっていうと気絶かな、と」
ひ「あっれー?なぜこんなことに」
ふみ「よくあるの?こういうこと」
ひ「???(ちょいと混乱)いえ、ないですねえ」
ひ「わたし、いろんな用事を済ませて、よっしゃやっとこ文章書くぞ~と思ってたんですけど」
ふみ「うん。なんかごそごそやってたな」
ふみ「俺を持ち上げて(文机をいい位置に移動させて)文豪スイッチスタンバイON☆ってやってんなーと思ってたら」
ひ「はい。すんげえ眠気に襲われまして」
ふみ「あとなんかぱくぱくやってたな」
ひ「はい。パン食ってました。比喩でなく、正にパン食ってましたわたし」
ふみ「うん。正真正銘、パン食ってたね君は」
ひ「はい。あ~あ、またやっちまった~」
ふみ「そしていまも正に眠気が来ている」
ひ「はい。まあ言うても深夜2時ですしねえ」
ふみ「うーん、そういうこと…、なのかな?」
ひ「?」
ふみ「ほら、あれ。前にまっさみっちさーん☆がおしえてくれたじゃん」
ひ「えーと…」
ふみ「ほれほれ。『名前の生まれ変わり』セッションでさ~」
ひ「…あ!」
ひ「あー。あそこに書いてあったねえ」
ふみ「うん。書いてあったな」
ひ「えーと、たしか…(ごそごそ)」
ひ「あー、なんかこのへんのことが起きているのかな?」
ふみ「うん、そうかもなあ」
ひ「なぞの気絶、からの覚醒」
ふみ「を、繰り返し体験していくらしいぜ」
ひ「そして能天気なほど元気で明るいモードと墜落気分堪能モード」
ふみ「まわりからすると君のアップダウンは情緒不安定で心配されがちな現象なわけだけど」
ひ「まあ、正直なところわたし本人もしんどく感じてきましたからねえ」
ふみ「でも名刺に書いてあるからなあ」
ひ「しかもafter・本来のわたしですもんねえ」
ふみ「気絶と覚醒、ぱっぱらぱーな明るさと墜落どん底じめじめモードの繰り返しがありきの人生なわけだ」
ひ「はい。どうやらそのようです」
ふみ「いまどんな気持ち?」
ひ「はあ、そうですねえ…」
ひ「墜落気分を堪能できる人って…、」
ひ「あの呪詛吐きまくりの状態がまっさみっちさーん☆の手にかかるとなんか特技?得意事項になってるんですけど??
じゃあ墜落堪能能力を堪能しなきゃもったいないじゃーん☆ひゃっほう(°▽°)♪」
ひ「ってなってますね」
ふみ「すげえな。君が今後もネガティブとぐろぐるぐる管を巻くうだうだモードに陥ることは変わっていないのに、その捉え方が変わったってことか。まさみちおそるべし」
ひ「はい。だから今はもう、気分の上下に振り回されることに対して前ほどしんどくならないし」
ひ「まわりから指摘されたり心配されても"情けないなあ"とか"申し訳ないなあ"とかあんまり思わなくなって」
ひ「どんでん楽(らくぅ~)になりました」
ふみ「へえ~、そいつはよかった」
ひ「状況は変わってないのに、なんだか不思議でどんでんおもっしろ~い☆です」
ふみ「あのさ」
ひ「はい」
ふみ「さっきから気になってたんだけど…」
ふみ「どんでんって大阪弁でどうゆう意味なの?」
ひ「ああ、どんでんってのは"とても"とか"very"とかって意味合いで遣ってて…」
ふみ「うんうん」
ひ「まあ大阪弁でいうと"めっちゃ"とか"ものごっつ"とかですかね」
ふみ「え、じゃあどんでんは大阪弁じゃねえってこと…?」
ひ「はあ、たぶん。大阪弁全面に出してしゃべってるひとがどんでんを遣ってるのは見たことないです」
ふみ「……はぁ (ためいき)」
ひ「・・・(°▽°)?」
ふみ「なあぁんだよ~! 大阪弁なのかと思って大阪弁ネイティブ話者に丁重に意味をお伺いしてみたのに!!なんか俺めっちゃ損した気分じゃねえかぁっ」
ひ「あ、それ。ふみさんすでに"めっちゃ"を遣いこなしてます。さすが後天的大阪人類希望の星☆」
ふみ「えっ…。え、あ…、そうなの?俺いまめっちゃナチュラルに大阪弁つかっちゃってるぅ~、みたいな?」
ひ「はい。大阪人類滅亡・破竹の勢いで大阪弁をマスターしつつあります」
ひ「これは…、生来大阪人類としてわたしもうかうかしていられなくなってきましたよ」
ふみ「えっ、えっマジで!?…✨(((((°▽°))))無ときめきっ✨」
ひ「わあ、どんでんに続いて無ときめきっも採用していただけるなんて」
ひ「ひこの語が勝手に蔓延り(はびこり)つつありますねえ」
ひ「うれしいなあ」
ふみ「俺も…、なんやしらんけどいまものごっつええ感じやわ」
ひ「おぉ…、またまた飛躍的に新たな単語を遣いこなされて…!(涙ぐむ)」
ふみ「なに泣いてんだよ~、いちいち大げさ…やっちゅうねん☆(ふみ、合わせてツッコミの動作も駆使)」
ひ「……!」(おどろきのよろこび)
ひ「にへへへへ」
ふみ「ひひひ」
(ひ・ふみ、 にっこり笑う)
◇
ふみ「あ」
ひ「?」
ふみ「そういえば、今日はおまえの誕生日なんだよな。おめでとう」
ひ「わあ、ありがとうございますふみさん」
ひ「ふみさんが彦乃の生誕42周年言祝ぎ(ことほぎ)三人めです!」
ふみ「え、俺三人めなんだ」
ひ「はい。一人めはにんげんの友達で」
ひ「二人めは真夜中に部屋に舞い込んできたかまきりさんで」
ひ「三人めがふみさんです」
ふみ「にんげん、むし、つくえ…」
ひ「にへへへへ」
ふみ「…うん。うん、おめでとう」
ひ「ありがとうございます!」
◇
ふみ「で、だ」
ひ「はい」
ふみ「えーと、前回はまったくはなしが進まなかったわけなんだけど」
ひ「ああ、あれはたしかに驚きの進展のなさでしたね」
ふみ「うん」
ふみ「……」
ひ「(°▽°)🌱」
ふみ「…まあいっか~、俺らはこんなかんじで」
ひ「はい。ふみさんさえよろしければ、こんなかんじで」
ふみ「うん。そんじゃあこんなかんじで」
ひ「はい。それではこんなかんじで♪」
ひ・ふみ『こんなかんじで、よろしくお願いいたします』
◇
ひ「よろしくお願い…してもらえたでしょうか?みなさんに」
ふみ「うん、そいつは確認してみないことにはわからない」
ひ「未来は決まっていない、ですもんね」
ふみ「そうそう。まだ決まっていない、予測不能な彦乃の人生を面白がって生きていく」
ひ「はい。それがわたしたち」
ひこのとふみさん
ひとふみ
ひふみ
劇をつくるふたり
『ひとふみひふみ』
なのです☆
ひ・ふみ『みなさまひとつ、ひとふみひふみをよろしくお願いいたします!』
(ひ・ふみ、にっこり笑顔で手を振っている)
〈つ・づ・く☆〉