![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160689935/rectangle_large_type_2_6bfb27dde9c257a6c4164d6a633553c7.png?width=1200)
今日の安全意識を高めるヒント: 「一人危険予知」で事故を防ぐ
「一人危険予知」は、自分自身で作業前にリスクを確認し、事故や怪我を未然に防ぐための有効な手段です。
特に、複数人での危険予知活動(KY活動)が難しい場面では、自分自身で安全確認を行う「一人危険予知」が重要な役割を果たします。
毎朝、作業開始前に自分の作業環境や動作を一つひとつチェックすることで、リスクに気づき、予防する意識を高めることができます。
一人危険予知のチェックリスト
以下のチェックリストを使い、「指差し呼称」を行いながら、項目ごとに確認しましょう。指差し呼称を行うことで、自分の目で見て、指を指し、声に出すことで確実にチェックができ、意識がより高まります。
挟まれないか: 自分の体や衣服が機械や設備に挟まれる危険がないか、周囲を見回して確認します。特に狭い作業スペースや重機の近くでは注意が必要です。
切れ、こすれないか: 作業中に鋭利な道具や突起物で怪我をするリスクがないか、触れるものを確認しましょう。刃物や金属製品の取り扱いの際に特に注意が必要です。
巻き込まれないか: 機械の回転部分に巻き込まれるリスクがないか確認し、服装や髪の毛が機械に近づきすぎないように気を付けます。
落ちないか、転ばないか: 足元や作業エリアを確認し、滑りやすい場所や障害物がないか確認します。高所での作業では、安全帯の装着も忘れずに確認しましょう。
火傷しないか: 高温の物や熱源の近くで作業する場合、火傷のリスクがないか注意します。例えば、熱を持つ機械や金属などに直接触れないよう、手袋を装着するなどの対策が必要です。
腰を痛めないか: 重いものを持つ場合や前屈みになる作業の際、腰を痛める可能性がないか確認します。無理な姿勢や動作を避け、必要に応じて補助器具を使用しましょう。
感電しないか: 電気機器や配線に触れる作業がある場合、電源が切れているか、感電の危険がないか確認します。絶縁手袋や絶縁工具の使用も安全対策として有効です。
その他の危険がないか: その日の作業内容に合わせて他の危険要素がないか最終確認をします。例えば、周囲に危険物がないか、環境の変化がないかなどを確認しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1730794652-kKjdGh82v7SJrMylLxeOuq34.png?width=1200)
指差し呼称と一人危険予知の実践
チェックリストを一つひとつ「指差し呼称」で確認しながら、「挟まれないか」「切れないか」などと声に出して確認することで、意識を高めることができます。
声に出すことで、自分の意識がより集中し、ミスや見逃しが減る効果があります。指差し呼称と一人危険予知の実施により、自分の安全行動が自然と身についていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730794709-g1D4pLJq25NEKuhBnb6AMc8i.png?width=1200)
今日のポイント
一人危険予知の習慣化: 自分で安全確認を行う「一人危険予知」を日常のルーチンに取り入れ、事故を未然に防ぎましょう。
指差し呼称で確認を徹底: チェックリストの項目を指差し呼称しながら確認し、意識を集中させることで、より確実な安全確認を行う。
具体的なリスクの確認: 上記のチェックリストを使い、自分自身が関わるリスクをしっかりと確認することで、安全意識を一層高めます。
毎日の安全は、自分自身の「一人危険予知」から。確実なチェックを行い、無事故で一日を終えるための一歩を大切にしましょう!
2024.11.6