見出し画像

ワンピース式経営。働く世界が面白くなる

「働く世界」が面白く楽しくなって、歓びや感動が溢れ出したら、人はもっと幸せに生きていけるだろう。

「働く世界」は、私たち働く人が集まってつくられている世界だからこそ、私たち一人ひとりの在り方や、考え方、方法ひとつひとつで小さいきっかけがあちこちに生まれて、そしてそれが大きな渦になっていくのではないかと思うのです。そんな想いを持って、これから株式会社ワンピースでの考え方、取り組み、それらを通して私が考えること等、書いていけたらと思ってます。


「働く世界」への感じ方で幸せ度が変わる

はじめまして!株式会社ワンピースのコーポレート部門で働くmayuと言います。

中途採用でワンピースに入社した私は、ワンピースの制度や考え方、カルチャーに戸惑うことばかりでした。

前職4社、ワンピースは5社目です。

旅行会社、広告会社、エンジニアの人材派遣会社、医療系会社と業種も違えば規模も違う会社を経験して、今の会社が他の4社と比べて一番、何も整ってない、何もない会社かもしれません。それでも、今まで十何年社会人をやってきた私は、今が一番、楽しくて面白くて、幸せだと感じています。

もちろん、働くことだけが大事なわけではないし、いろんな幸せがあるのも、その通りだと思ってます。ただ、ほとんどの人が「働く世界」に身を置いていて、それでいて、それぞれが生きている時間の中で、相当の時間をそこに費やしているのもまた事実で。

そうであれば、「働く世界」が楽しいかそうじゃないかで、人生の濃さって変わる気がするし、「働く世界」が面白くて幸せであれば、人生の幸せ度数がもっと上がっていくと思っています。


良かれとしてつくられた仕組みがジブンゴト化・当事者意識を弱くする

自分で考えて決断する。

「働く世界」の中で実践できる人、あんまりいないんだと思います。あるいは、限られた範囲でしかない。自分で考えていい範囲・決断していい範囲があらかじめ決められていて。その中でしかやるもやらないも、改善も新しいこともできなくて。上司からの査定が気になって踏み出せなかったり、心の奥底では、違うこと思ってるかもしれないのに、飲み込んで。我慢して。自分が自分でなくなるような。

上司は知らず知らずのうちに「考える機会・決断する機会」を奪い、社員は知らず知らずのうちに「考えること・決断すること」を手放していく。

奪いたくてやっているわけではないのに、手放したくてやっているわけではないのに、自然とそうなっていく「仕組み」になっていることが多い。

その仕組みの下では、ジブンゴト化も当事者意識も生まれにくい。

言われたから。怒られないため。ルールだから。ノルマ達成のため。評価のため。会社が決めたことだから。

全部、自分に理由がない。外発的動機であり、外発的動機を内発的動機に変えることもなく、なんとなく。自分の考えや想いがどこにあるかなんて関係もなく、ただ、やらなきゃならないからやる。

ジブンゴトでもなければ当事者意識もなく、ある意味、心ここにあらずの状態。そんなの面白いわけがないし、何かあったときには、自分は指示に従っただけだ。と。これだけの時間を費やして、何のために仕事をしているんだろう。むなしくなってしまう。


上司がいないフラット組織・自分たちで考え決断する

私たち株式会社ワンピースには、上司がいません。

就職活動している時にワンピースと出会い、『上司がいない』なんてことが成り立つのか、と衝撃を受けたのですが、成り立っちゃうんですよね。

今の私には、『上司がいる』という状況になるほうが気持ち悪いかもしれないと思うぐらい。

上司がいるかいないかは、もしかしたら制度としては一つの手段でしかないと考えてます。

大事なのは、「自分たち(自分)で考えて、決断する」こと。

この、自分たち(自分)で考えて、決断するってことが、ジブンゴト化し、当事者意識を生み出す。なんでやるのか?なんでしたいのか?なんでしたくないのか?自分(自分たち)の心の奥底から湧き出る想いがそこにはあるわけで。

他の誰かに言われたことじゃないから、自分の中から湧き出たこと(=内発的動機)だから、人は夢中になるし、あきらめなくなるし、他の人から見たらびっくりするような粘り強さも生まれてくる。そして、それ自体が愛しくなる。

自分の心からでた声に従っただけ。簡単なようで、簡単ではなくってしまっている世の中のシステムだからこそ、その状態であることが、自分自身であり、ありのままであり、自分の存在を感じることができるのではないかと思う。つまり、自分が他の誰でもない自分を生きている状態、ということだと思う。

そんな状態にいる人は輝いているし、とてつもないエネルギーを出していて、強くしなやかで、自然と周りにいい影響を及ぼす。だからこそ、自分(自分たち)で考えて決断する。ということが大事なのだ。

個のが集まって組織が出来上がることを考えたら、個人がそれぞれその状態であったとしても方向性がバラバラだったらどうにもならない。だから、チーム(組織)が1人の人間だと考え、自分たちの心から出る声に従い、自分たちで考えて決断することが大事だ。

ワンピースでは、その状態になるように、仕組みとして、フラット組織・チーム制という体制を取っている。外発的動機を排除するための仕組み化だ。

ただ、私は、今までの5社の中で、自分(自分たち)で考え決断する、ということができる状態だと思ったのは、ワンピース以外では1社あった。その会社は、上場している大手の会社できちんと階層がある会社だった。フラット組織でしかできないというわけでもはない。

「あなたはどうしたい?」「私たちはどうしたい?」

そして、それは「なぜ、そうしたいの?」=why (何のためするのか)

これを問えるか、そしてこの問いに本心で答えても大丈夫な環境であるか。というだけ。たったこれだけ。この問いが、「自分(自分たち)で考え、決断する」ということを引き起こし始める。まずは、自分自身でも、一緒に働くメンバーにでも、後輩や部下にでも、この問いをすることから始めてみてもいいと思う。

ただ、この問いがいい状態で発動できなければ、無意味となる。であれば、そのいい状態とは何か???については、また次回◎

writer:mayu


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?