【不調別入浴法】③肩こり・腰痛
こんにちは。
少し寒さもやわらいで、日もだんだんと長くなってきましたね。
みなさま、風邪など召されずお元気になさっていますか?
花粉症や風邪に煩わされる時季はもうしばらく続くかと思いますので、前回までの記事がお役に立てれば幸いです。
前回までの記事はこちら。
今回は肩こり・腰痛が辛い時の入浴法をお届けいたします。
肩こりのとき
コリをほぐすには、血行をよくすることと、筋肉を柔らかくすることが大切なのですが、これを同時に叶えられるのがお風呂です。
身体の芯まで温めて血行とリンパの流れをよくするために、ぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。
40℃のお湯に10〜15分つかるのがオススメ。
湯船の水圧がマッサージに近い役割を果たしてくれますので、肩までしっかり浸かる全身浴が更に効果的です。
湯船の中では浮力と温熱効果で身体が軽くなり、筋肉が弛んでコリで重い箇所が動かしやすくなりますので、腕や首を回したり伸ばしたり、ストレッチしながら浸かってみてください。
汗がじんわり出てきたら芯まで温まっているサインです。
コリが酷くてほぐれ足りない場合は、45℃ぐらいの熱いシャワーを凝っている部分に勢いよくかけるとスッキリしますよ。
Onsen*の入浴アプリを使うのが非常にオススメです。
湯船に浸かる時間とマッサージのやり方を音声とタイマーで全て教えてくれます。
「肩から腕にかけてほぐす」や「肩甲骨から腕にかけてほぐす」など、細かいお悩みにも対応してくれる部位別コースがたくさんあります。
肩や腰などの身体の部位別だけでなく、お仕事別のマッサージ入浴コースもあります。
Onsen *アプリの入浴レシピは医師と理学療法士が監修しています。
現在、期間限定で無料公開中ですので、この機会にお試し頂いて、お疲れを癒して頂けたら嬉しいです。
腰痛のとき
腰痛も肩こりと同じように温めてほぐすのが良さそうな気がしませんか?
ところが温めると悪化する場合があるんです。
ぎっくり腰など、何かの動作で傷めてしまった場合の腰痛はコリではなく炎症からくる痛みなので、温めると悪化してしまいます。
腰を傷めてしまった初期は逆に冷やさなければなりません。
湯船に浸かるのは控えてシャワーで済ませ、冷感タイプの湿布を貼るなど、まずは炎症を抑えることが大切です。
一般的には2〜3日で炎症による痛みは引いてきますので、それまではシャワーのみがベターです。
立ちっぱなし・座りっぱなしが原因の腰痛、生理前・生理中の腰痛は湯船で温まるのがオススメ。
浸かり方は肩こりのときと同じく、ぬるめ40℃に10〜15分です。
湯船に浸かりながら腰痛のツボを刺激すると更に効果的です。
図にあるツボを正確にご自身で押すのは難しいので、親指の腹がだいたいこれらのツボがあるあたりに当たるようにして両手を腰に当てた状態で、腰を左右に捻るとツボが刺激されます。
正座しながら腰を捻ると背中にかかる負担が減ります。
膝裏から足首あたりにも腰痛に効果的なツボが集中しています。
お風呂に浸かりながら膝裏からふくらはぎを揉めば、腰痛から引き起こされる下肢の張りにも効果があるので一石二鳥です。
先ほどご紹介したOnsen*の入浴アプリにも腰のマッサージ入浴レシピがありますので、ぜひお試しください。
寒い時期は身体が凝りやすく、筋肉も硬くなって傷めやすいので、みなさまが日頃から湯船に浸かって心身のトラブルを回避できることを願っております。
löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)勤務。
https://twitter.com/loylyg
https://instagram.com/loyly_girl
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