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カタチにこだわるよりも…

私は水泳指導も行っているため、よくお客様から泳ぎ方についてアドバイスを求められます。

クロールの呼吸の仕方はどう?
水のかき方はどうしたらいい?
平泳ぎキックの形は合っている?
泳ぎ方はきれい? 
など。

いろいろな質問を受けますが、まずやり方や形が正しいかをどうかを聞かれます。
それもそのはず。やり方や形がわからないと泳げないわけですから。

しかし、ある程度やり方や形がわかってきたらポイントとなる各関節や筋肉の動きへのアドバイスが必要になってきます。
そうでなければ、いつまで経っても自分の動かしやすい範囲内で動作を行い、それ以上の上達は望めないからです。

◯◯関節の動きに制限があるから、可動域を広げるためにはXX筋を緩める必要がある。
そうなると⬜︎⬜︎筋は活性化させる必要がある。
静的アライメントは?動的アライメントは?
お客様の可動範囲はどこまでか?
など。

ひとつの動作を行うにしてもいろいろな課題が見えてきます。

いくら形を整えようとしても身体がその動きをできる状態でなければ思い通りに動けません。ある程度、形というものは必要だと思いますが、形だけを永遠に求め続けても限界があります。

十人十色。形としてこう動くというのはあれど、筋力、骨格、可動域は人それぞれです。決まりきった形は時に人を固めてしまいます。形だけでなく思考も。

お客様の向上心には頭が下がります。かなりご高齢のお客様でも、もっと上手くなりたいと日々練習に励んでいらっしゃいます。
そんなお客様の役に少しでも立てるよう、その重要性を理解してもらいトレーニングに繋げていくのがパーソナルトレーナーの仕事でもあると思うのです。

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