若い内に家を買うメリット
家を買うタイミングについて考えます。
いずれは家を買いたいと思っている社会人の方、私は早ければ早い方が良いと思っています。
成功の秘訣は若い内に自分の城を持つことです。
マイホームの購入には人それぞれ最適なタイミングがあります。
結婚、出産、進学、転勤…様々ですが、今回は早く買うことのメリットにフォーカスして記載します。
■ 豊かな暮らしを長く享受する
早く購入することで、持家での豊かな暮らしを長く楽しむことができます。
住宅にはお金をかけず社宅に住み、定年まで仕事に精を出し、節制に節制を重ねてお金を貯める。そして、退職金と合わせて自分と家族へのご褒美ということで夢のマイホームを購入する。
素晴らしいですが、私はゾッとしてしまいます。
若いうちにローンを組んで一日も早く長く、分譲マンションや一戸建てに住み、楽しい暮らしをしたらよかったのにと思ってしまいます。
それに住宅は一生に一度しか購入してはいけない…なんてルールはありません。
ライフスタイルが変化したり、より良い住宅に出会えたりしたら、住み替えたら良いのです。
仮にマンションであればライフスタイルの大きな変化に応じて、売却や賃貸に出すことで次の住宅購入につなげることができるかもしれません。
戸建でも可能な場合がありますが、一般的に売却・賃貸はマンションの方が有利といわれます。
不動産の資産価値は立地に大きな影響を受けます。
駅からの距離を鑑みるとマンションの方が有利な場合が多いです。
■ 45歳が一つのライン
住宅ローンについて。
銀行により異なりますが、基本的には最大35年間の借入が可能で、80歳の誕生日までに完済するというルールがあります。
逆算すると、80歳-1歳-35年=44歳。(「-1歳」したのは、厳密には79歳の最後の日までにローンの完済をすべきだからです)
44歳までは最大の35年ローンを組めますが、45歳からは34年、46歳で33年、47歳で32年…というように毎年組める期間が短くなっていきます。
ローンの期間が短くなると、その分月々の支払いが多くなりますので、家計を圧迫します。
■ 定年までに完済するには?
住宅ローンには『繰上げ返済』という返済方法があります。その名の通り、現金に余裕がある際、繰り上げて返済することで、月々返済額or返済期間のいずれかを軽減させます。
定年までの完済を目指すのであれば、繰上げ返済を賢く活用しましょう。
繰上げ返済をしないのであれば、やはり早く買うに尽きます。
仮に定年が65歳だとしたら、20代の内に住宅ローンを組む必要があります。
最近では、40年や50年といった超長期の住宅ローン商品も存在しています。
若いうちに購入するのであれば、検討の余地ありです。
期間が長ければその分月々返済額も抑えられますので、これも若い方には魅力的ですね。
■ 団体信用生命保険の審査に落ちる?
一般的に住宅ローンには団体信用生命保険という死亡保険が付されています。
団信(だんしん)と略されることが多いです。
団信とは、住宅ローンを組んでいる人が死亡または高度障害になった際、保険金でローン残高が0円になるというものです。
生命保険の一つですから、健康状態の告知が必要で審査をされます。
審査の結果次第では、保険に入れないことが要因で住宅ローンの借入自体が不可能になることがあります。(団信無しの住宅ローンもありますが)
要するに住宅ローンを有利に組むためには、健康である必要があります。
歳を重ねるごとに健康のリスクは高まります。
■ 不動産価格が上昇している
近年、不動産価格は上昇を続けています。
理由は様々ですが、
震災復興、オリンピック→消費増税、ウクライナ危機、円安などによる資材高騰
熟練の職人の高齢化による人手不足
良い土地が無くなってきており、供給が減っている
一方、住宅ローンは超低金利であり需要がある
この辺りが大きいでしょうか。
今後どうなるかはわかりませんが、現状、不動産価格が下落する要因より、上昇する要因の方が多いように感じます。
「お金が貯まってから買う」と言い、時間をかけてしまうと、貯金するスピードを価格上昇スピードが追い抜いてしまうことも考えられます。
頑張って500万円貯めたのに、不動産価格は600万円上がっていた…なんてことになったら辛いです。
早く買う理由…語り出したら止まりません(笑)
まだまだありますがこの辺りで終わります。
今はまだ買うべきではない派や一生賃貸派の意見は理解していますし、否定するつもりもありませんので悪しからず。
資本主義の歴史はインフレの歴史です。
私は26歳の頃に初めて新築マンションを購入しました。幸い若かったので40年ローンを組み、月々返済を抑えています。
若くして自分の城を持ったことで、自分の運気が公私共に好転したように感じましたし、様々な行政手続きや金融関係の取引を経験できました。
不動産の購入を通じて、学校では学んでこなかったけれど、日本で生きる上では常識のようなことをたくさん経験しました。
社会人として一つステージを上げることができました。
今後10年に1回、背伸びした住宅を購入し、その家に相応しい人間になることが目標です。
※住宅ローンの商品は扱う金融機関によって様々です。あくまで一般的な一例で書いてみました。
今日もありがとうございました。