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【一橋大学地理対策 アフリカ中東地誌・経済地理編】本編5千字、36か国掲載

対策不可能と言われた一橋地理二次試験の対策資料作成に挑みました!

私も一橋受験生時代に、地理受験は止めておけと高校の先生に随分と言われたものですが、地理が好きだったので、先生の反対を押し切りました。

高校の先生は自然地理しかわからなかったので、経済地理は独自の対策を行いました。例えば、JETROのメキシコ経済の基礎知識などを買って読みましたが(図書館にはない)、全ての主要国の本を買うのはコストがかさみますし、本を読むのもかなり時間がかかります(受験に必要な情報は一部ですし、どこに書いてあるか探すのも時間を要します)。休憩時間に世界経済について解説するテレビ番組も毎週チェックしていました。当時は手探りでやっていましたが、駿台一橋模試の地理で全国2位、一橋大二次試験でも地理点数はトップクラスでした。商学部を卒業して、金融の仕事に就きましたが、「そういえば、昔は地理が好きだったな」と、ふと正月に思いだして、この記事を書き上げました。社会人になった今、明確に一橋地理の対策法を体系化することが可能になりました。

メキシコ経済の基礎知識(第 3 版) | 中畑貴雄 |本 | 通販 | Amazon

手探りで対策していた受験生時代にこんな資料があれば良かったな、という視点で書いております。

ご存知の通り、一橋地理は経済地理が中心です。”自然地理?そんなの知らん、地図帳でも見ていろ”。そんな一橋大教授の声が聞こえてきます。一橋大は会計と経済を教える学校として設立されたので、自然地理は総合大学でやってください、ということなのでしょう。

教科書を暗記すればある程度戦える日本史や世界史とは違い(間違っていたらごめんなさい)、経済地理は暗記がしにくいです。暗記用のテキストや参考書も乏しいです。どちらかというと瞬発的な思考力が問われています。しかし、地理と言えども、”現代史”なのです。ある程度の暗記(パターン化)は可能です。今回は暗記詰込み用の資料として本記事を執筆しました。結局、日本のお受験は、暗記が一番効率的です。(それが社会に出て役に立つかはまた別の話なので要注意)

無料サンプルとして、サウジアラビア地誌を記載しました。
有料版では、アフリカ中東36か国について同様に記載しています。

一応、一橋大の学位証の写真もお付けします。(海外の大学院に出願した際の証明書なので英語です)

経済地理では、”変化”をとらえることが最も大事です。変化が格好の出題対象となります(グラフ読み取り問題などでよく出てきます、そしてその変化の理由を示せというのがお決まりの出題形式ですね)。正に現代史です。各国の”変化”を重点的に書き上げました。
本編5千字(無駄な用語解説など字数稼ぎは一切なし!)


サウジアラビア

・世界2位の石油埋蔵国
・LNG6位
・世界最大石油輸出国(大半は中国日本インド向け)
・(石油価格変動イベント)1970年代のオイルショック、2014年石油価格暴落、2020コロナショック
・OPEC盟主
・世界最大上場企業サウジアラムコ
・米国シェールオイルの崩壊を目的にした増産(石油価格引き下げ)
・最近は脱石油依存(電気自動車、中国経済不況で石油需要低迷、ESGで省エネ化、再生可能エネルギー増加)で、スマートシティ(NEOM)、海水淡水化、太陽光発電、IT、サービス業、観光(2019年外国人ビザ緩和、F1、サッカー)を振興
・世界最大級のソブリンウェルス”PIF”(ソフトバンクビジョンファンドへの出資)
・首都リヤドの不動産開発
・メッカメディナの観光産業(世界中のイスラム教徒の巡礼)、巡礼者をターゲットにした商品市、年間1000万人の観光客
・女性社会進出解禁=女性失業率改善
・カタールと国交断絶状態
・イランと確執(スンニ派とシーア派)
・アメリカから武器航空機医薬品購入、中国から携帯電話・電気機器、日本から自動車輸入
・世界最大のデーツ生産国
・労働者2/3が外国人


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