【ono no note Vol.100】100日読み続けてくれたあなたへ、な話
昔は魚が嫌いだった。
小学生の頃、日が暮れるまで遊んでから家に帰ると、決まって母が夕ご飯の準備をしていた。1日中遊び回ったこともあって、毎日家に帰る頃には僕の空腹も絶頂を迎えていた。家に帰って1番に気になるのは夕ご飯の内容。僕は「今日のご飯何?」と母に聞く。母は決まって「いろいろ」と即答。
でも、匂いを嗅げば何が出てくるのかなんて大体分かる。から揚げなのか、肉野菜炒めなのか、肉じゃがなのか、餃子なのか。空腹の小学生の嗅覚を侮ってはいけない。あの頃の僕は、きっと犬と同じくらい鼻が利いていたはずだ。とにかく肉が食べたかった僕は、から揚げとか餃子の匂いがすると露骨にテンションが上がっていた。
とはいえ、さすがに毎日肉しか出てこない訳ではなかった。当然ながら魚料理の日もある。焼き魚とか煮魚とか...。「とにかく肉派」だった僕は、魚料理の日はえらく落ち込んでいた。
ところが今日のお昼、奥さんが焼き魚を出してくれた時、心の底から「美味そう!!」と思った。で、食べたら本当に美味しかった。
十何年の歳月を経て、僕の味覚は確実に変わっていた。
当たり前のことだけど、そんなことを感じた。
どうやら今日で連続投稿も100日に到達したらしい。おめでたい。無いとは思いますが、お祝いのコメントを伝えてくれる方がいらっしゃいましたら、コメント欄にお願いします。私、大変喜びますので!
と、冗談はさておき、100日というのはよく分からない。十何年で味覚が変わったという話の後に持ってくるからこうなるんだ。自業自得とはこのことか…。でも、実際よく分からない。
100日は言い換えれば「3か月ちょっと」だけど、それが長いのか短いのか、よく分からない。3ヶ月ちょっと、毎日何かを続けようと思ったら、できないことでもないと思う(内容にもよるけど…)。今年話題のワニは寿命が100日だったけど、そう言われても何だかよく分からない。キリは良いけど、100日書き続けることが凄いのかどうかは想像しにくい。
おまけに、僕のnoteは内容に何かしらの軸がある訳でもない。日記の日もあれば、その時に考えてることを書く日もあったし、一言だけの日もあった。思い返してみれば本当にいろいろ書いた。
もし、こんなに内容が無いnoteを100日も読み続けてくれた人がいたら、この場を借りて謝罪申し上げます。大変申し訳ございm...。
いや、感謝の意を述べるべきか!毎日読んでくれて(まとめ読みでも構いません!)、ありがとうございます!本当にすごいのは、100日書き続けた僕ではなくて、100日分読み続けてくれたあなたです!!そう、あなたですよ!!あなたが僕のnoteを読んでくれてるその5分。その5分を毎日捧げて頂いていることに心より感謝申し上げます。
100日書くことの大変さは何だかよく分からないけど、「100日読み続けろ!」と言われたら、とてつもない数字に思えてくる...。他人のことは分かるけど、自分のことが1番分からないっていうアレですね。
100日間書き続けたことの実感は湧かないけど、いろいろ書いていく中で、どんな文章なら、自分が書いていて楽しいと感じるのかだけは分かってきた。
僕が書きたいのはちょっと砕けた、ところどころふざけた文章。且つ、気を遣わないで読める文章。
具体的にどういうの?って聞かれたら困るんで、追及はしないでください。もし、知りたかったら僕のnoteを読んでください。で、「こういうことか!」と悟ってください。100個読むのは根気が要りますが、ところどころ「読むのキツイなあ...」っていうタイミングで一言だけの日も挟んでますんで。
話を戻そう。
世の中には、すごく勉強になる文章も格好いい写真も溢れてる。1億総カメラマン時代なんて言われることもあるけど、1億総ライター時代でもある訳だ。皆どこで勉強したの!?ってくらい文章を書くのも写真を撮るのも上手い。勝ち負けじゃないけど、そういう人には僕はきっと勝てない。
僕ができるのは継続することだけだ。
僕は文章を書くのが好きだし、写真を撮るのも好きだ。だから、勝ち負けとかじゃなくて、どういう経緯かは分からないけど、このnoteにたどり着いてくれた人の為に、気を遣わずに読んでもらえる、ふざけていて、ちょっと砕けた文章を書き続けようと思う。
まだまだ力不足だけど、5分くらいで読める且つ毎日読みたいと思ってもらえる文章が書けたら良いんだけどね。と、まだ100日書いただけの若造は思う訳です。
いやあ、しかしいつまで続けるかね。3日坊主ならぬ、100日坊主ってことで今日をもって辞めてしまってもいいんだけど、すっかり日課になっちゃったしなあ。noteがこのサービスを継続してくれる限りは続けていこうかな。
いつの日か「こんなに何年も、毎日書いていたなんてすごいですね!どんな内容を書かれているんですか?」とインタビューとかされたら楽しいね。
ん?気が早いだろうって?
いいじゃないか。夢はデカイ方が良いぞ!
で、なんて答えるのかって?
そんなの決まってるじゃんか。
「いろいろ」
2020/08/28
DAISUKE ONO
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