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雑記83 心の中の見えざるハンコ、見えざる鋳型

雑記83 心の中の見えざるハンコ、見えざる鋳型

文字数 1000


うまく説明できるかわからないことを今から説明しようとしている。


何をするにも時間ギリギリになってしまう人がいる。
自分自身もそういう傾向がある気がしている。



仮にここでは、時間ギリギリになる傾向ある人=Aさんという架空の人間を仮定して表記し、話を進める。




時間ギリギリになる傾向がある人は、aの件でもbの件でもcの件でも、見事に時間ギリギリになる。



そうした統一性はなかなか見事なもので、1分前に現場に滑り込むと言う傾向がある人は、どんな案件でも不思議と1分前に現場に滑り込むように物事が収まっていくように自分は感じている。



余裕を持って行動し始めたつもりでも、不思議と何か魔法のような力が働いて、自然と1分前に現場に到着するようになるように物事が働くように自分は感じている。




これは、色んな紙にハンコを押していく際に、仮にハンコの右上に欠けがあると、どの押印でも右上の欠けに対応した所に欠けが生じることに似ていると自分は感じている。


一つ一つの案件に1分前にギリギリ到着したという実績は、
それぞれ、押印の跡がある書類と例えられる。



そして、ギリギリ癖あるAさんの心や頭の中に、見えざる「ハンコ本体」がある。

何かの拍子に、遅刻癖のAさんの心や頭の中の、「見えざるハンコ」の欠けを修正できれば、その後のAさんの遭遇する色々な場面におけるAさんの行動は、意識せずとも全て 違ったものになってくる。



一つ一つの押印の跡を、手で修正を加えても、ハンコ本体が修正されなければ、これからもハンコの押印跡は欠けたものになり続ける。




内なる、「見えざるハンコ」をどうやったら修正したり、改変を加えられるのか、というと、それはケースバイケースで、定まった方法を提示するのは難しいかもしれない。


ハンコでなくても、「見えざる鋳型」でもいい。
「見えざるたい焼き機」でも、「見えざる今川焼き機」でもいい。


とにかく、その人の行動の「原理」となっている「鋳型」みたいなものがあり、実際の一つ一つの行動とその実績は、その鋳型によって形が決まっていく。

鋳型を修正できれば、自動的に、一つ一つの行動は意識せずとも変わっていく。


色々な自分の行動や 周りの人の行動は、自分の目にはそんな具合に映るように感じている。



ここまでです。

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OndokuAikouka(音読研究×小林秀雄散策)
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