雑記18 岡田武史さん、シュートについて、フットブレイン
(1600〜1700文字)
印象に残っている話について書く。
(以下、カッコ「」内に記載する内容は、記事内で触れられている方の本人の直接の表現ではなく、筆者が記憶に頼ってその方の発言の趣旨・趣と感じた内容を記載しているものであることをまず明記しておきたい。)
【サッカーの岡田武史さんの話】
サッカーの元日本代表監督の岡田武史さん(以下、岡田さん) が、テレビにて話をしていた。その時の話の内容が面白く、何かと思い出すので、文面にして残しておきたいと思う、
記憶が曖昧だが、おそらく2019年アジアカップのトーナメント一回戦の中継の時だったと思う。
岡田さんが話していた内容は、自分の理解では以下のような内容になる。
記憶に頼って書くため、間違いなどがあるかもしれないが、できるだけの配慮をしつつ以下に記載する。
「シュートは大きく分けて三種類に分かれる。
①パワーでぶち抜ぬくシュート。
→ キーパーにコースを読まれて対応されていても、パワーで押し込むシュート。
②コントロールでコースを狙うシュート
→ キーパーの手が届きにくいシュートコースを意図して狙うシュート。この場合、パワーは比較的必要がない。
③タイミングによる優位性で決めるシュート
→ キーパーが「今、シュートを打ってくるだろうな」と予測し反応するタイミングに対して、ズレたタイミングでシュートを打つことでキーパーの不意をつき、パワーやコースへのコントロールが甘くても決まることを狙うシュート。
岡田さんは試合中継の前半終了後のハーフタイム中に、前半戦で見た日本代表選手のいくつかのシュートシーンを例に挙げて、
「このシュートは、パワーで決めきるタイプを狙っている。」
「このシュートは、パワー、コントロール、タイミング、いずれも中途半端になってしまっている。どのタイプの狙い方をするか意図が明確ではないので、チャンスを決めきる見込みの低い場面となってしまっている。」
という趣のことを話していたように思う。
【フットブレインのキーパーコーチの話】
話は変わるが、フットブレイン foot brainという番組を好んで見ているが、ある回がとても面白かった。
その回の中のひとつの場面が上記の岡田さんの話と似たところがあるように感じるので、ここに併せて記載しておきたい。
確か、淡路島にて奮闘する若いサッカー指導者の方を紹介する話だった。そのサッカー指導者の方が 偶然、世界的に名のある外国人の(確かイングランド人だったように思う) キーパーコーチと出会い、自分の教え子への指導を依頼する。
キーパーコーチは快諾して、淡路島の少年への指導が始まる、という内容である。
キーパーコーチの指導の場面が一部、番組内で流れる。その練習・指導の場面は、キーパーと攻撃の選手がごく近い距離で、ひたすら一対一で、シュートとシュートストップを延々と繰り返す、というものであった。
キーパーコーチがこのような趣旨のことを練習の中で話していた。
「シュートを打つときは、パワーとテクニックの配分を考えること、
(テクニックというのは、この場面では、コースを狙うコントロールの力と言い換えて良いと筆者は思う。)
パワーとテクニックは数字に換算して足して100になる、と考えること。
例えば、パワー80なら テクニック20 となる。
①コースを狙って、コントロールで勝負するのが有効そうだ、という場面なら、パワー10 テクニック90 、
②甘いコースだが、とにかくパワーで決めるぞ、と言うときは パワー90 テクニック10、
③悪くないシュートコースを、割と強いパワーで決めよう、という時は、パワー60 テクニック40 、
など、そのように パワーとテクニックの二つの要素の配分を意識した上でシュートを放つように心がけること。」
(記憶に頼って書いているので、もしかすると、合計100ではなく、合計が10かもしれない。パワー6 なら テクニック4など。)
このキーパーコーチの話は、初めに書いた岡田さんの話と共通の要素があるようにおもう。