【報告】ウガンダ:南スーダンとの国境沿いの街[エレグ]でのウガンダ軍へのマスク提供(緊急支援)
WHO(世界保健機関)スタッフらとの現地調査後に、南スーダンとの国境の街・エレグや、その近郊の隔離施設にて、食料や日用品、衛生用品の支援を行っています。
諸々の理由により、エレグでは感染予防が十分なされていません。そのため、国境を警備する軍関係者でも[28名]が感染。また、市中感染も[14名]が確認されています。
以上を鑑みて、現場で働く軍関係者らへ500枚のマスクと、100枚のマスク使用方法の啓発ポスターなどを配布して、感染予防についての啓発活動を行ってきました。
軍関係者らはコロナ危機が始まってから、政府からマスクが一人一枚づつ配されていましたが、この数ヶ月間の使用で汚れたり、使い古している状況で、改めて全員にマスクを配布しました。
日常的に(感染率が最も高い)国境を行き来するトラックドライバーらと接触する治安関係者への感染予防と共に、市中に感染が広がるリスクを少しでも低減できればと思っています。
ちなみに、このマスクを製造したのは、かつて、政府軍との戦いに駆り出されてきた神の抵抗軍の元子ども兵だったことも、印象深くあります。
引き続き、洋裁技術を[元子ども兵社会復帰支援センター(グル)]で習得した元子ども兵たちは、エッセンシャルワーカーや難民、最貧困層の人々が使うマスクを生産していきます。
同時に、マスクを使う習慣がなかった同地において、マスクの適切な管理・使用方法をポスターやチラシを使って啓発活動を続けていきます。
(報告:小川真吾 編集・追記:鬼丸昌也)
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