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【遥拝】離れた場所から、心を寄せて

神社に直接参拝に行くことが難しい時、遠く離れた所から神様に祈りを捧げることを「遥拝ようはいといいます。

神社の方角に祈る、神札や授与品を通して祈るなど様々な形で行われてきました。

遥拝は古くから紡がれてきた、離れていても神様へと想いをお伝えする「祈りのかたち」です。

5月は、年に一度の当社で最も大きなお祭りが行われる当社の例祭月です。

しかしながら様々な理由でお祭りに参加できない方もいらっしゃるかと思います。

そんな年に一度の大祭に際し、是非「遥拝ようはい」という祈りのかたちをお伝えし、手を合わせる祈りの機会をお持ち頂ければと、このような形で御朱印を奉製する運びとなりました。



◆「遥拝ようはい」特別御朱印

御祭神ごさいじんの小野たかむら卿や御配神ごはいしんの菅原道真公、そして神社の神使たちも胸に手を当て、静かに祈りを捧げています。

神様へ真摯な祈りを捧げて感謝や想いをお伝えすることは、神様のお導きを頂くことにも通じますが、自身も神前で自分を顧みることで素直な自分のこころを取り戻し、元の自分に立ち返る機会ともなります。

神社は、神様がお住まいになる神聖な場所であり、丁寧に浄められた祈りの場所です。
お参りの前には、いくつもの鳥居や注連縄しめなわといった結界を超えて手水を取り、体の内側・外側を清めます。

清浄に保たれた御神域の中で、清まった(気良きよまった)状態で、神様を通して自分の〝こころ〟と向き合うことで、元のフラットな自分に立ち返り本来の「元気(元の気の良い状態)な自分」を取り戻すことのできる場所でもあります。

日本には全国8万を超える神社があり、神社は日本の幸せを形作る大切な基盤となってきました。

日常の中に神社があり、ご自宅でも神札などを通して神様をお祀りすることは、忙しい日常を過ごす中にも日々の感謝や想いを神様にお伝えし、元の素直な自分自身に立ち返る機会であり、健やかなる心身を育む元気の資本ともなります。

御朱印は“神様とのご縁”をつなぐもの。
日頃から心のり所としてお参り頂いている皆さまと、「離れていても『想うこと』、そして『祈ること』で神様との繋がりをお持ちいただく御朱印」をテーマに、この「遥拝」特別御朱印の奉製をいたしました。

参拝が難しい時は、神棚を通して、あるいは御守りなどの授与品を通してという形でもよろしいかと存じます。大切なのは深く真摯しんしに向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。『遥拝』という形で、神様へと“こころ”を馳せ、手を合わせる時間をお持ちください。

「祈り」は、神様に祈願や感謝を申し上げる行動を通して、多くの気付きをもたらし、心豊かな生き方を示す道ともなります。

当社へお参りが難しい時も、地元の氏神様にお参りください。

一日一日を心豊かに、元気にお過ごしを頂きますように。



◆「お祭りに関わる人」インタビュー

当社では大祭に際して、当社のお祭りに関わる方々へのインタビューを行っています。

お祭りを通じた心のバトンを、どうぞご覧ください。



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