【報告】ウガンダ:南スーダンとの国境沿いの街[エレグ]にある隔離施設での緊急支援
7月中旬、南スーダンとの国境沿いの町、エレグでの感染拡大を鑑みて、WHO(世界保健機構)スタッフらと共に、現地調査を行いました。
調査の結果、感染予防が十分なされておらずが判明。国境を警備する軍関係者にも感染が広がり、調査時点で[28名]が感染、また、市中感染も[14名]が確認されています。
なお、エレグでは、もともと国境を行き来するトラックドライバーの感染が非常に多く、
[200名]以上の陽性者が、過去に確認されていました。
感染者(陽性者)は病院に移送されますが、同時に、その接触者らは[隔離施設]に収容されます。当然ながら陽性者が出れば出るほど、その何倍もの人々が、隔離されることになるのです。
しかし、どこの隔離施設も、2週間の隔離期間の食料や衛生用品、その他の生活物資も不足しています。さらには設備が不十分なことにより、施設内感染も懸念されています。
この状況を鑑みて、このエレグ近郊の隔離施設で、食料や、石鹸、サンダル、生理用品、歯ブラシ、歯磨き粉などの日用品やマスクなどの衛生用品を支援を実施いたしました。
今後も、隔離施設に対する、援助機関や政府からの支援にも限界があるため、テラ・ルネッサンスとしても、できる範囲で支援を続けていきます。
最後に、テラ・ルネッサンスが、本年3月から、[新型コロナウイルス対策]の緊急支援を行ってきましたが、現在の感染状況を考えると、この緊急支援は今年だけで終わることはないと考えています。
中長期的な視点から、来年に向けて安定的な財源を確保し、緊急支援を継続していることが必要だと痛感しています。
(報告:小川真吾 編集・追記:鬼丸昌也)
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