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#008|経済圏に自分を映す

【はじめに】

あけましておめでとうございます、EDIIT Inc.・CEOの榎本です。

前回の記事「困難を超えるために、メンタルを支配する。」では、ビジネスパーソンとしての心の持ちようについて、お話させていただきました。

「えっ、エノにそんな過去があったの?」
「初めて聞いたんだけど」

と、FacebookのコメントやDMなど、意外と身近な人からの反響も数多くいただき、改めて発信することの大切さを理解した記事になりました(そういえば、あんまり人に話していませんでした)。

さて、昨年の夏から始めたnote。そもそも始めた当初は、

❏ 自分自身の経験を言語化したい

という点についてチャレンジすることがキッカケでしたが、実際にトライしてみると、有り難いことに想定以上の方々が読んで頂き、それ以上に大きな反響があり大変驚きました。コメントやメッセージを頂いた方々、久しぶりに再会した時に「エノのnote見てるよ!」と声掛けてくれる方々、本当に嬉しかったです、感謝しています。2021年の一発目のnoteでは、その振り返りや発見などをお伝えしたいと思いました。

今回は下記2点の図版を使いながら行いたいと思います。

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01.軽んじてはいけなかった言語化と発信

EDIITを創業して以来、

「エノって何やっているか分からないよね」

と、たびたび言われ続けてきました。私が考えるその原因は主に3つ。

①営業、マーケ、新規事業支援、広報、採用・組織改革と、支援する幅が広すぎるため、自らの役割を伝える時にどうしても抽象度が上がってしまった。

②NDAを結んでいる関係で、具体的なことが話せなかった。

③自分のことを、広く、わざわざ言語化して伝える必要性を感じていなかった
(身近な仕事仲間にのみ伝わっていれば特段、業務に支障はなく、そのための時間を割くのももったいないと考えていた)


個人的には③が最も大きな要因だったと考えています。人間やはりキッカケがなければ、動き出さないないものです。

こうした状況だったので、初めてお会いするクライアント企業のご担当者様からはたびたび

「EDIITさんは、どんな仕事しているんですか?」

と聞かれました。そのたびに毎回同じ話をする自分を客観的に見て「伝わっていないことは罪だな」と感じるようになりました。

さらに誰かに紹介してもらった案件が、必ずしもフィットしたものではないことなどもあり、話が進むにつれ、

「あれ? この仕事は、自分の出番ではないのでは・・・」

と思うこともありました。自分が何者か、何が得意なのかを言語化・発信していなかったがためのコミュニケーションコストを軽視したことによるコミュニケーションロスが頻発していたのです。

02.EDIITの言語化・構造化

このままではいけない。

自社や個人のことを言語化し、適切なチャネルで情報を発信することで現状を変えて行こうとコロナ禍をキッカケにnoteを始めました。

それからは、

❏ ケイパビリティ(マインド・スキル・ソリューション)
❏ EDIIT Inc./榎本貴というキャラクター
❏ 再現性のあるノウハウ

のコンテンツ化につとめました。すると、

「自分も言語化・棚卸し、をやってみようかな」

と、仲間内での会話で僅かながら出てきました。

正直、最初は勢いで始めたこのトライですが、お客様からのお問い合わせをいただくなど、その影響力は次第に大きくなり始めています。

仕事仲間や友人からは、

「どんなふうに考えてやっているの?」

と質問される機会も増えてきました。

しかし、私自身もまだまだトライしている身。アドバイスをするには経験も実績も十分ではありません。

現時点で私が考えてきたことについて参考までにご説明させていただきます。まずは下記の図版をご覧ください。

EDIITのケイパビリティを3層に分けて考えることにしました。

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それぞれの位置付けを明確に言語化したことで、結果、この位置付け別のコメントや反響を沢山頂けました。

次に、有り難いことでしたので、そのコメントや反響を次のようなマトリックス図でプロットしてみました。

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テーマに対してどう解釈(反響)され、どう伝わったのか。この結果を構造的に分析することで、次の目標設定やアクションプランが見えてきました。

「言語化・発信」と言っても、取り組んでいることはいつもと同じ

① 計画
② 実行
③ 目標に対するGAP抽出
④ 構造的要因分析
⑤ アクションプラン策定

という5ステップ。

ビジネスでいう市場評価を感じながら事業を成長させていくという点ではブランディングもマーケティングと同じですので、基本的な考え方は横展開して使うことができます。

03.SNSは経済圏を鏡にする

言語化・発信をしてみると、経営者としての自分や、経営している会社がどのように見えるかが、鮮明に分かります。実施した記事に対する反響は嘘をつきません。

❏ マーケットから何がどう見えているか。

❏ それが小さくとも自分が属している経済圏の中で明らかになったのは、大きな発見でした。

経験があればあるほど、立場が上がれば上がるほど、人は自分を信じ、周りの声に耳を傾けなくなる傾向があります。私自身もそうでした。

SNSが自身(自社)を映す鏡としての役割を果たしてくれることで、言語化・発信しながらも、自らのメタ認知を進めることができました。

マーケットからの印象をとらえるために多額の費用をかけ、インタビューを行うことも非常に有効ですが、SNSによる情報発信は、それをより費用をかけず、スピーディーに取り組むことができます。

実際、EDIITでは自らを客観視した経験を通じて、より進化・昇華した言語化・発信をこのnoteを通して進めていこうと考えています。

自分自身や、自分の会社が社会にとってどんな意味があるのか。だからこそ、何を伝えていくべきか。その輪郭を明らかにするための手段としてSNSによる情報発信は身近な武器だと思っています。

編集後記:自分のことは、自分が一番分からない

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。年始1本目のnote、いかがでしたでしょうか。

後回しにされがちな自身の考えや構想に関する言語化、発信ですが、後回しにすることで事業にじわじわダメージが来ることを私自身、強く実感しました。

とは言うものの、目の前のタスクは次から次へ迫り、優先度は落ちてしまう。ですからそこで良き相談相手を見つけることをお勧めします。周囲にいなければ、友人や仕事仲間に意見を聞いてみるのもいいでしょう。そしてもちろん、私で良ければいつでも相談相手になります!


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