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毎日の入浴で健康寿命を延ばす!専門医が教える正しい入浴法
本書の著者早坂信哉医師が書いた『入浴は究極の疲労回復術』は、入浴が持つ健康効果を科学的な視点で詳しく解説した一冊です。著者は20年以上にわたり3万人以上の入浴データを分析してきた温泉療法の専門医で、その膨大な知識と経験が詰まっています。
本書は全6章構成で、入浴の基礎知識から応用方法まで幅広くカバーしています。第1章では、入浴習慣が健康寿命の延伸に貢献し、心疾患や脳卒中、糖尿病の予防に役立つことが科学的に示されています。また、入浴が幸福度を高めるという研究結果も紹介され、入浴の重要性が強調されています。
第2章では、毎年2万人以上が入浴中に亡くなっている現状を受け、安全な入浴方法について詳しく解説。特に高齢者や持病のある方が注意すべきポイントや、入浴を避けるべき状況が具体的に述べられています。
第3章では、入浴をより効果的に楽しむためのアイデアが紹介されています。例えば、朝風呂の効能や入浴剤の選び方、四季に応じた「季節湯」の楽しみ方など、日々の入浴を豊かにするヒントが満載です。特に著者が提案する「マインドフロネス」は、入浴中に瞑想を取り入れてリラックス効果を高める新しい方法として注目されます。
第4章はコロナ禍を背景に、リモートワークで乱れた生活リズムを入浴で整える方法や、免疫力向上に寄与する可能性を論じています。入浴がストレス軽減や心身のリフレッシュに役立つことが、具体例を交えて解説されています。
第5章と第6章では、銭湯や温泉の活用法について掘り下げています。銭湯でのリラックス効果、温泉選びのコツやその効能など、実践的で役立つ情報が豊富です。特に、井戸水を使用した銭湯の一番風呂や、温泉地選びのポイントなど、読者の実生活にすぐ役立つ内容が多く含まれています。
この本を通じて、入浴がただのリラクゼーション手段にとどまらず、健康維持や病気予防、さらには幸福度向上にも役立つことが科学的に示されています。入浴の新しい可能性を知り、日常生活での実践に役立つ情報が満載なので、入浴を見直したい方や、健康維持に関心がある方にとって必読の一冊です。
今日はその早坂先生が講師の温泉健康運動士&温泉ソムリエマスターの研修を受講しています。
また、学んだことを記事にしていきます!