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「PR・広報」は人生を幸せにする"魔法の杖" vol.3~伝える方法は? ~
デジタル社会での様々なコミュニケーション方法
「PR」はコミュニケーションを通して、様々なステークホルダーとよりよい関係づくりを行うものだ。
では、そのコミュニケーションはどのような方法があるだろうか?
直接対話する、メール、電話・・・・・・様々な方法がある。
デジタル化が進んでいることもあり、その伝える方法も日々変化していきている。これまでは、リアルタイムで双方向のやり取りをするには、直接会って話をするか、電話しかなかった。しかし、今ではWEB会議が当たり前になりつつあり、物理的な距離という壁がなくなろうとしている。
さらに今後、5Gが普及すると、デジタル上でのタイムラグがなくなり、デジタル上でのリアルタイムなコミュニケーションも不自由なくできるようになる。
デジタル上でまるで会っているかのようなコミュニケーションができるとなると、伝え方の方法も大きく変わる。
そのような環境の変化をうまく取り入れて、伝え方をその時々で最適なものを選択していくことが必要である。
「PR」という魔法の杖の振り方は様々であり、相手によって変えていかないといけない。
「メディア」というツール
「PR」において有効活用するのが「メディア」である。
「メディア」というものにも種類がある。企業の「PR」では、PESOメディアといって4つに分類する。(そうでないと企業ももちろんあるが……)
P:Paidメディア(広告などお金を払ってコミュニケーションするメディア)
E:Earnedメディア(報道などのパブリシティをするメディア)
S:Sharedメディア(口コミや他者のSNSなどシェアをするようなメディア)
O:Ownedメディア(自分のWEBサイトや、自分の発信するSNS)
PESOメディアについて(ご参考までに)
例えば、ある企業が新製品を発売する際。
記者会見をしてTVや新聞などで報道してもらうことは、Earnedメディアを活用した例である。
また、その際に自社ホームページにその新商品の特設紹介ページがあり、SNSでその紹介をすることはOwnedメディアを活用していることになる。
さらに、その会社のSNSを見てシェアされて口コミが広がるとSharedメディアを活用したということになる。
このように、「PR」では4つのメディアを上手く組み合わせてコミュニケーションを行っている。
広報業務をしていると、新聞や雑誌に記事を掲載してもらうのに、基本的にお金を払っていると思われている場合がよくある。
多くの広報担当者が狙うのは、取材をしてもらっての記事掲載(=無料)である。これは、第3者が書いてもらう記事なので、読者にとって信頼性が高くコミュニケーションの効果が高い。
一方で、ある新聞に広告として掲載されると、その新聞はPaidメディアとしての扱いとなる。この場合は、「広告」「PR」(←ここではプロモーション:広告という意味)というような表記が義務付けられている。
広告は現在においてはますますスキップされる傾向にあるので、報道としてのEarnedメディアやSNSのSharedメディアの価値が高まってきている。
それぞれのメディアの詳しい活用方法については長くなるので、後ほどのテーマで紹介したい。