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ひとりでもできる!学習効果を劇的に高める「リフレクション(内省)」について。

こんにちは!

梅田インターナショナルスクール オンラインコース
東京アドミッションオフィスです!

本日の記事は、誰でもすぐに実施が可能な日々の学習効果を高める「リフレクション」について取り上げます。

リフレクション(内省)とは?

「リフレクション?そんな言葉初めて知った」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リフレクション(reflection)とは「内省」という意味で、業務をいったん離れ、自分の仕事の進め方、行動、考え方などを自分で振り返り、今の自分自身を見つめ直すことを指します。

リフレクションの驚くべき効果

リフレクションについてある実験があります。

ハーバード・ビジネス・スクールのタンドン・ファミリー記念講座教授フランチェスカ・ジーノは、テクニカル・サポートのコールセンターである実験を行いました。

職員を3つのグループに分け、1日~5日目までどのグループにも同じ内容の技術研修を受けてもらいます。研修6日目から16日目までにおいて、いくつか違う行動を組み込みます。

グループA:終了時間前の15分間を使って、その日に学んだことを(メモを取りながら)振り返る

グループB:1つ目のグループと同じことをしたうえで、さらに5分を使って各自がメモした内容を研修仲間に説明する

グループC:研修を終了時間いっぱいまで受け、その日に学んだことを書き留めたり仲間と意見交換したりしない

研修後のテストにおいて、Aグループは22.8%、Bグループは25%、Cグループよりも良い成績を収めました。この実験からも、「振り返り」が良い効果をもたらすことが明らかとなっています。

リフレクション学習を実践している学校例

教育の現場でもリフレクション学習を実践しているところがあります。

大阪府にある追手門学院中学・高等学校では「リフレクション学習」を実施しているといいます。「リフレクションシート」を記入したり、確認テストなどを行い、知識を確実に定着させ、更には自分の授業姿勢や活動を振り返りなども行っているといいます。

リフレクションの方法(6ステップ)

最後に、リフレクションを行う方法はいくつかありますが、今回はその中でも一つをご紹介します。

リフレクションを行うために「KDA」 と言う考え方があります。

Keep:「続けていく事」
Discard:「やめる事」
Add:「新たに始める事」

という英単語の頭文字をとったものです。

リフレクションを実践するには6つの段階があります。

①経験した出来事を振り返り、リフレクションを行う事柄を決める。
②リフレクションを行う事柄について振り返る。
③「本当はこうしたい」などの理想と「でも実際はこうなった」の現実のギャップを確認する。
④失敗または成功した理由やその要因を客観的に考える
⑤「KDA」続ける事・やめる事・新たに始める事を書き出す
⑥次回からの行動目標を設定する

リフレクションを行うタイミングは、記憶や考えがまだ鮮明なうちが理想だと言われています。


いかがでしたでしょうか。ぜひリフレクションを日々の学習の中に取り入れてみてくださいね。



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