【HSP】相談するの、難しくない?【INFJ】
苦手なんだよね、他人に何かを相談するのが。
noteとかインスタとかいろんなところでちょこちょこ見るけど、HSPやINFJの人間は他人に相談することが苦手な傾向にあるらしいよ。
そこらへんの特徴は、わたしよりみなさまのほうがお詳しいことでしょう。
わたしも、他人に何かを相談することが基本的にはない。
それが親しい間柄や家族相手であっても。
「なにかあったら相談してね!」なんて会うたびに言ってくるような人間のことを信じていないのもある。そんなの、わたし以外の人間に向けての「私、人のお悩み聞いちゃいますよアピール」だと思っているから。
そんな人間がいるいっぽうで、わたしのことをよく知っている人間は「あんたほんとうに人に相談しないよねー」と呆れたように言う。「困ってないなら別にいいけどさ」なんて付け加えちゃったりして。
正直、これくらいの温度感のほうが気を使わなくていい。
わたしは馬鹿を見るタイプの正直者ちゃんなので、「相談してね!」なんて社交辞令を真に受けて「なんか相談したほうがいいのかな……。でも別に何も悩んでないし……」とクヨクヨしちゃうから。
他人に悩みを相談しない人間だからこそ、周囲が気づかないうちに大ピンチになったり、心がいっぱいいっぱいになったりして、ある日突然ぶっ倒れる。
わたし自身すら、ぶっ倒れるまで気づかないこともザラにある。
ああ、相談っていってもあくまでプライベートとかわたし自身の悩みについての話だよ。
お仕事上の、いわゆる報連相はちゃんと相談している(つもり)。他人に迷惑がかかるから。
お仕事の悩みは言わないけど。言わなくたって誰にも迷惑かからないし。
なんで他人に悩みを相談しないんだろーって考えてみると、4つくらい心当たりを見つけた。
①.他人の時間を奪うのが申し訳ない
「わたくしめの悩み相談などで、あなたさまの貴重なお時間をいただくのは心苦しくございますわ」
ってカンジ。
他の誰でもないわたし自身が、わたしの悩みを過小評価している。
これが気づかれないあいだにストレスや負担を溜め込んで突然ぶっ倒れるもっとも大きな要因だと思う。
久々に会う友だちとか、そこそこ会話ができる職場の同僚とか、せっかく話をするならわたしの悩みなんかじゃなくてお互い気持ちよく話せる話題がいいじゃん。
友だちも同僚もそれぞれ自分のことで忙しいし、わたしの悩みをいっしょに考えてもらうなんて申し訳なくてできないんだよね。
②.自分である程度の答えが出せる
相談するまでもないってカンジ――こう書くとなんだか鼻につくなぁ。
わたしは常日頃から大小さまざまな議題で脳内会議をしております。いうなれば、もうひとりのわたしと相談をしているのです。
これが興味深いことに、もうひとりのわたしはやたら客観的に、そして俯瞰的に現状を把握できておりまして、打開策や改善点などをそこそこ高い精度で教えてくれるのです。
スピリチュアルっぽい表現だけど簡潔にいうと、悩みの原因や解決策をわたしは心のどこかでわかっていたってやつ。
わかっていながら、直視したくないから目を逸らしていたってやつ。
どうして膠着状態に陥っているのか、その心当たりがあることが多いのさ。ハード的な問題だったり、ソフト的な問題だったりするんだけど(体感後者が多い)。
見て見ぬふりをしていた自分の弱点が悩みの原因になることが多いから、当然完璧主義で夢想家のINFJちゃんたちよろしくどうすればいいかの答えが自ずと出てくる。
ただ、答えが出ても行動に移せるかはまた別の話でしてね。
それに答えといってもわたしの価値観の域を出ないから、もうひとりのわたしも状況がわからないと手も足も出なくなるのも欠点かな。
そうなったら素直に他人の価値観や知恵を借りたほうがいい。
③.相談する意味があんまりわからない
相談って、意味ある?
他の人間に相談したところで、わたしの悩みがどうにかなるなんてまったく思えない。
①がわたしの過小評価だったのに対して、こちらは周囲の人間を過小評価している。
なんていうか相手をナメているとかそういう面での過小評価じゃなくて、「対わたしの機能」についての過小評価というか。
いわゆる「こいつに言ってもわかんねーだろ」的なものではないことをご留意いただきたい。
話して解決するくらいなら誰も苦労しないのだ。
それに、最近になって気づいたんだけどわたしってけっこう人の話を聞かないきらいがある。換言すれば頑固。もっと聞こえのいい言い方をすれば揺るがない信念がある(INFJっぽいでしょ)。
相談してヒントをもらって、それをもとにいろいろ試行錯誤するんだけど、けっきょくは自分を通そうとするんだ。
だったら、相談しても意味ないよね。
それこそほんとうに相手の時間の無駄だし。
④.本音を明かすのがイヤ
本音はね、弱みになるんだよ。
悩みなんてまさに弱みじゃん?
相手に「こいつはこういうことに弱いのか」と知られてしまう(相手との関係にもよるけど)。
自分自身でも「悩みは弱み」なんて歪んだ認知をしていると思うけど、あながち間違ってないでしょ。
深い関係ならまだしも使い捨ての関係なら弱みは見せないほうがいい。お仕事の悩みを同僚や上司に相談しない理由はこれ。
相手が友だちでも本音はあんまり明かしたくない。本関係にヒビが入るのがイヤだから。
そうなるくらいなら、わたしが耐えていればいい。
対人関係をそう捉えているから友だちが少ないんだ。
深い関係を望んでいるのに、自分には踏み込まれたくないんだもの。矛盾してるよ。深く付き合いたいなら踏み込まれる覚悟を持ってオープンにするべきだし、相手に踏み込む覚悟も持つべきだ。
あれ、何の話?
相談についてのあれこれじゃなかったっけ。
相談、ソウダン、そうだん……。
書いてる途中で何回も見たせいか「こんな漢字だったっけ」と混乱してきた。
なにはともあれ相談が苦手というお話でした。
悩まない日はないくらいには悩んでいるんだけど、あんまり毎日悩み続けていると「向こう側」に突き抜けて何に悩んでいるのかわからなくなってくる。
わたしは常に悩みの向こう側に突き抜けてしまっているので、いざ改まって「あなたの悩みは何?」と聞かれてもうまく言語化できないのだ。
頭の中にはちゃんと悩みごととして、胸のうちを暗くするものとして認識しているのに、それを説明しろと言われるとわからなくなる。
イチから伝えようとするととてつもない長文になるし、ところどころかいつまんで要約しようとするとうまくいかない。
自分では言葉を見つけるのも、文章をつくるのも得意なほうだと思っているんだけど、それが自分にまつわることとなると途端にできなくなる。
うーん、難しいから今回はその話はいいや。
相談する意味がわからないとか本音を明かすことにためらいがあるとか、そういうところはたぶんもう治らない。
でも、自分の問題を過小評価せずにしっかり伝えたり、周囲の人間の力を過小評価しないで頼ったりすることも生きていくうえでは必要なことなんだと思う。
わたしと同じような理由で他人に相談することが苦手なみなさまも、レッツ相談。わたしも頑張ります。
今回はこんな感じ。おつかれサマー。
わたしのまわりではコロナ再流行の兆しです。気を抜いていると罹りそうなので、手洗い・手指消毒を徹底しています。そのせいで手荒れがとんでもないんですけど、背に腹は代えられないんですか? マジ?
みなさま、よき揺るがない信念ライフをお過ごしください。