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最古の歴史書『日本書紀』を知る! 天照大神が授けた“三つのお告げ”
今回は日本最古の歴史書『日本書紀』についてのお話です✨
皆さんの中には、‟『日本書紀』は難しい”というイメージを持つ人も多いかもしれません。
確かに、『日本書紀』を読む際には翻訳や背景の理解が必要で、内容も難解な部分が多くあります。
しかし、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみるとどこかで聞いたことがあるような、なじみ深いお話も多くあります。
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また、相撲に結婚・離婚、稲作や皇室など、“様々な物事のはじまり”が描かれている書物でもあり、日本の原初を知る上で大きな手がかりとなります😊
読んでいるうちに日本の国柄への理解が深まるだけではなく、分かりやすく怒ったり、拗ねてみたりと、どこか人間らしさを感じる神様たちにも親近感を感じるはず…🎵
今回はそんな、日本書紀の世界へと誘います…✨
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◆『日本書紀』と天皇陛下
『日本書記』の中では、天皇陛下と神話の神々との関係性が克明に描かれています。その中でも、『日本書紀』が描かれた時代から今現在に続く、皇室の歴史や日本の文化に深く関連する3つのお告げ(神勅)があります。
まずはこの、天照大神がもたらした「3つのお告げ」について解説します。
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①「天壌無窮の神勅」
豊葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是吾が子孫の王たるべき地なり。宜しく爾皇孫就きて治らせ。行矣。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮りなかるべし。
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これはどういうことかというとこの最初の神勅には、この豊かな稲穂が実る日本という国は、天照大神の子孫が治められる国であり、末永く豊かに続いていくことが示されています。
これは皇統の正当性を表し、“天皇陛下が日本の国を治められるということは、天照大神の子孫が日本という国を治めている”ということでもあります。
②「宝鏡奉斎の神勅」
吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に猶吾を視るがごとくすべし。興に床を同じくし、殿を同にして、斎の鏡と為なすべし。
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天照大神は「これを私だと思い、祭りを行うときの神鏡として崇め奉りなさい」と鏡を授けられました。
三種の神器の一つでもあるこの鏡は、現在も神宮(内宮)の御神体として祀られています。
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鏡は天照大神を表し、曇りなき自身を映すもの。偽りのない誠実なこころで国を治めて祭祀に努める、天皇としての生き方を教えたものです。
天照大神をお祀りすることは、ご先祖様を敬うことにつながります。この神勅は、宮中祭祀が現代まで厳格に引き継がれた大きな理由の一つでもあります。
③「斎庭稲穂の神勅」
吾が高天原に所御す斎庭の穂を以って、亦、吾が児に御せまつるべし。
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天照大神は天孫降臨なさるニニギノミコトに稲穂を授け、「この稲穂を育てて国を治めて繁栄させなさい」とお導きになりました。
毎年10月17日に行われる神嘗祭や11月23日の新嘗祭はこの神勅に由来する大切な祭祀です。
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日本人がお米を大切に、稲作を大事に守り続ける理由は、この神勅に根源があると言えます🌾
こうした「三大神勅」をはじめ、『日本書紀』には現在の日本が持つ様々な文化の基となっている話が多く記されています🎵
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読んでみるとと日本の国柄や世界感といったものが詰まっていますので、きっと数々の神話と、現在の日本を結ぶ無数の発見があるかと思います💡
歴史は途切れることなく繋がっています。
『日本書紀』や『古事記』を解説や要約された書籍も多く出版されていますので、この機会に是非お手に取ってみてはいかがでしょうか😊
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