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雑草の生えない田んぼの作り方。21年間、無農薬・無除草でおいしいお米。

割引あり


山下式糖蜜除草法についての記事です。

この記事では、父が独自に考え出した農法と、その基本となる考え方を紹介します。
安心安全かつ安価な稲作法であり、何より雑草が生えません。

はじめて稲作を試みる人が、無農薬・無化学肥料で、雑草の生えない田んぼを作ることができます。

この農法は科学的に試験場などで証明されてはいませんが、
狭いながらも8畝の田んぼで21年間の実績があります。
また韓国をはじめ国内外で紹介してきていますので、
同様の農法を実践している方もすでにおられます。

実践している地域の一つに兵庫県豊岡市の「コウノトリの里」と呼ばれる地区があります。

その地域の取り組みを取り上げた「コウノトリ、再び」(小野泰浩、久保嶋江実 著 エクスナレッジ刊、絶版)という本をご存知でしょうか。

豊岡市では、2005年にコウノトリが放鳥され、1971年以来再び日本にコウノトリが羽ばたきました。コウノトリと共生するために地域の人が取り組んだ無農薬の米作りとそれに関わった人々の記録がこの本です。この地区では現在「コウノトリ育む農法」と称される米作りが行われています。この農法は前述の本の中で「救いの神」と呼ばれた、ある人物が伝えたものが元になっています。その部分を書き出してみます。

<引用開始>

「もうダメだ、と壁にぶつかったとき、不思議と救いの神が現れるんです。助けられて壁をよじ登る。そんなことの繰り返しです。」
 そして、この2005(平成十七)年からは、米ぬかを使った除草に加え、砂糖を作る過程でできる副産物「糖蜜」を利用した糖蜜発酵液(EM糖蜜活性液)を田植えのあとに流し込むという方法も取り入れていたが、これもまさにそんな救いの神がもたらしたものだった。
 この方法を紹介したのは福岡の塾の教師、山下寛治(やましたかんじ)。2004(平成十六)年秋に放送されたNHKでの番組で豊岡の農家が除草に悩む様子を知ったという。山下は自家用の米を無農薬栽培で育てており、自らも除草に苦労した経験があった。様々な試行錯誤の中で、除草剤の代わりに糖蜜を田んぼに流し込んだところ雑草を押さえることに成功、同じように苦労する豊岡の人々の役に立てれば、と、その情報を西村に伝えたのだ。
(「コウノトリ、再び」230ページより抜粋、太字は筆者)

<引用終了>

この「救いの神」は、私の父です。「お困りなら」と自分から電話を懸け、無償で教えに行きました。そのことを紹介してくれています。

ところが、残念なことにこの記述には、著者が一次情報に触れず、伝聞に基づいて書かれているためでしょうか、大小いくつかの誤りがあります。

まずは、小さな誤り。
名前の読みが違っています。たまにありますよね。

「寛治」は「ひろはる」と読みます。「かんじ」ではありません。

もう一つは、とても大きな誤りです。
それは「自らも除草に苦労した経験があった」という部分です。

父は、
除草で苦労したことは一度もなく、試行錯誤をしたことは一度もない
のです。

なぜなら、
経験なしに無農薬の米作りを始めた「最初の2001年から無除草に成功」しました。

ですから、
「除草に苦労する」=「試行錯誤する」ような時間自体が存在しません。

はじめから苦労すること無く、楽しんで米作りを始め、87歳になる2021までの21年間、米作りを続けてきました。

そういう意味で「『同じように苦労する』豊岡の人々の役に立ちたい」から伝えたのではありません。自らの見出した「苦労なしにできる方法」を全くの「善意」から伝えただけです。

もう一点、誤解を招く点があります。

コウノトリ育む農法では、「米糠による除草」を併用していますが、
ここで紹介する父の農法は、独立して成立します。

つまり、米糠除草は山下式では不要です。

以下は有料となりますが、必要な情報は全て記載しています。
(別記事やセミナー参加しなければすべてがわからない、などということはありません。)ただし、インターネットで検索すればわかることは省いてあります。

以下に注意点があります。
必ず確認して、ご理解、同意いただける方のみ購入ください。

1)EMを使います。(嫌いな方は読まないことをおすすめします。)
2)平地の住宅も周囲にある水回りの良い田んぼで実践されました。
  (天水田ではありません。)
3)育苗、田植え、稲刈りは知人に依頼しました。
4)田植えから稲刈りまで田んぼに足を入れることはありません。
5)農薬および化学肥料は一切使いません。
6)2001年は1反あたり600kg程度(籾)の収穫がありました。
7)21年間のうち1年だけ草が生えた年があります。
  (米の出来に影響はありませんでした。)
8)他人の目を気にする方や「自分で考えない方」には向きません。
9)科学的な裏付けはありません。
  (農業試験場などの研究はありません。)
10)農法について他人に訊かれたら「山下式糖蜜除草」と答えてください。購入すれば自分のものだと考える方は購入をご遠慮ください。

重ねてになりますが、上記の内容に同意・了承される方のみご購入ください。

ただし、この記事は、あくまで私の父が21年間行った農法を記録するとともに紹介するものであり、成功を「保証」するものではありません。
成功するか否かは、この極めて単純で労力の少ない農法を「理解」し、
実施するあなた自身にかかっています。

概要
1)方法
2)考え方
3)収穫の量と質
4)害虫対策
5)施肥について
6)農法発見までの経緯
7)雑草を防げなかった年について
8)活性液の作り方
9)大切なことと希望
10)最後に
付録「糖蜜除草」

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