何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーションをあげる方法を教えてください・・・
夏休みの宿題が残り3日だったとしても終わらせたことがない。締め切り効果がでることには膨大な量の宿題を前にただただ挫折して、逃げて、おこられてきた。
当然大人になっても期限に間に合わないことが続き、信頼に関わってきているのに「今日はいっか」なんて思ってしまう。
漫画家でもある著者はそんな1人で締め切りに追われ続けている中Twitterに「仕事したいけど、やる気がでない・・・」と呟いたら編集者から声がかかり、すごい8人に80個聞いたやる気が起きる方法を漫画を通して紹介してくれている。
情報過多の時代に調べれば〝いくらでもでてくる〟情報をただ集めただけに思われるが、実はそうではない。
それは著者自信が納期という提出期限に対してやる気そのものがあがらず、読者自身も共感しながら気にできることがあるからだ。
また程よくユルやかな絵のタッチと4コマ漫画で理解したあとに、著名人からの説明があるので自然と頭に入ってくることが魅力的だろう。
1人1人に合わせたモチベーションのあげ方は身体的、精神的、どちらも網羅しており、余計な科学的根拠などを学ばなくても「じゃあこれだけ試してみようかな?」という考えにさせられる。
この手の本は楽しく読めるが、実際にやるかどうかで評価が分かれるだろう。しかしこの書評自体にも「やる気」というものがまとわりついてくる。
書き出す前に「そろそろ髪の毛を切らないとなぁ」と伸びた髪の毛を気にしつつ手を動かせた。しかし途中で「メンズ ヘアスタイル」と調べているではないか。
焦ったときにはすでに4ページほど進んで「イケメンだから髪型が似合うだけだよなぁ」なんて意識が完全にアウトしてしまっていた。
この作業に関係ないことをしているときに読んだページに”顔を前に向けて、黒目を右端か左端にギュッと寄せて10秒止める”という説明がある。この言葉に対し実際に著者が試した感じが漫画として表れているので
わたし自身やってみた。ホワイトボードに書かれている乱立している文字たちがかき消されていくようなすっきりさを感じ、今も作業に集中できているというか、やらないときよりも手の動きが違う。
このように今の自分の行っていることなどをポイントで試せるような工夫が施されている点が特に本を開きたくなる理由の一つではないだろうか。
とにかくやる気が起きない。でもやる気を出さないと明日の自分は後悔することを知っている方には是非手に取っていただきたい一冊となるのではないか?
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