春を告げる「道ひらきの梅」
寒さ厳しい冬の中、梅の花が咲きはじめる2月。
1月末頃からは、当社本殿の向い、庚申塚の前にある一対の紅白梅「天神梅・鶯宿梅」が花を咲かせはじめました🌸
この一対の梅は、庚申塚の御祭神である猿田彦大神のご神徳である「道ひらき」の如く、他の花々に先駆けて春を告げる「道ひらきの梅」。
「道ひらきの梅」は、他の花々に先駆けて春を告げる早咲きの梅。
当社の御本殿に御祭神である小野篁卿と相殿でお祀りされている御配神 菅原道真公の御前に、ご生前にこよなく愛された梅の花をということで、太宰府天満宮より恵与をいただいて植樹されました。
◆梅を愛された道真公と、猿田彦大神のご神徳
「天神さま」と親しまれる道真公は、子供のころから梅をこよなく愛し、ご自宅でも梅花を愛でられておりました。
その邸宅は古くは天神御所 紅梅殿・白梅殿とも呼ばれていたと伝えられています。
そんな道真公をお祀りする全国の天満宮の本宗である太宰府天満宮から恵与いただいたこの梅は、道真公からよくご覧いただけるよう、本殿の向かい、庚申塚の前に植樹いたしました。
2月の「道ひらきの梅」特別御朱印では、当社庚申塚に祀られる神様・猿田彦大神も、「見ざる・言わざる・聞かざる」でおなじみの三猿を携えて登場。
猿田彦大神は、物事のはじめに現れになり、人生の岐路で迷う時に行き先を照らして導いてくださる神様。
3年に1度行われる当社の本祭では、神社が有する巨大な「本社神輿」を舁いで神様に町の隅々までご覧いただいて、その御神徳をいただく神幸祭が行われます。
その列立の先頭にほど近いところで神輿を先導するのが「道ひらき」の神様である猿田彦大神です。
「道ひらきの梅」は、そんな猿田彦大神の御神徳にちなみ名づけられました。
当社をご参拝の際には「道ひらきの梅」をぜひご覧いただき、春の訪れを感じてください♪