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「1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術」(山本憲明著、フォレスト出版)
週の始まり、月曜日。
仕事のモチベが上がる本(?)をご紹介。
※Amazonのアソシエイトとして、本記事は適格販売により収入を得ています。
1日の仕事を3時間で終わらせるという夢のような本です。前に、16時間労働だったのが、3~4時間に減ったそうです。うらやましいです。
私は自営業なのですが、一人で、作業している時間も結構多く、ダラダラと仕事をしてしまう傾向があります。
結論としては、1日の仕事を3時間で終わらせることはできませんでした。ただ、たぶん数時間くらい早く終わらせることができるようになった気がします。
今後は、1日の仕事を3時間で終わらせられるようにしていきたいなと思います。
最初のほうに総論的な考え方があり、いろんな人に参考になる考え方だと思いますので、ご紹介します。
1 時間はお金よりもずっと大切な「人生の資産」である
「時間とお金」どっちが大事かと聞かれたら、著者は圧倒的に「時間」といいます。
「お金」は投資により増やすことができますが、時間は、投資しても、実際の時間が増えることはありません。
お金は失っても取り戻せますが、過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。
極端ですが、お金はゼロになっても生きていけますが、時間が無くなったら人生終わりです。
仕事に費やしている時間をなるべくたくさん手放して、今よりも良質な人生を送ろうと著者は言います。
2 仕事やお金に縛られる時間を「いかに減らすか」を考える
「働かなければならない」という考えに縛られすぎだと著者は言います。
全員が全員で横並びで、努力したり、仕事やお金の見栄に縛られることはやめた方がいいのではないかといいます。
もし自分が「仕事やお金に縛られているな」と感じたら、いったん仕事やお金から離れてみる。
今後は、一生懸命に働かなくても生きていくことができる時代になっていくのだから、そのことを意識して今から準備をしていこうといいます。
3 働く理由は、「お金で時間を買うため」と考える
仕事を時給感覚で考えてしまう人が多いです。
しかし、著者は考え方を180度転換して、「時間を使ってお金を得る」のではなく、「お金を使って時間を得る」と考えようと説きます。
例えば、「お金で健康を買う」、「自分がやらなくてもいい仕事はできるだけ他人にやってもらう(事務員・外注先)」などです。
「お金を得るために自分の時間を差し出す」という生き方を変えていこうと著者は言います。
4 近い将来「働くこと」が求められなくなる時代がやってくる
著者は、これからは「働かなくてもいい時代」がやってくる、といいます。
資本家に労働者が搾取されるのが資本主義だと言います。
そのダメージを回避するためには、搾取する側に回るか、「なるべく働かないようにする」のどちらかと、言います。
また、今後は、機械化が進み、人間が働く必要性は減ると言います。この本は、2019年の本ですが、今ではAIが発達しています。
仕事は機械やAIがやるようになります。
誰もが、最低限の時間の労働で生きていけるようになった時、重要になるのは「余剰時間で何をするか?」であるといいます。
「働かなくても生きていける時代」を見据えて、「自分が本当にやりたいことは何か」を考え、それに向けて準備していくことにしようといいます。
5 労働時間を今の2割に設定し、実現に向けて動き出す
「労働時間を今の2割にする」というのは極端な目標かもしれません。
この点、会社にお勤めの方は、例えば「8時間労働」とか決められており、実際に2割に減らすのは難しいのではないか思います。
ただ、著者は実質的な労働時間は、8時間の中でそれほど長くないはずと言います。実質労働時間は2~3時間であとはダラダラ仕事をしているのなら、工夫の余地はあるはずで、この構造を変えるべきだと著者は言います。耳が痛い・・・
その日にやるべき仕事は、朝の2時間で済ませてしまう。そんな気概が必要だといいます。
朝の2時間を「がんばるタイム」と決めて、全速力でその仕事を終わらせるスタートダッシュを決める。実際終わるかどうかではなく、その気概が大事なんだろうな。
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今よりも良質な人生を送るために、「やらなければならない仕事」の思い込みを取り除き、仕事(=お金)に費やしている時間(=命)をなるべくたくさん手放そう、そんな感じです。
そんなわけで、早く仕事終わらせよっとスタートダッシュを決めて、「今日一日を最高の一日に」