【アプリマーケ】各ファネルで考える
こんにちは、Arteryex CMOの小野澤です。今回はアプリマーケティングで成果を出す上で基本的な考え方をご紹介します。
シンプルに「各ファネル毎に提供すべき情報を整理しよう」という話なのですが、大きい会社になればなるほどファネル毎に部署が分かれているなど、これが結構困難。
しかしながら全体を通じて一貫した情報提供・目的に応じた施策を行わなければ当然成果もついてこないというジレンマに陥りますよね。
ただ、ここは各人が「前のファネルからどういう状態で顧客が送られてきているのか」と「次にどういう状態で渡せればいいのか」を意識するだけでガラッと変えられる部分でもあると思います。
あとは管理職の人やより上流の人がここを抑えて各チームにインプットできるといいでしょう!
それでは解説していきます。
アプリマーケにおけるファネルにおいて考えるべきこと
さて、冒頭でもお話しましたがマーケにおいて基本なのはファネルにおいて必要な情報を整理すること。
インストール数をKPIとされている部署が何も考えずCPI下げまくりの施策を打っても、次のファネルでやってほしいことをしてくれないユーザーが集まってきてしまう。。。などを防ぐのが重要となります。
最終ゴールに向かって、このファネルでは何をすべきか?と考えるべきでしょう。
一般的なファネル一覧
一般的に考えるべきとされているファネルは以下の通りでしょうか
インプレッション
各アプリストア
会員登録などの顧客化
会員登録後に最初にやってほしいこと
売上
それぞれ軽く意識すべきことを記載しておきます。
インプレッション
ここではターゲットとする顧客にどれだけリーチできているか、という観点で施策を実施します。
売上などの最終目標を起こすユーザーを分析し、誰にどういった情報を提供できるといいのか?を考えられるといいでしょう。
アプリのベネフィットを訴求すべきなのか、機能を訴求すべきなのかなどその後のファネルにおける遷移率をテストしながら実施します。
各アプリストア
続いて最も重要といっても過言ではない場所、ストア。
ここはすべてのユーザーが通過する必要のあるポイントです。
ストアでは以下にシームレスに、インプレッションから流れてきた人をインストールまでもっていくかが論点。
インストールするかどうか検討するのに必要な材料を設置してあげることと不安や懸念点を以下に消せるかがポイントとなるでしょう。
会員登録
続いて会員登録などのファネル。初期体験というところになると思うのですが、会員登録するまでに必要な情報はなにか?という点をストアで提供している情報を踏まえながら考えていきます。
会員登録にネガティブな感情を持ちそうな人に対して丁寧な情報提供および利用後のベネフィットの最大化を狙えるといいでしょう。
目標行動
次に、まず最初に起こして欲しい行動についての具体的な情報を提供していきましょう。
強制的なチュートリアル導線を作ってあげることや、わかりやすいチュートリアルなどができることとなります。
ここまで丁寧に情報提供しても、さて何しようか?となってしまうのがユーザーです。できるだけ初期体験のステップを少なくして、会員登録後素早く行動を起こしてもらえるか?の見せどころでしょう!
売上
最後に売上などの最終目標時に必要な情報提供。
アプリ内での体験を最大化させつつ、最後に必要な情報を提供していきましょう。
もちろんベネフィットや課金等をしてもらったうえで提供できる対価などを訴求しつつ、しないとどうなるか?などもうまく盛り込んでユーザーとコミュニケーションをとっていきます。
そして重要なポイント
ここまで各ファネルにおいての情報提供という文脈で話してきましたが、最も重要なのは全体で考えるということ。
ストアのところだけ頑張っていても成果が出ないなどはよくある話なので、各ファネルにおいてユーザーにどう思ってもらえるのが理想なのか?ということを1枚の絵で全体把握できる状態で整理していきましょう。
PMの力の見せどころになると思います。
まとめ
ということで今回は各ファネルにおいての情報整理についてご紹介しました。
いかがでしょう、今あなたは最終的な目標に向かって各ファネルでどのような情報提供をし、ユーザーがどうなっているのか?を説明できるでしょうか。
僕も書きながら、今一度整理した方が良いなと思ってきたので、各チームを集合して見直そうと思います!