新しいPCをもってブックカフェに行こう。
2024年4月12日、今日、私は初めて自分のPCを外に持ち出した。
ぴっかぴかのMacBookが少し恥ずかしい。
よく、スタバでMacBookを広げて作業をしているサラリーマンズを見て、羨ましいような、いかにもと言う感じがして恥ずかしいような、そんな複雑な気持ちで見ていた。
しかし今日は、私がそれをしている。
なんなら私しかしていない。
2年ほど通い詰めている、ブックカフェのいつもの席で。
いつもは、ノートを開いているか、本屋から借りた本をかじりつくように見ているのだが、今日は、PCに文字を打ち込んでいる!
正直に言おう、めっちゃ楽しい。
しかし正直に言おう、めっちゃ眩しい。
私が新しく執筆の相棒に迎え入れたMacBookの色は、スターライトカラーだ。
ゴールドとシルバーの中間のような色をしているのだが、照明が反射して、少し眩しい。
まさにスターライト。
その名に恥じぬ振る舞いだ。
しかし、ここで気が付く。
前のめりの姿勢でキーボードに打ち込むのではなく、少し姿勢を変えてみたらどうだろう?
ソファに浅く座るお尻をずりずりと動かしながら、姿勢を変えてみる。
骨盤を立てるようにして、ぐっと背筋を張ると、さっきまでギラギラに反射していた照明が和らいだ。
おお、これこれ。
やったぜ、と口の右端をぺろっとなめると、ちょっぴり辛い。
さっき食べたホットドックのマスタードが残っていたようだ。
なんなら前歯の上の方にもついている気がする。
永遠に口の中はホットドッグを食べているかのようだ。最高じゃないか。
あれ、ええとなんだっけ、そう、MacBookだ。
初めて私の記事に辿り着いた人のために少しお話しすると、私は現在会社員を退職して、フリーマン(無職)をしている。
しかし気持ちは作家だ。
ぽちぽちとキーボードを叩きながら、時折目の前を通りすがる人間たちを眺めて、観察している。
私は現在一人暮らしをしているので、自分の部屋で執筆をするときは、当然一人だ。
しかし、このブックカフェには、私以外の生き物がたくさんいる。
他の人間を見て、観察すると、面白い発見がたくさんある。
自分の中に潜るのに疲れた時は、自分の外側に触れると、とても新鮮な、意外な発見ができたりする。
私は人間が好きだ。
遠くの方に座る人々のファッションチェックをしたり、小物をチェックしたりする。
評価するためではない、その人の色遣いや、カバンにちらりとついているキーホルダーから人の個性が見えるのが面白いからだ。
そして外側を観察すると、自分との違いに気づく。
ああ、自分はこうだ。
自分という人間はこうだ。
それもまた面白い。
そしてその尊さにじ〜んと来たりすることもある。
そして感じたそれらをこうして文章にすることもできる。
私のお気に入りの席は、壁際にあるテーブル席だ。
私の背後には、壁しかない。
そして目の前には、ずらりと並ぶテーブルと、たくさんの本。
行き交う人々や、本を読む人、会話をする人、朝食を済ませたばかりの私の食欲を誘うパスタを食べる人。(ここのボロネーゼ美味いんだよなあ。)
実にいろんな人間が、それぞれの時間を過ごしている。
それらをぼんやり見ていると、私の目の前に大きなスクリーンがあって、映画を見ているかのような感覚になる時がある。
面白い。
タイトルは「人間」だ。
しかも匂いまでついている映画だ。
ボロネーゼ。タベテーゼ。
ああ、ブックカフェ楽しい〜〜。
おっと、もうこんなに文章を書いてしまった。
これもブックカフェの効能かもしれない。
私は人間が好きだ。
そして、人間が描く日常が好きだ。
ここは、そんな素敵なものが見られる、特別な場所だ。
また来よう。ぴっかぴかのMacBookを持って。
そして次来る時までに、Moft(モフト)のPCスタンドをゲットしよう。
首が痛い。