サイコロジー・オブ・マネー一生お金に困らない「富」のマインドセット(1)
読んでほしい人のタイプ
●投資をはじめる人
●日常的にお金を使ってしまう人
●お金に対する考え方を変えたい人
●ウォーレンバフェットを知り始めた人
上記に一つでも当てはまるなら、ぜひ『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』を読み強靭な心を持ちませんか?
本書を読んだ後のメリット
本書は行動心理についても言及されており、人の心とはどのようにして動くのか、どうしてそんなありえないことをしてしまうのかを「お金」というもっとも人を変えやすい魔法を題材に紹介している。
そんなテーマからは想像もできないほど職場、家庭での考え方が変わり始めました。本記事で紹介する「足るを知る」はまさに全ての出来事に共通する考え方であり、キャンプ沼にハマり、100万円近く道具を買い続けていた私の手を止めてくれた話しでもあります。
趣味を制限する必要はありませんが、考え方を一新することで、お金に対する考え方が変わり、使い方、ため方、投資をより可能なものにします。
本の要約
本書に記された中から3つを抜粋
1.おかしな人は誰もいない
投資という言葉を聞いて怖いと判断する気持ち。これは正しい判断だ。しかし、お金を知ることと、投資を知ることは料理と野球くらい覚えることが違う。
そもそもお金という数字や物理に思えるものも、投資ということも人の感情で成り立っていることはいうまでもないだろう。しかし、人の心とはなぜこうまでして不合理なのかを明確にする出来事が乗っている。
”消費者金融調査の50年間分のデータを分析した。理論上は、「人々は、それぞれの経済的な目標や投資対象の特徴を加味して投資判断を行っているはずだ」と考えられた。しかし、実際にはそうではなかった。分析の結果、人々の生涯にわたる投資判断は、その人がどの時代に経験したこと、特に成人してまもない頃の経験に大きく左右されることが明らかになったのである。P,28”
現代ではYouTubeやSNSなどで長期投資、株投資をうたうことも多いが、親の世代では「あたりまえ」ではなかったことに対して、失敗している例、世界の情勢の変化をまじまじとみてきた、体験してきたからこそ「やめておきなさい」
という言葉が出てくるのも頷けるだろう。
世界的に有名な投資家ウォーレンバフェットでさえ、稼げるようになったのは60代半ばであり、それまでは無名の投資家だった。ウォーレンバフェットはこのように述べている。「投資とはよい株をよい時期に買い、それがよい企業である限り持ち続けることです。」
人間の心理に騙されず、左右されない心の持ち方を持つことで揺るぎない核心につながるのだ。