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コミュニティ運営の試行錯誤と裏側のお話

皆さんこんにちは、オンリーストーリーの平野です。👋

こちらの記事は、僕がやっているポッドキャスト『オンリーストーリー平野の#シャチョウラ 〜ここでしか聞けない社長の裏側〜』 の内容を文字起こしして作っています!

株式会社オンリーストーリー代表の平野が、『ここでしか聞けない社長の裏側』をテーマに経営やBtoB営業、個人的な関心事について話していきます!
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今回は、第25回、
「コミュニティ運営の試行錯誤と裏側のお話」の内容についてです!



今回のテーマ

はい!ということで、今日はコミュニティについてお話しできればと思います。

僕の人生の中でいろんなコミュニティに所属したり、逆にコミュニティの運営に近いところでやったりしてきました。大学のサークルでキャプテンをやったり、大型イベントの運営やそのスタッフのコミュニティをやったこともありましたし、ベンチャー稲門会っていう早稲田卒の経営者会の初代事務局長もやっていたので、そういうのであったり、そして今ではある意味、経営者のコミュニティの運営をしていたりする。

そういった中で、色々感じることとかを最大にお話しできればと思うのです。けれども、学術的なとか、そもそもコミュニティとは〇〇で...みたいな、何を持ってコミュニティをコミュニティたらしめるのかとか、そういうのも好きなのですが、今日はそういう話ではなく、もうちょい泥臭い話をしていければと思っています。

主に、経営者コミュニティを作るときに、どんなことを考えて、どういうふうに運営をしてきて、現在進行形でもこういう葛藤があるんだよ、っていうしくじりんぐの「〜ing」の話をできればと思っています!


コミュニティ運営の難しさ:「量と質」

まず、経営者コミュニティをやっていく中で、僕たちが1つ大切にしていることや、難しいなとすごく感じていることが、本当にあるあるすぎるのですが、「量と質」の話かなと思っています。

やはりこう、経営者コミュニティは「数」だけ増やそうと思えば僕らも全然増やせましたし、逆にいうと、本当に小規模でここだけでっていうやり方をするのであれば、そこもできました。

でも、その両方を追おうとすると、これがまた非常に難しくてですね。
これは、コミュニティ運営をやられた方だったらほぼ100%のみなさんがおっしゃるんじゃないかなと思っています。

最初の時は、熱い人たちがいて、でもだんだんとその熱が冷えていって・・・みたいになっていくのは数と一緒なのかなと思っています。

3つのポイント

その① 入り口のマネジメント

僕たちがどんなことをやっていたのかっていう話なんですけど、
まず僕たちは、入り口の時点の数を増やしながら質をどう保つのかっていうときに、まずは審査制にして、基本は皆さんとお会いするっていうところをやるようにしました。

これはですね、結構泥臭くて大変なんですけど、やっぱりそういうことをしないとアレだよね、っていうところで。僕たちも直接ちゃんとお会いして「こういうふうにしてください」っていう話をして、尚且つ、審査もところでも、なんだかんだ全体の1/3くらいは審査で落ちていると思っていて。僕らも7000とか言っているんですけど、実際には1万数千くらいの申請がこれまでにあって、そこから落ちていって...というところだったりします。

なので、本当はですね、「数が1万いきました!」って言えたらめっちゃかっこいいし、すごい感も出ますし、そういう伝え方もできるんですけど、うーんなんかそれはあんまりアレだなと思っているので、審査通過済みの数でいつも表現するようにしています。

でですね、そこでそうやっていくのってある意味入り口のマネジメントだと思っていて。

その② 加入後の検知

じゃあ、入り口のそこさえやっていたらあとはなんとかなるのか?っていうとですね、これはまだそんな簡単ではないですよと。

その後の「検知」ってところがすごく大切かなと思っています。

具体的に言うと、僕たちは通報機能やフィードバック機能があって、実際に面談した人たち同士がどうだったのかとか、その中で対応が悪かったり〇〇なことがありましたという通報ができるような仕組みを作っていて、該当するユーザーさんには「もう少しこうしてくださいね」とか「〇〇なお話がありましたよ」っていうことをちゃんと伝えていったり、場合によってはアカウントの削除をさせていただいたりっていうのを実際にやっています。

ここでもですね、アカウント削除等をさせていただいているので、入り口の段階と入り口の後の段階の2段階で対応をしています。

ですので、僕たちも数だけを伸ばそうと思えば全然伸ばせるのですが、特に今、僕たちはコミュニティの「質」の部分を今一度しっかりと改めて濃くすることが大切だなと思っております。

そのためにも、日々いろんなPDCAを回していっています。

例えば・・・
コミュニティの無料の会員様の中でこういう使い方をしてる人がいるので、禁止事項として改めて、無断での遅刻とか無断での打ち合わせとかしないでくださいねとか、競業他社さんが他の人たちの名前使ってアカウント取ってたりとかそういう利用をやめてくださいねとか、登録している人と違う人が出てくるのはNGですとか、、、、そういうルールをしっかり伝えさせていただいたり、そこにチェックをいただいたり、そんなことをしています。

僕たちもまだ完璧ではないんですけれども、1つ1つのそういう策を組み合わせていきながらやっているところが偽りのない実態で、そういう意味ではまだまだ課題を持ちながらというのが現実かなと思っています。

今の部分がどこに基づくのかというときに、一つ、どんなコミュニティを僕たちが作りたいのかっていうところにも寄与するかなと思っています。

僕たちはギバー(Giver)ベースのコミュニティっていうのを作りたい。作ろうっていう表現をしています。

ただ、ここら辺も言葉の定義とかが非常に難しかったりするんですけど。
ここにおいて僕たちがすごく大切にしているのが、コミュニティもいろんなところでよく「2:6:2」とかなっていたり、ギバー・マッチャー・テイカーの比率とかも書籍とかによると、ギバーの割合が20数%、テイカーが19%、マッチャーが残りの50数%みたいになっていたりして。

ちょっとすいませんね、
マニアックな話になっちゃってアレなんですけど(笑)

そういう風になってたりしますと。なので、僕たちがそのときに大事にしていたのが、ギバー・マッチャー・テイカーがいる中で、まずはテイカーをしっかりリムーブしていったり、テイカーに対してのアクションやそういうのがないようにっていうのを大事にしています

やっぱりここがないと、先程の禁止事項とか通報機能とかそういう部分をすると、一定嫌われる覚悟だったりシーンがあるかもしれないんですけど、しっかりやることをやらないと、良い使い方をしていったりギバーの人たちが死んでしまうことがあるので、その辺りは意識をしました。

これ、前に聞いた話で面白かったのが、ギバーとテイカーだけがいると、テイカーが勝つ世の中になっていると。そうすると、ギバーの人たちはどんどん自己犠牲型になっていき、テイカーはいろんなものを取っていき、最終的にテイカーが勝ってしまうと。

そこに例えば、中立的なマッチャーとは違うかもしれないけど、裁判官とか警察官みたいな人たちが出てきて、「テイカーのそれはダメだよね」ってなると世の中は保たれる、みたいな。そういう検閲機関みたいなところがないと回らなかったりするのかなとも思っています。

なので、世の中のいろんなものが最低限のルールがあることがそれに近い役割であり、その厳しさの度合いっていうのがいろんなコミュニティの思想に出てくるよねっていう話だったりするのかなと思っている次第でございます。そういうところを意識しながら、量と質の担保してきました。

その③ ラベルとレベル

なこれ、永遠と喋れてしまうので、ラストにできればと思うんですけど。

もう一つ僕たちが大切にしてきたことが「ラベルとレベル」
ラレベルって呼んでるんですけど、そこはすごく大切にしました。

コミュニティって、数が増えていくと基本的にその中で分断が起きてくるんですね。これ、なんでもそうだと思っていまして。

組織とかコミュニティの中でも、ガチでやろうぜ!ともう少し楽しめばいいんじゃない?みたいなのが別れていったりとかがいろんな軸で別れていったり、ある意味その全体に所属をするというよりも、その中の一部のコミュニティ内のコミュニティに所属するみたいなものがより大きくなっていくのが原理としてあるのかなと思っています。

そのコミュニティの中でいろんな小さい単位を作っていくことがすごく大切だなと思っています。

そのときに、「ラベル」と「レベル」っていうのが出てきまして。

ラベルっていうのは・・・
例えば僕たちは経営者バーっていうのを毎週やってるんですが、今週は「早稲田卒の経営者会」とかになっていくと、経営者×〇〇ってところで早稲田っていう2個の共通項ができるわけです。そうすると、帰属意識とか一体感とか仲間意識みたいなのが芽生えていったりすると。
 
このラベルのセグメントが大きければ大きいほど、一致する人は集まりにくいが一致した場合はめっちゃ「おぉ〜仲良し!」ってなる度合いが増えるようなものなのかなと思っていて。経営者っていう軸でも1つのフィルターなんですけど、そこだけだとやっぱりなかなか弱いので、ラベル軸として入れています。

他にも来月だったら、釣り好き経営者会とかゴルフ好き経営者会とか、そういうラベルですね。そのラベルにおいては、規模とかは別に関係ないです。ポケモンで言うと属性みたいな話ですね。

レベルっていうのは、一定の規模ですね。
ポケモンで言うと、ヒトカゲなのかリザードンなのかリザードなのか。
それが従業員規模だったり、僕らで言うと例えば、ゴーゴー会っていう従業員数50名か5億円以上の売り上げの経営者会っていうのをしていて、そういう軸で分けたりしています。

そうすると、オンリーストーリーのコミュニティってよりは、ゴーゴー会に所属しているよねとか、釣り好き経営者会に所属してるよねってなっていき、そういうロットがどんどん増えてくる中で、釣り好き経営者会をやっているオンリーストーリーのコミュニティなんだねっていう。伝わりますかね?オンリーストーリの中のコミュニティではなくて、釣り好きとか関西経営者とか、色々やっているその集合値がコミュニティになっていうってところが、僕たちが考えているところだったりします。

そういう部分をいろんな単位で作っていって、いろんな経営者会の中から集めていこうっていうところをやっています。

 
オンラインで繋がれる場所も作りつつ、オンラインだけだとアレなのでオフラインのバーとかで熱を作る施策とそれを保つ施策みたいなのを両軸でやりながら、それでも日々日々押し寄せてくるたくさんの課題に対してぶにゅ〜ってやりながらなんとか頑張っている今日この頃ですので、課題は僕も3000個くらいありますが、こんな風にやっているんだなと思ってくれる方が少しでもいてくれたら嬉しく思います。 


それでは今日は終わります!ありがとうございました!


* * * *


最後に。

最後までお聞きいただきありがとうございました。
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次回、26回目の記事もお楽しみに〜!🎄

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平野哲也:オンリーストーリー代表
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