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人を惹きつけるのは”人間味”
74日目。
今日は”プロレス”と”パーソナリティ”のお話。
先ほどまで新日本プロレスのJr.ヘビー級の大会
”Best of Super Jr.”を観ていて、
大興奮しているので、
その熱量のまま綴ります。
”能力”だけでは惹かれない
プロレスは悩ましい競技なのです。
日本で一番大きい団体である”新日本プロレス”は
”King of Sports”というキャッチフレーズを
掲げております。
一方、世界一大きい団体である"WWE"(アメリカ)は
”World Wrestling Entertainment”の略称です。
業界内でも”スポーツ”なのか、”エンタメ”なのか、
少々議論の余地が残っているようですね。
そんなプロレスでは”強い”というだけでは
評価されない、というのが実情です。
”強さ”の評価指標が多様すぎる、
という方が適切かもしれませんが。
強い"技"を持っていること、
強い"肉体"を持っていること、
どんな攻撃にも耐えること、
試合での意気込み・態度。。。
どんな指標でも重要なのは、
”応援したい”と思ってもらうこと、なのです。
これは正義(ベビーフェイス)・悪役(ヒール)に
関わらずです。
以前 新日本プロレスで、
現在はWWEで活躍している
中邑真輔(なかむら しんすけ)選手は、
デビュー当時から以下の言葉を発していました。
『一番”スゲェ”のは、プロレスなんだよ!!』
中邑選手は幾度となくこの言葉を発していました。
しかしその言葉で使われているのは、
”一番強いのは、”という表現ではなく、
”一番スゲェのは、”という表現でした。
この言い回しにプロレスの魅力と、
”応援してもらう人のアクセント”が詰められている、
と私は感じています。
”人間味”こそ最強の武器
どんなに”能力”が高くても、
どんなに”可能性”が高くても、
”合理性の外側”の判断を促すという点において、
”人間味”こそ最強の武器となりえます。
能力や可能性といった要素は
合理的判断においては非常に重要な要因です。
損得勘定をするのであれば、
この点を無視しては絶対にいけません。
超重要です。
ただ、感情的側面が大きい部分において、
そのような客観指標は必ずしも有効に働かない
ことがあります。
「なんか放っておけない!」
「この人には頑張ってほしい!」
「この人に成功してほしい!」
感情論は時として合理性を超越する時があります。
それは理屈ではないんですね。
そして理屈ではないので、
一度決めると強くのめり込むことになります。
端的に言ってしまえば、”ファン”になるのです。
マーケティング業界では近年、
”ファン・マーケティング”という手法も提唱され、
意図的にファンを育成するという策も
行われています。
結構バカにできないのです。
この”主観的な判断”ってやつは。
あなたが誰かの”推し”になる
”推し”とは芸能界や二次元業界などで使用される
”応援している特定の人”を指す表現です。
あなたがもし、
新しいことに取り組もうと考えていて、
その規模が大きければ大きいほど、
”誰かの協力”が必要になる場面が
きっとあるはずです。
その時、合理的な一面はもちろんですが、
最後の一押しは”人間味””パーソナリティ”です。
クラシックな発想かもしれませんが、
案外重要なんですよ。コレ。
つまり、あなた自身が誰かの”推し”になる必要が
あるのです。
”推し”になるのは容易ではありません。
”見た目”が刺さる人もいるし、
”声”が刺さる人もいる。
でもそれらは、あくまでも”フック””きっかけ”に
過ぎないのです。
最終的には”あなたが積み上げてきたもの”が
評価されます。
別にそのために何かをする必要などありません。
”あなたが積み上げてきたもの”に魅力を感じる人が
自然にファンとなり、あなたを支えてくれるはずです。
プロレスを観ながら、そんなことを考えてしまった
今日この頃でした。
ちなみに私の”推しプロレスラー”は
”エル・デスペラード選手”です!
おにぎり紳士🍙