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執着を手放して身軽になる:自分を変える一つの方法
ずっとここ最近、ある考えに囚われっぱなしでした。
つまり、執着していました。
執着とは『心がある考えに囚われて離れないこと』を意味します。
たとえば、
「オレはこのチョコを一日の一番最初に5個食べないと気が狂うんだよ」
と、チョコを食べるのに執着してしまう。そんな感じ。
考えをInstagramでポストしたり、モヤモヤした思いのポストを削除したり。
先日僕ら夫婦の結婚記念日があり、同僚の方から
「奥さんといつもラブラブですよね。」
なぜかその言葉に心がざわついてしまった。
何だろうこの感じ。
2日後、夜中に目が覚めると急に執着からの解放が始まりました。
その一部始終を恥ずかしげもなく記事にしました。
それだけ自分にとっては良い体験でした。
もしかしたら、夜中に目が覚めるのは潜在意識からのメッセージかも知れません。
自分の思いに気がついて欲しい。そんな自分からのメッセージ。
シリーズ記事の途中ですが、僕自身の覚えとして、誰かの参考として、執着からの解放をお伝えします。
執着を解放するプロセス
①感情を見つける
②出てくる感情じっくりと味わう
③感情に問いかける
④色んな自分を見つける
⑤更に自己理解を進める
⑥執着していたことに気がつく
⑦自分を受け入れて認める
⑧執着を手放す
たくさんの項目になっていますが、僕が感じたのはこのようなプロセスです。
もっといい方法があるかも。
それではどうぞ。
①感情を見つける
執着を解放するには、まず自分が執着していることに気がつかないとなりません。
あのざわついた感じは何だったのだろうか。
感情の出発点を探していきます。
感じるには、感受性を豊かにするのが大切だと思っています。
五感をフルに感じる。味わう。集中する。
食べ物をよく噛み締めて味わう
寒さで冷えた身体の冷たさを味わう
目で見たものをよりしっかり見て味わう
聞いた音の繊細さを味わう
吸った空気の匂いを味わう
自分の身体の固さや柔らかさを触って味わう
情緒を味わう
ながら食べや、人の話を適当に聞いたりせず、普段なら気に留めないようなことも、じっくりと感じてみる。観察してみる。味わってみる。
「これ美味しいな」
「結構歯応えがあるんだな」
「ああ、ケミカルな添加物の味がするな」
「この人の声は心地がいいな」
「キンキンするけどクセになる音だな」
「空の色がキレイだな」
様々な感覚を味わってみる。
感覚を味わい、集中することで今、生きているという実感が現れてきます。
それと同時に、
意識して何もしなくても呼吸をしたり、心臓が動いたり、バランスを取って生きている身体の素晴らしさを実感します。
小さなことでも、知らぬ間に感動に浸っています。
それでは、ざわついた時何を感じたのだろうか?
不安、悲しい、焦り、喪失感、虚しい
色んな感情が出てきます。
②出てくる感情じっくりと味わう
出てきた感情を味わってみます。
不安をじっくりと味わう。
悲しさをじっくりと味わう。
虚しさをじっくりと味わう。
ここでのポイントはとにかく感じる。感じ尽くすことです。
罪悪感は感じずに、とにかく湧き上がる感情を包み隠さずに感じます。
誰も見ていないです。自分だけがただ見ているから大丈夫です。
③自分に問いかける
潜在意識を活用するにはセルフトークを使います。
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潜在意識とは、意識していない時の意識です。
意識の90%以上は潜在意識で、無意識ともいわれており、呼吸や脈動もそれにあたります。
この潜在意識は強い味方でもあり、厄介なものでもあります。
潜在意識にはほとんど自分がいません。その理由は、無意識で起こることは呼吸や脈動のように生まれ持ったものから、世の中のルール、人間らしい生き方など、他から与えられたもので構成されているからです。
なので潜在意識には知らずのうちにクセが付いていきます。
無意識なので、ほとんどは気がつきません。
色んな感情があるのを発見し、自分自身に
『どうしてそんな事を思ったの?』
と聞いてみました。
④色んな自分を見つける
すると色んな自分が出てきます。
愛されたかった
認めたく無かった
心のモヤモヤを聞いてもらいたかった
不安を感じたくなかった
強がっていた
ネガティブな思いを持った自分を認められなかった
妻の気持ちが離れてる感じがして寂しい
妻に何かの形で気持ちを振り向かせかった
あの人と抱き合いたい
あの人とキスしたかった
あの人とエッチしたかった
寂しさを埋めたかった
自分のことをまるでクズじゃねえかと思った
自分がそういう色んな思いを持っていたことに気がつきます。
⑤共感して更に自己理解を進める
そんな事を考えてるんだ
どうして?
妻と最近お話しできてないのが寂しい
だってあの人が何度も夢に出てくるんだもん
あの人と可愛くて好きになりそうなんだ
あの人の反応がまんざらでもないんだ
そうだったんだね。
そう思ったんだね。
・・・
じゃあ僕はそれでどうしたい?どうしたかったの?
・・・
『これだけ女性がたくさんいるのに、一人だけしか選べないなんておかしい』
『あの人も僕のことが好きだったらいいな』
『そうに違いない』
『そうであって欲しい』
ただ妄想を膨らませて、自己正当化し、期待や理想があっただけでした。
これが良い、これが悪いということは考えずに、とにかく自分に共感します。
そうして出てきたのは、
『妻とまだ仲良しでいたい』
『覚悟が無かった』
ある人に妄想して、浮気をしてみたいと思っていたのです。
妻とは最近、まともに時間が取り合えなくて、すれ違いが多い日が続いていました。
妻は最近、夜にオンライン勉強会に参加していることが多く、あんまりお話ししてないし、眠る時間もズレてばかりで、それに対して寂しさや虚しさなどの感情を抱いていました。
しかし浮気をしたとして得たものに対し、失うものがあること。それに立ち向かう覚悟がありませんでした。
妄想しては浮気をしてみたいのと、そんなことしてはダメだ、でも寂しいという葛藤のループにハマっていました。
⑥執着していたことに気がつく
答えが出ない葛藤のループにハマり、無駄なエネルギーの消耗をしていたことに気がつきました。
執着をしていた自分に気がつきました。
⑦自分を受け入れて認める
こうして自己理解が起こると、自分の中で革命が起こります。
もれなく『変えられるのは自分だけ』が体験できます。
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ただし、この先が重要です。
自分に対して『そんなことを思っちゃいけない』と罪悪感を感じて否定すると変われません。
否定するのではなく、
『そういう思いを持っても良い!』
と自分を共感して受け入れて認めてあげること。
愛されたかったんだね。
認められたかったんだね。
それがしたかったんだね。
認めたくなかったんだね。
浮気してみたいと思ったんだね。
でも覚悟が無かったんだね。
自分に対して良いも悪いもあって、誠実で正直で素直であること。
そうして作り上げられてきたのが自分だと認識すること。
僕というガンダムに僕というアムロ・レイがいて、
「僕が一番ガンダム(僕)をうまく使えるんだ」
って認めること。
(世代や好きな作品によって内容は変えてください)
⑧執着を手放す
執着の正体がわかって、自分を認めてあげた時、一気に心が解放されてスッキリしました。
黒いモヤモヤが一気に晴れて、次元が変わったみたい。
まさに雲散霧消って感じ。
一気に浮気心も冷めたのでした。
たとえば、
「オレはこのチョコを一日の一番最初に5個食べないと気が狂うんだよ」
って言っていたのに、一気に飽きて、
「え、チョコ?何それ?もういらない」
ってなる感じ。
そして、執着がなくなるというのは、身軽になると同時に、『自分に対する疑念がなくなる』というのも意味します。
自分が自分の理解者になった瞬間でした。
自己肯定感が低い人ほど、自分が自分の理解者になることを拒みます。
自分を認めてあげることができるかどうか。それがとても重要だと思います。
自分が全てを持っていて世界と出来事を作りあげている
世の中には表裏一体という絶対的な法則があります。
紙には表がありますが、裏という存在がなければ、表は存在しません。
寒いがあるから、暑いがある。
光(陽)があれば、影(陰)がある。
男がいれば、女がいる。
互いが互いの存在を支え合い、バランスを保っています。
だから、そんなこと思っちゃいけないってダメ出ししなくていい。
良いのも悪いのも表裏一体を引っくるめて自分という存在があります。
ダメ出しはただの自己否定になって、自分と向き合わない逃げ道を作るだけです。再び執着を生む要因になります。
自分の醜さを知って、その醜さすらも受け入れる。共感する。認識する。
自分のことがイヤになるかも知れないので、
できればユーモアを持って、自分自身に向けて「君って本当に笑えるね」と笑い飛ばせるくらいに。
人間は感情を持つ生き物だから、それは仕方ないんです。
思いを持つ、感情を持つのは自由です。
思いや感情を持つことに制限をかけないこと。
それを認めること。感じること。味わうこと。
感情を味わうのは辛いですが、感じ尽くすと飽きます。存分に味わいましょう。
僕も飽きて開き直りました。
そして、本当はどうしたい?
と自分に問いかけること。
この方法は、紙に書くやり方もありますが、僕は感情を味わってセルフトークするだけでもいいと思います。
というのも、紙に書くのは言語化するため頭を使います。
心の問題は心の問題として、言い表せない感情もありますので、書きようが無いこともあります。
こうして言語化して、記事にするのも結構大変でした。
このプロセスも、内容も、5日ほど文章をああでもない、こうでもないと入れ替えたり、何度も書き直しました。
ただし、もう一つ重要な注意点があります。
それは、できなくても大丈夫です。
感情を味わえなかった。自分と向き合えなかった。自分を受け入れられなかった。
今は、そのタイミングではなかったのかも知れません。
それに対して、自分はそんなことではダメだと、できなかった自分を責める必要はありません。
一歩ずつ、できることから始めてみましょう。
僕も以前こんな記事を書きましたが、
それからは感受性を高めたり、自分で自分の事を認めるのを日課のようにして、ようやく今回の記事が書けました。
あなたにとって必要なことは、必要な時に必ず起こります。それがどんなメッセージであっても、受け取れる準備を進めてみましょう。ちょっとずつね。
僕は人はいつになっても成長できると思っています。
数年前に僕は心の学びをしていましたが、その経験も役に立っています。
可能性は無限大です。
その可能性に制限をかけているか、かけていないかでこれからの結果が変わります。
僕は50歳の方が近いですが、まだまだ未熟だなあと思ってます。その反面、まだまだ成長できると思っています。
未熟だからダメだとか、成長しなければいけないとか思わずに、
未熟さも自分の一部だし、まだまだ成長できるかと思うとワクワクします。
そしてそれも認めています。
健康には心のはたらきがとても重要だと考えています。
こうして多くの記事をアップしていても、それだけでは説明できないことがいくつもあります。
その一端を担うのが心のはたらきです。
心の探究は目に見えないだけにとても面白いです。
誰もがすでに、自分の中に答えがあると思っています。
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誰かの参考になればとても嬉しいです。
【参考になったもの】
この記事を書く上で、とても素晴らしい方の記事と動画に出会いました。
お二人ともすごいです。僕としては必要だったからこそ出会えたのだと思っています。
北斗さんのブログ『ようはなんでもいい。』
Kengo-自然の法則