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在宅ワーカーかつラジオリスナーが、毎日走れる理由

リモートワーク生活というのは行動範囲が狭い。
基本「デスク→冷蔵庫→トイレ」の半径3メートル圏内くらいだろう。
1000歩にすら満たない日も珍しくない。
そんな生活が続くと、集中力は切れやすくなるし、身体もなんだかダルい。
頭では「運動しなきゃなぁ」と思うのに、温かい部屋のソファーやベットの誘惑には勝てない。

そんな僕には、長年の趣味がある。それはラジオを聴くことだ。
オールナイトニッポンやTBSラジオなどの芸人ラジオが大好きで、仕事中にも流していた。
でも、これが意外と「ながら聴き」には向かない。
仕事に集中するとラジオの内容が頭に入らないし、逆にラジオに聞き入ると作業が止まる。要するに、どっちつかずの非効率な時間を過ごしていた。

「ラジオを聴きたい」が走る理由に

ある日、仕事の合間に気晴らしをしようと、ラジオを聴きながら散歩に出てみた。
これが驚くほど心地よかった。
歩いている間はスマホを触ることもなく、ラジオに集中できる。
こうして「外でラジオを聴く」という習慣が生まれたのだ。

また散歩だけではなく、走ってみることにした。
そうすると、運動が義務ではなく、ラジオを楽しむための「副産物」に変わった。

習慣化のプロセス

最初は気まぐれだった散歩も、今では毎日30分走ることが習慣になっている。
そのきっかけとなったのは、ラジオを軸にしたシンプルな工夫だった。
ここでは、走る習慣を作るための3つのステップを紹介する。

フェーズ1: 5分散歩 × お笑いラジオ

最初の目標は、「とにかく外に出る」こと。
お気に入りのラジオ番組を聴く時間を「散歩タイム」と決めた。
始めの数日は、短い距離でも「外でラジオを聴く」という新鮮さが楽しく、続けやすかった。

フェーズ2: 走るための「着替え」を儀式化

次に意識したのは「スタートのハードルを下げる」こと。
ランニング用のウェアや靴を、すぐに手に取れる場所に置き、着替えることを「走るスイッチ」に変えた。
初めは「5分だけ走る」でもいいし、もはや走らなくてもいい。
とにかく外に出るなら、着替えることだけは徹底した。
そうした小さなステップを重ねていくうちに「わざわざ着替えたなら走るか」と自然と思えるようになる。

フェーズ3: 「キリがいいところまで聴く」という自然な30分走

好きなラジオ番組があれば、その世界に没頭したいと思うもの。
「どうせなら、キリのいいところまで聴きながら走ろう」と考えるようになった。
タイムや距離にこだわらず、番組のコーナーが切り替わるタイミングやエンディングまでを目安にしていると、不思議と「あと少しだけ走ろう」という気持ちになれる。

さらに、フェーズ2でランニング用のウェアに着替える「儀式」を取り入れているおかげで、「せっかく着替えたんだから、もう少し頑張ろう」と自然にやる気が出る。
途中で疲れたら歩いてもいいし、走らなくてもいい日もある。
でもラジオの楽しさに引っ張られ、「結局30分くらい走ってたな」という日が増えていった。

こうして、ラジオを聴く時間がそのまま運動時間に置き換わり、気づけば無理なく30分走る習慣が身についていた。

走ることへの抵抗感をなくす

この習慣のカギは、「走らなきゃいけない」という義務感を捨てたことだ。運動そのものを目的にすると、どうしても気が重くなる。
でも、「ラジオを楽しむために外に出る」と考えると、不思議とハードルが下がる。

最後に

運動アプリやジムの会員登録がなくても、ラジオさえあれば、それが毎日走る理由になる。
特に僕は週10番組くらい聴いてるので、そうでもしないと消化しきれないというのもの大きい。笑
科学的な話は抜きにしても、外に出て走るだけで脳が「ニヤリ」とするような心地よさを感じる。

ラジオは、運動を促すトリガーでありながら、運動自体を楽しい副産物に変えてくれる。
もし「運動しなきゃなぁ」と思いながらも腰が重いなら、ぜひスマホに入っているラジオアプリを片手に外に出てみてほしい。

意外なほど気持ちよさに驚くかもしれないし、その感覚が明日も走るモチベーションになるだろう。「ラジオを聴くために外に出る」という新しい習慣が、きっとあなたの毎日を変えてくれるはずだ。

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オヌ
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