いわよし@食と健康の専門家&イス軸法公認インストラクター

身体の仕組みを学び理解し実践し、自らの不調を改善しました。 学びから得た健康の本質を紹…

いわよし@食と健康の専門家&イス軸法公認インストラクター

身体の仕組みを学び理解し実践し、自らの不調を改善しました。 学びから得た健康の本質を紹介していきます。 また、自身の経験や学びから独自に、意識・食・身体の視点から 自分の不調は自分で解決する方法をお伝えします。

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最近の記事

おかげさまでブログ4周年

2024年11月7日 ブログを書き始めて4周年になりました。 アメブロから始まり、現在はnoteに移行しています。 細々と趣味のように続けて、早4年。 みなさんからの『いいね』やコメントが大変励みになっております。 アメブロはこちら noteを始めてからは、まだ日が浅いですが、情報量的にはアメブロの記事よりもパワーアップしている自負があります。 これまでnoteを続けてきて、自分が書いてて好きだなあと思う記事は、こちらでした。 知っておきたいランドルサイクル:体内エ

    • 食用油と健康の逆説 VII:植物油にまつわる更なる疑惑

      前回は疑惑の実験たちをみていきました。 まだまだ疑惑は続きます。 アメリカ食事ガイドライン作成での疑惑アメリカでの人への健康的な食事目標として、アメリカ農務省(USDA)と保健福祉省(HHS)が共同で発行する『アメリカ人のための食生活ガイドライン』(Dietary Guidelines for Americans:DGA)を作成することになりました。 ガイドラインの初版には、脂肪、飽和脂肪酸、コレステロールの摂りすぎを避けるとアドバイスが含まれていたものの、上限の具体的

      • 脳梗塞を起こしてから半年〜大きな気づきとなる出来事〜

        シリーズ記事の途中ですが、今回は自分にとっても大きな気づきとなる出来事がありましたので紹介します。 今回の記事はそこそこ長いです。 主旨は脳梗塞の医学的なものではなく、自分の心との向き合い方になります。 僕の独白にもなり、ちょっと恥ずかしいところもありますが、僕自身かなり大きな衝撃になりましたので、誰かの参考になればいいなと思い書きました。 脳梗塞を起こしてから半年僕が脳梗塞を起こしたのが、忘れもしない2024年の5月1日。それから半年が経った。 僕の人生にたくさんの影響

        • 食用油と健康の逆説VI:植物油の疑惑の実験2

          前回はワズワース退役軍人病院研究という食事研究についてお伝えしました。 更に疑惑の実験たちを、引き続きみていきましょう。 ミネソタ冠動脈調査(MCS)食事と心臓病との関係を調べたミネソタ冠動脈調査(Minnesota Coronary Survey:MCS)という研究実験があります。 この実験は、1968〜73年にかけてミネソタ州の6つの精神病院と1つの老人ホームで実施され、4393人の施設入所男性と4664人の施設入所女性が二重盲検、無作為臨床試験などに参加しました。

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        • イス軸法®️
          6本

        記事

          食用油と健康の逆説V:植物油の疑惑の実験1

          引き続きみていきましょう。 今回から2回に分けて、海外で行われた飽和脂肪酸を植物油に置き換えた食事を 長期的に行なうとどうなるか?という実験を紹介します。 これらの実験からは、どのようなことが分かったのでしょうか ワズワース退役軍人病院研究植物油に関する実験で最も長いとされる研究が、アメリカ心臓協会(AHA)のワズワース退役軍人病院研究[1]です。 この実験は、アメリカ国内の退役軍人男性846人を対象に、血清コレステロール濃度を低下させる食事が、冠動脈性心疾患、動脈硬化の

          食用油と健康の逆説IV :植物油にまつわる疑惑

          今回から4回の記事に分けて、近年発表された文献[1][10]を要約しながら、アメリカにおける植物油の疑惑を紹介します。 植物油にまつわる疑惑飽和脂肪酸が悪玉となり、植物油が必須脂肪酸として脚光を浴びるようになりました。 しかし、これには様々な疑惑があります。 1948年、CRISCOを製造販売しているP&Gが、アメリカ心臓協会(AHA)に170万ドル(現在のドル換算だと2000万ドル)を資金提供し、植物油の必要性を訴えました。[2] (CRISCOについては食用油と健康の

          食用油と健康の逆説IV :植物油にまつわる疑惑

          食用油と健康の逆説III:飽和脂肪酸悪玉説と矛盾

          前回の記事はこちら 健康的な油になった!?植物油アメリカでは1945年頃から、大豆油が綿実油に代わって使われるようになりました。 1950年代になると、アンセル・キーズという人物が飽和脂肪酸悪玉説(食事ー心臓病仮説)を発表しました。[1][2][3] 飽和脂肪酸悪玉説の追い風となったのは、1955年にアイゼンハワー大統領が心臓発作で倒れた事件にあります。 この事件によってアメリカ国民が、食事と心臓病との関係に関心を示すようになりました。 その後、天然の脂肪を植物油に置

          食用油と健康の逆説III:飽和脂肪酸悪玉説と矛盾

          食用油と健康の逆説II:行き場を無くした植物油の大逆転

          前回の記事はこちら 必須脂肪酸の根拠となった実験を紹介しました。 今回は食用に使用されるようになった経緯を紹介していきます。 植物油は元々食用ではなかった!?過去、植物油(多価不飽和脂肪酸)は燃料や塗料、機械の潤滑油として使われていました。 日本では江戸時代まで行燈(あんどん)が使われており、その燃料として菜種油やエゴマ油、魚油を使っていました。 オメガ3のアマニ油は、酸化してすぐに乾いて重合し皮膜を作るので、塗料のニスとして使われていました。(ヨウ素価130以上の乾

          食用油と健康の逆説II:行き場を無くした植物油の大逆転

          食用油と健康の逆説I:必須脂肪酸の根拠

          必須脂肪酸と呼ばれている脂肪酸があります。 それがオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸です。 この二つは、多価不飽和脂肪酸(Poly Unsaturated Fatty Acid:PUFA)ともいいます。 オメガ3とオメガ6は体内では合成できず、欠乏すると様々な弊害が起こると言われていることから、必須脂肪酸と名付けられました。 不飽和脂肪酸とは、炭素の二重結合がある脂肪酸のことです。 それが多価とは、炭素の二重結合が複数あるということを示します。 多価不飽和脂肪酸は俗にいう植

          【予告】食用油と健康の逆説シリーズ

          近日中に『食用油と健康の逆説』として、身近に存在する食用油について、シリーズ記事を公開していく予定です。 このシリーズは、以前の僕のアメブロで『油のこと』とシリーズ化していた記事の最新版となります。 更に新しい見地がありましたので、アメブロのシリーズを増強した記事です。 今後はアメブロ記事のリンクをnoteに移し、noteブログをメインに更新していきます。 ざっくりとシリーズの内容を解説現代では肥満の人口が世界的に増え、それとともに様々な病気が増えています。 糖尿病、が

          【セトリネタバレなし】BUMP OF CHICKEN ツアー Sphery Rendezvous感想

          僕はBUMP OF CHICKENというバンドが大好きです。 僕自身の精神的な支えになっています。 今回は現在ツアー開催中のSphery Rendezvousツアーでの名古屋、大阪ともに2日目に行ってきた感想です。 BUMP OF CHICKENについてBUMP OF CHICKENを知らない方へ、ちょっとだけご紹介。 2024年現在、結成して28年、『ダイヤモンド』という楽曲でメジャーデビューして17年となる4人組のロックバンド。 メンバー4人は全員同級生で、幼稚園から

          【セトリネタバレなし】BUMP OF CHICKEN ツアー Sphery Rendezvous感想

          2024.10.14イス軸法®️体験会@愛知県豊橋市を開催します。

          いつも当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 現在YouTubeや雑誌で話題のイス軸法®️の体験会を愛知県豊橋市で開催します。 開催日時と場所日にち:2024年10月14日 月曜日(スポーツの日) 時間:13:00〜14:30  15時まで延長あり 場所:ビオ・あつみエピスリー豊橋店 2階 住所:愛知県豊橋市三ノ輪町本興寺2-12 参加費:3,000円(税込) 定員:6名 定員に到達次第、締め切らせていただきます。 講師:岩田よしただ(イス軸法®️インス

          2024.10.14イス軸法®️体験会@愛知県豊橋市を開催します。

          【イス軸法®︎】2024.9.24イス軸法®︎体験会を開催しました。

          体験会レポート今回はイス軸法®︎を知らない方3名の参加でした。 その中でも、男性82歳、女性85歳の方が参加してくださいました。 最後のお一人は女性の方でした。 男性の方は、少し前に手術と入院をされて、体力がようやく戻りつつあり、4〜5日前にようやく普通に立てるようになったということでした。 そのため、立つことや動くことに不安を感じられていました。 イス軸法®︎では立ち上がるまでの5秒の間に3つの姿勢があります。 こちらのイス軸法®︎の教科書という動画の中の 『背中と首の

          【イス軸法®︎】2024.9.24イス軸法®︎体験会を開催しました。

          僕がブログ記事で長文を書く理由

          僕はブログ記事を長い文で書くようにしています。 ある程度記事を分けてシリーズにして、長くなり過ぎないようにはしていますが、 それでも一つひとつの記事には、気持ちを込めて書いています。 その気持ちとは、ちゃんと文脈を読み取って欲しいという想いと、 文を読むのに楽しみを見出して欲しいという想いです。 ブログは所詮、書籍に文字数では勝てません。 限られた中で想いを伝えるには、ある程度の文字数が必要です。 そして、人が求めているのは情報や共感です。 少しでも目を留めてくれた人の

          菌活・腸活の危険性④:菌活や腸活が危険になる人の特徴

          前回は、菌活・腸活は有害の可能性があるということをお伝えしました。 今回は、菌活や腸活が危険になる人の特徴を紹介します。 菌活や腸活が危険になる人の特徴食べるとお腹が張る(膨満感がある) おならが出やすい 下痢を起こしやすい 便秘を起こしやすい 時間をかけていきまないと便が出ない 頭にモヤがかかったようなスッキリとしない状態になることがある(ブレインフォグ) 特定の食べ物でお腹が痛くなる・下す 黄色や黄緑色の痰や鼻水が出やすい ドライマウスである 現在が

          菌活・腸活の危険性④:菌活や腸活が危険になる人の特徴

          菌活・腸活の危険性③:菌活・腸活は有害の可能性がある

          前回2回にわたって、菌活や善玉菌と呼ばれる菌が有害になった症例をお伝えしました。 どうしてこのような感染症が起こったのでしょうか。 文献を交えながら考えていきましょう。 症例の共通点特にその①の症例を見て気がつかれた方もいるかと思います。 それは、身体の状態が悪い人がプロバイオティクスで悪化しています。 また、その②のように過剰な服用や症状が悪化することで、感染症を発症することがあります。 その理由は至極簡単です。 腸内細菌は非自己であり、外敵や異物となるからです。

          菌活・腸活の危険性③:菌活・腸活は有害の可能性がある