ゴッドファーザーも食べたかも?シチリア風フラッペ「グラニータ」【3月30日はマフィアの日】
3月30日は「マフィアの日」
皆様、マフィア映画は好きですか?
筆者は映画好きですが、マフィア映画には疎いほうです。
それでも厨二病中学生のときに「ゴッドファーザー(1972)」を観たことがあり、無邪気にボルサリーノの帽子に憧れを抱いたりしたものです。
実は毎年3月30日は「マフィアの日」です。
この日はイタリアのシチリア島にて1282年に、「マフィア」の名前の由来となったとされる暴動事件「シチリアの晩祷」が起こりました。
当時、フランスによる苛酷な支配を受けていたイタリア人たちが、ある一人のフランス人兵士の横暴を機にその怒りが爆発し、シチリア全島に及ぶ暴動が起きました。
この時に叫ばれたという、「Morte alla Francia Italia anela(フランスに死を、これはイタリアの叫びだ)」の頭文字を取って「マフィア」という言葉が成立したという説があります。
フランス支配に反旗するための、住民同士での互助組織がマフィアのルーツということですね。
かなり物騒な由来ですが、これはイタリア語として不自然な言葉で、後に創作された可能性が高いそうです…。
一方で、マフィアという言葉のルーツはアラビア語にあるという説もあります。実は、フランス支配になる16世紀より遥か前の、9~11世紀までシチリア島はアラビア人の支配下にありました。
そのため、アラビア語で「採石場」を意味するmafie(マーハ)ではないかという説もあります。
この説だと、マフィアはシチリア島の採石場に集っていた荒くれ者がルーツということになります。
ともあれ、シチリア島は時代によって様々な勢力の支配下にあり、それが様々な文化を生んできたという訳ですね。
パンと食べるフラッペ?「グラニータ」
そんなシチリアが生んだ文化の一つに、シチリア風フラッペの「グラニータ」があります。
グラニータは、アラブ人がシチリアを支配したときに、シチリア島エトナ山に万年雪として存在する天然氷に目を付け、持ち込んだサトウキビやレモンがシチリアで栽培され始めると、それらと合わせた氷菓が生まれました。
それが「グラニータ」で、これはイタリア語で「粒状にする」という言葉が語源となっており、その名の通りシャーベットやジェラートよりもかき氷に近い食感となっています。
グラニータの大きな特徴としてブリオッシュと呼ばれるパンと共に、朝食としても食べられることが多いことです。
日本ではかき氷と朝食はかなり縁遠く感じるので、これは意外に感じます。
ブリオッシュの上真ん中の、ポコッとした部分を最初に千切って、グラニータにつけて食べるのがシチリア流だそうです。
グラニータはシャーベットやジェラートに比べて氷の粒が粗い分、砂糖や乳脂肪分の割合が少ないため、比較的ヘルシーなスイーツとしての人気もあるそうです。
朝食として食べるグラニータにはエスプレッソなどを使ったものが人気だそうですが、地中海性気候の乾いた夏を乗り切る季節のスイーツとして食べるグラニータは、シチリアならではのレモンを使ったものや、更には夏野菜のトマト、特に夏はスイカを使ったものが人気だそうです。
日本でいうところのスイカバーのような存在なのでしょうか?
マフィア映画の影響でやや物騒なイメージもついてしまったシチリア島ですが、地中海の美しい町で様々な文化を持っています。
是非筆者もシチリアの夏をグラニータとブリオッシュで過ごしてみたいですが、ちょっと難しいのでメロンパンとスイカバーをお供に、縁側でシチリアの風を感じたいと思います…。
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