topic 06 大相撲ノート 今年1〜9月場所の情報整理ノート
topic 大相撲ノート 今年1〜9月場所の情報整理ノート
■⑴ もうすぐ番付発表 2024年10月28日 月曜日に発表
2024年10月28日の 月曜日に11月場所の番付が発表される。
もうすぐである。
それに合わせて、9月場所や、それ以前の場所のおさらいなどをしていきたいと思った。
この記事では触れていないが、ここ2〜3年の大相撲のそれぞれの場所についての自分なりの頭の中の情報の整理も今後していきたい。
頭の中の情報を整理していけると、網羅的にこれからの11月場所を見ることができなくても、断片的な情報でより楽しめるようになっていく気がしている。
■⑵ この記事の趣について
基本的に自分が気になった事柄を、1つずつ確かめていくと言うようなものになる。
他の人から見ると割と雑然とした内容になってしまってるのではないかと思っている。
自分のコメントも、重複がある。
いつもより入力に苦労し、確認はしたが誤字もまばらにあちこちに残っているかもしれない。
この記事は、「この場所はこの力士が優勝した、優勝争いには誰々が参加していた」といったレベルの、表層的な情報を、自分が見やすいように編集し並び替えたといった具合の記述ばかりが記載されている。
熱心に大相撲をフォローしている人には新しく得るものは少ないように思い、また、大相撲について知識がほとんどない人にとっては、割と無機質な情報の列挙が続くため、これまたあまり得るものがないのではないかと自分としては思っている。
これは、ただ自分の頭の整理のために書いたものである。
■⑶ 相撲について記述する上での困難、四股名の漢字変換
しかし、書く中で相撲について何か記述していく際に、力士の四股名の変換などでいくつもの困難に遭遇する経験を得た。それは自分にとって勉強になった。
(四股名→ しこな 、本名とは別の力士としての名前)
例えば、大栄翔 (だいえいしょう) と入力しようとすると、素直には変換がなされない。大栄翔は、大相撲において確固とした存在感を持った力士と思うが、彼の四股名は、スマホの文字変換のリストにない。
変換するエネルギーが枯渇し、ダイエイショウ関と記載した箇所がある。
豊昇龍(ほうしょうりゅう)、若隆景(わかたかかげ)、貴景勝(たかけいしょう)、栃ノ心(とちのしん)、などは変換がスムーズになされる。
例えば、ウラ関、アビ関、などはなされない。
ハクオウホウ関もなされない。
オオノサト関も変換がない。
辞書に登録していくか、変換の工夫や一括置換の工夫を考えていくか、あきらめて、カタカナでも表記をしていくことを自分に許容するか、
など記述していて課題が生まれた。
■⑷ 記事について
ことわりがない限り、幕内のことをまず述べ、その次に十両について述べる。
幕内→ JリーグでいうJ1
十両→JリーグでいうJ2
と平たく考えてよいように思う。
より、つっこんで言えば、幕内は実質、上位と下位の2部リーグ制に近いと言われ、上位と下位は、基本的には別個の組み合わせになる。
幕内上位→J1のA
幕内下位→J1のB
十両→ J2
などと言う方が良いのかもしれない。
(こうしてJ1A・B などと書いていると、サッカーのイタリアリーグの セリエC1と セリエC2を連想する。現在も、そのC1 C2の 区分けが続いているのだろうか。)
ちなみに、相撲有識者からはツッコミを受けるかもしれないが、大相撲は、上から、
幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序の口
と6つのリーグの序列があり、
自分は、これを J1〜J6 と考えると把握が容易になり、相撲素人の人とも話し合いやすいように感じている。
J1〜2は、待遇が3〜4に比較して格段に高くなる。
2部以上に所属するようになると、はじめて関取(セキトリ)と呼称され、〜関 (ぜき) という呼称がつく。
「この力士はJ5相当リーグに所属しているよ」とか、「J5相当のリーグに最近注目しています」 などと言うと、表現として平板で、相撲に知識がなくても話しやすい。
三段目とか、幕下とか、といった用語を用いて話すと、都度「… えーと、 それで、幕下ってのはどんなでしたっけ…? 」という具合になる。
話が逸れてしまった。
重複する内容だが、相撲について作文をしてみて、力士の四股名を漢字で表記していくことの難易度の高さを感じた。
できる限り漢字で表記しようと努めたが、追記等の際にエネルギーが不足して、カタカナ表記にした箇所もある。
カタカナ表記にした場合は、最後に力士に対する呼称の 「関」 (セキ) の字をつけて可読性を高めたいと工夫してみた。
■⑸ 1月場所から9月場所の 一行メモ
1月場所、照ノ富士が優勝。琴ノ若も好成績。
3月場所、幕尻の尊富士が優勝。大阪場所。
5月場所、若手の大の里が優勝。
7月場所、照ノ富士が優勝。1月場所に続き今年2度目。半年ぶりの優勝。
9月場所、大の里が優勝。今年2度目。4ヶ月ぶりの優勝。
■1月場所
2024年の1月場所から振り返る。
スポーツナビが自分としては情報が見やすいので参考にしている。
1月場所は、2敗で照ノ富士と琴の若が並んだ。
優勝決定戦を経て照ノ富士が優勝。
この時点では、琴ノ若という名前のまま。
琴ノ若は13勝2敗。
1場所で13勝稼げると、よく大関昇進の目安と言われる関脇や小結の地位にいながら3場所で33勝(場所平均11勝)という水準に対して、プラス2の貯金をつくれる。
琴ノ若は春場所前に大関昇進を決めたようである。
四股名を琴櫻に変え、3月場所から大関になった。
こういう時系列は何かと混乱するので、整理していきたい。
4敗には、霧島と大の里がいる。
十両では、尊富士が2敗で優勝。
スポーツナビを使っていて、1月場所の結果を閲覧できるのはありがたいが、そのページから直に3月場所の結果に飛んだり、5月場所の結果に飛んだりということが、自分が手探りしている限りではできないように感じる。
それが不便に感じる。
■3月場所
3月場所の成績上位力士
幕内は、2敗で尊富士が優勝。
4敗には、豊昇龍、大の里、高安の3人がいる。
(大の里は1月場所11勝、3月場所も11勝。この時点での大の里の番付など、チェックしていきたい。)
十両は、3敗で、水戸龍が優勝。
幕内優勝した尊富士は3月場所の千秋楽は、豪ノ山が対戦相手だった。
豪ノ山は3月場所、10勝5敗。2桁勝利。
■5月場所
この場所から、琴の若が 琴櫻になったのだろうか?
また、宮城野部屋はコンプライアンス問題のため、4月から宮城野部屋の力士は伊勢ヶ濱部屋の預かりとなった。
(伊勢ヶ濱が 正しい漢字だが、伊勢ケ浜、という ヶ の字が大きい変換もあって少し混乱する。)
幕内優勝は、3敗の大の里。
4敗、琴櫻、大栄翔。
十両は、1敗で若隆景が優勝。
2敗に阿武克。3敗に遠藤と千代翔馬。
休場者:
尊富士は休場。
朝乃山も休場。
3月場所に十両で優勝した水戸龍も休場。
照ノ富士、貴景勝、霧島も休場。
朝乃山の休場は、この場所中に痛めてしまったものと思われる。この後、7月、9月と休場しているように思う。9月場所時点で、4ヶ月の療養が経過していることになる。早く状態が良くなって無事相撲を新たに取れるようになっていくことを望んでいる。
■豊昇龍の攻めのコンビネーションについて
今年、どこかの場所で、豊昇龍が朝乃山との取り組みで、巧みな投げ技を組み込んだ攻めで勝利していた。
豊昇龍の攻撃のコンビネーションは自分としては見ていて新鮮な気持ちを抱かせるものがある。
この一番は自分の印象によく刻まれたが、朝乃山が5月場所で途中休場したことを考えると、1〜5月場所のどこかの一番であって、7〜9月場所ではなかったと言えそうである。今度、いつの場所の一番だったのか確かめたい。
ペップ・グアルディオラは「ハンドボールやバスケでは、左サイドで最後突破を決めて得点したければ、まず逆のサイド(右サイド)を攻撃する。相手の目先を逆サイドに集めたところで、本命のサイドに移行し、注意力が薄くなった本命サイドを突く。」という意味の説明をしていることがあったが、豊昇龍の攻撃のコンビネーションはこれに似ていると感じることがある。
(マルティ・パラルナウ著 ペップ を参照して得た知識より。)
まず足掛け(外掛け?)を相手の向かって右の足に行う。相手の関心がこちら側から見て向かって右の足に集まったところで、向かって右のまわしを持った手で投げに移行する、
といった具合である。
豊昇龍目線で、右中央・右背部を起点にした投げ(例えば上手投げ)をフィニッシュとしたい場合、真正直に右まわしをとった手で上手投げを連続してかけても効果は薄くなる。相手の注意はこの場合、ずっと豊昇龍目線でいえば、右中央に集まってしまっている。右中央を強引に攻めていっても、相手も警戒し注意しているので、なかなか攻めは効果的に決まらない。
右足での外掛けや、左足での外掛けをジャブとして入れていくことによって、相手の注意は、豊昇龍目線の 左下や右下に集まる。
そうなると、注意の空いた右中央(右側のまわしを起点とした上手投げなどの投げ技)が決まりやすくなる。
豊昇龍は、投げを繰り出す時に、自らの足を用いて、相手の足を上に持ち上げていく動きをよく行うように思う。
右腕で豊昇龍が上手投げをする際は、相手は基本的に相手自身の右足を前にして体を支えようとする。左足は投げられる側からすると、右足よりも後ろにくることが多く、地についている場合もあるが、足が地から離れ、浮いていることもある。
この相手の左足を、豊昇龍が自分の右足で持ち上げていくと、相手はバランスが悪くなり、支えきれなくなり、倒れやすくなる。
イラストなどで図解を加えたいが、今は力不足で、図解を足すことが直近はできそうにない。
とりあえず、豊昇龍の攻めのコンビネーションに自分は印象を受けていて、それについて、ラフスケッチ的に少し語ったが、もっとよく咀嚼していきたい。
それにしても、
音声入力していると、休場→球場 となってしまうことがある。
■7月場所
幕内の、この場所の成績上位力士は、
3敗が、 照ノ富士、隆の勝→ 照ノ富士が優勝。
4敗に、 若隆景
十両は、
3敗、白熊
4敗、獅子、ハクオウホウ関
休場は、朝乃山、豊昇龍、阿武咲、高安
十両の休場は、友風、尊富士
7月場所から再入幕の若隆景は、幕内で11勝をあげた。
■9月場所
この場所の成績上位力士は、
2敗、大の里
3敗、霧島、若隆景
十両は、
2敗、尊富士
4敗、朝紅龍、嘉陽
休場
照ノ富士、白熊
十両休場、千代栄、妙義龍、島津海、朝乃山、水戸龍、阿武咲
7月場所に再入幕の若隆景は7月場所11勝、9月場所は12勝。
■9月場所の 9日目(多分)熱海富士の 押し相撲について
この場所(9月場所)で、熱海富士が、9日目前後に、目新しい取り組みをしていた。
まわしをとろうとせず、押し相撲(といっていいか、明確にわからないが) 的な攻め方をしていた。
熱海富士が勝利したが、解説の方は「熱海富士は、まわしを取ることを前提とした相撲が基本だと皆が思ってきていたが、この一番で、まわしを全く取らずに、押し相撲で十分相撲を取れることがわかった。この一番によって熱海富士対策を考える他の力士たちは、警戒しないといけない項目が増えるかもしれない。熱海富士にとって画期的な一番になるかもしれない。」という意味のことを語っていた。
確かめてみたところ、9日目に、ダイエイショウ関相手に 押し出しで勝利しており、おそらくこの一番の中で語られた内容だと思う。
解説が自分の印象に刻まれた。
(ちなみに、7日目に翔猿に対して、押し出しで勝利、
14日目に ウラ関に対して、押し出しで勝利している。)
9/20に 貴景勝関が引退。よく体を休めていただきたい。
■相撲に関する記述の苦労 その1
こうして書いていて、相撲に関連する言葉や、力士の名前は、入力になかなか苦労を感じる。
おそらくこういうのは、「すくい投げ」など、決まり手の名前でも入力エラーの困難がつきまとうのではないかと言うことを感じている。
(現に、スクイナゲ→救い投げ となる。)
(正しく漢字で書くなら、掬い投げ になる。)
自分は音声入力で大体の文面を作成して、後から修正を加えている。
小さい工夫を凝らしていけば、同じ文面を作成するのでも、エラーに遭遇する回数や手間を減らすことがおそらくできる。
相撲に関連する文章を作成するときに、他の種類の文章を作成しているときに比べて、何かぬかるみにはまっているような足場が悪いような感じを感じる。
工夫の蓄積によって、スムーズに文章を作成する感情をつかむことができれば、自分としてはおそらく文章作成の能力の根本的な向上につながると思うので、色々と工夫をしていきたい。
■記述の苦労、その2
1敗、2敗、3敗というような単語もなかなか素直に入力されてくれない。
いっぱい、2杯、3杯、 例えばこんな具合になってしまう。
→ ここは妥協して、 (いっぱい→1敗) (杯→敗) と一括置換する道もある。
試みに 「マケイチ、マケニ、マケサン」 で音声入力すると
負け1、負けに、負けさん、 となる。あまりすわりがよくない。
全体的に数字を含んだ言葉は、音声入力でエラーが出やすい気がしている。
出力が1つのパターンに集約されてくれれば、後で一括置換がしやすいけれど、出力が複数パターンに割れてしまうと、一括置換が困難になる。
「イッカイセン、ニカイセン、サンカイセン」と音声入力すると、きれいに、
1回戦、2回戦、3回戦、と表示される。
これだと、 回戦→敗 と一括置換すれば話が早い。
■記述の苦労 その3
十両 → 重量 になってしまう。
休場 → 球場 になってしまう。
これらは、一貫して、出力は、決まった誤字になるので、後で一括置換をすれば解決は比較的簡単である。
○の○ という四股名の、 「の」 の部分が、
の ノ 乃 のどれだったか、確認しながら記述していくのは少し骨の折れることに感じる。
■記述の苦労 その4
琴櫻 と書こうとすると、琴桜 となってしまう。これは少し不便に感じる。
ハクオウホウ など困難を感じる。
ホウキノクニ(伯耆国)、ホウキ(伯耆) ハクシャク(伯爵) など で 伯 の字を呼び出し、
サクラ で 桜 を呼び出し、
タイホウ(大鵬)や、ハクホウ(白鵬) で、 鵬 の字を呼び出し、大や 白 の字を消す、 という作業を行うと中々不便を感じる。
ここまで入力に手間があると、辞書に登録するのもありかもしれない。
ハクオウホウ とカタカナ表記でもさほど問題はないかもしれない。
力士の四股名を漢字表記に徹底していくと、労力が大きくなる。時には、カタカナ表記を交えてしまっても 良いかもしれない。
オウホウ など 鵬 の字を含む力士は多数いるので、鵬の字が「単語の頭にくる」ワードを、辞書に登録しておくと便利になる。
漢字に詳しい友人と話した際に、「オオトリ」と入力すれば、「鵬」の字を呼び出せることを教えてもらった。
■記述の苦労 その5
タケルフジ と音声入力すると、例えば
武富士
武藤
など、複数種類の入力エラーが生じる。
こうした複数種類の入力エラーが生じると、後で一括置換をしようとしても手間が複数倍になってしまう。
そうした一括置換の手間の複数倍化を避ける手段として、「タケルフジ」と入力するときには、代用になる言葉を用意しておいて、それを後で一括置換すると言うやり方も良いかもしれない。
例えば タケルフジ → ABC などと言い換えて音声入力して、後で、 ABC→尊富士 と一括置換する。
■その他、記述の苦労 大相撲とは別の苦労
その他、相撲とは関係ないけれども、この文章を作成しているうちに遭遇した音声入力エラーについてのメモ
直に飛ぶ 「ジカに飛ぶ」 と書こうとすると、「地下に飛ぶ」 となってしまう。
→「直接に」と入力すれば回避することができそう。
「となってしまう」 と書こうとすると、 「どうなってしまう」 となる。
解決策
→「と言うことになってしまう。」と入力するか、
→「と」を まず手入力して、その後、「なってしまう」を音声入力する。
一つずつ、と書きたいときに、音声入力だと「1つ」と言う記述になってしまう。小さいことだけど不便を感じる。
■最後に
ここまで、あれこれ書いてきた。
大相撲について、あれこれ記述をしていきたいと前から思っていたが、今回一つ、ある程度まとまった文字量を書く中で、記事の質の面では疑問符がつくかもしれないが、記述の上でつきまとう困難の趣をそれなりに把握できたように感じる。
次、また改めて大相撲について何か書く際は、もう少し、今回よりはより手際よく書くことができるのではないか、と期待している。