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瞬考

1章を読んで

・ノウハウコレクターと言われがちな読書家
・自分も行動せずにこのままでいいのかな?と不安視
・何かしないとと一歩踏み出そうとしても一歩目がでない

安心して欲しい。やっぱり読書家は最強である。その回答が得られた。「仮説がわくからハードルが下がり行動につながる」

例えばあなたが電子レンジを前に呆然と立ち尽くしている。「これはどうやって操作するんだ?」→「説明書を読み、動画検索をして情報を集めてみよう(データ収集)」→「このボタンを押すことで〇〇ができるのか、じゃあこうしたらどうなるだろう?(仮説)」→「ピッ!ウィーンと動き出すもピピピ!なんだ?(検証)」→「エラーが起こってしまったか、こういう時はどうしたらいいんだろう」

今では使いこなしている電子レンジも高機能であればわからないことだらけであり、せっかく2万円もしたのに使いこなしているのは「あたためる」ボタンではないだろうか?

これが仮説をたててやってみる。だったが、そもそも仮説が湧く理由とはなんだろうか。

そこには電子レンジを知っているということであり、どういう機能でどんなことをになってくれるのか、あたため、オーブンなどの違い、接続方法などどうしたらいいのかが多少なりとも知識として知っているから仮説を立てて「こうしてみよう」が生まれる。

しかし「こうしてみよう」にも情報がないのであれば全く進まなくなってしまう。せっかくレンジの使い方をマスターしても「どんな食材を温められるのか」「料理が爆発するなんてことあるんだ。」と全く予想だにしないことが起こって失敗する。

これも電子レンジの仕組みをさらに深めれば避けられたことである。

仮説本、つまり料理本だけをみて電子レンジにかければ手抜きで美味しく作れるが、いざ自分の仮説で作ってみるとこれが失敗する。そもそも爆発するから気をつけてなんて料理本に載っていないし、危険なものはレシピに乗ることはない。

ではどうやって気づくのか。知らずにやってしまうという行為だ。例えば卵をあたためると爆発すると知らなければ爆発させて後悔する。この時に「あ、卵って爆発するんだ」で終わるのか、「どういう原理で爆発するんだろう」「電子レンジの機能ってどういう仕組みであたためるのだろう」と調査することができれば卵以外での失敗がなくなるだろう。

このように知っているから行動につながる。仮説を立てられるのもどれだけインプットができているか。と著者は言っている。

”1を聞いて10を知る”→電子レンジで卵が爆発するぞと聞いた→じゃあ他には?どんな仕組みで?などこのように→”1を聞いて10を調べる”がもっとも思いつくにつながるものである。

きっかけはなんでもいい。これを聞いた時点で「調べるものを1個増やしてみよう」「疑問に思えないから疑問に思う方法を調べてみよう」と1歩前に進めるかどうかが昨日の自分と比較して「あの人はよくそんなこと思いつくなぁ」ということになる。

”思いつける”人になりたい人にとっては気づきになる1冊である。

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