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35.微視的サッカー鑑賞、ソサのアウトサイドキック、クロアチア対ブラジル カタール大会、
微視的サッカー鑑賞、ソサのアウトサイドキック、クロアチア対ブラジル カタール大会、
文字数3500
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サッカーの細かいちょっとしたプレーの中で、自分としては面白く感じるプレイがあることがある。
例えば、自分は、人が足の外側、アウトサイド部分でボールを扱うプレイを見るのが好きである。
わずか5秒位の間に行われたプレイで、「このプレイは好きだな」と思わせるものが時々ある。
得点につながるものである必要はない。
自分はそうしたものに、自分なりにスポットライトを当てていきたいと思っている。
そのやり方(スポットライトの当て方) は、まずは、そのプレーを言葉で細かくあれこれ描写することである。
そして、そのプレーを、できれば細かいところをいろいろ省略した形で自分なりにイラストで描写してそれを用いて説明をしていくことである。
①プレーを言葉で描写する。
②プレーをイラストで描写する。
わずか5秒間位の間に行われた小さなプレーに、自分の数十分の時間をかける、
そういう方向や方針を自分は、微視的サッカー鑑賞、と言うふうに呼びたいと思っている。
今回の記事はその一つのサンプルである。
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該当箇所
2022カタール大会
クロアチア対ブラジル
延長前半
3:41〜3:45
(スコア この時点で 0-0)
ボール保持者
クロアチア、左CB グバルディオル → 左SB ソサ → 左WG ペリシッチ
関係選手
ブラジル右WG アントニー
(グバルディオルと ソサに プレスをかける。ボール奪取は不成功。)
概要
クロアチアから見て、自陣 左サイドでのプレー。
クロアチアの左SBの ソサが 自身の正面でバウンドする球を、利き足と思われる左足のアウトで 見事に処理していて、印象的だった。
描写したいプレーの 概要図と プレー場面のイラストの一つをまず提示する。
↓
赤い矢印🟥 →ボールの動き
緑の矢印🟢 →選手の移動
(フリーランニング、非ボール保持)
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まずGKリバコビッチのゴールキックを
直接ブラジル選手が跳ね返す。
(ここは図に書いていない。)
こぼれ球を入手したCBグバルディオルがボール保持。
アントニーが奪取しようとダッシュしてくる。
(ダジャレです… )
🟢緑矢印1
グバルディオル→ ソサ 浮き球パス、
🟥赤矢印①
ソサがボール保持、アントニーは奪取に向かう、
🟢緑矢印2
ソサ 浮き球を 左アウトサイドで左に蹴る
🟥赤矢印②
↑画像1は、位置関係である。
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画像 左側には ブラジルの
アントニーが急接近してきている。
本当は、画面手前右に クロアチア8番 多分 コバチッチの背中が大きく映っている。
コバチッチの省略など、実際に目に映る情景の中から
自分がピックアップしたいと思った情報以外を
削ったり改変したりしている。
↑画像2は、自身のトラップ後の浮き球を正面に見据えたクロアチア左SB 19番 ソサ である。この後、浮き球を、左アウトサイドでキックする。
・浮き玉
・アウトサイドキック
・左利きのキック実施者の 9時の方向へのキック
・右利きに置き換えて考えると、3時の方向へのキックに相当する
得点に絡むような決定的な場面でないが、浮き球を アウトで処理するのは自分はあまり見た記憶のストックが多くない気がしているので、見ていて「お!」となった。
拙いもので恐縮だが、伝わりやすいように、イラストを交えて紹介したい。
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記事を書いている今、2022年のカタールワールドカップの準々決勝、クロアチア対ブラジルの試合の録画を再生して、それを見ている。
延長前半3分41秒、
クロアチアの左のセンターバック、グバルディオルがボールを保持している。
そこに、ブラジルの右サイドの攻撃選手、アントニーが接近していき、あるところから少しばかり急に速度を上げてボール奪取を試みる。
(アントニーは、ラフィーニャと交代で後半から出てきた。後半56分から。)
グバルディオルは、グバルディオル自身から見て左奥にいる左サイドバックの、おそらく5〜6メーター先にいる選手(ソサ) に、アントニーのプレスを避ける形で、ちょこんと浮き玉のパスを出す。
少し画質が荒い形で録画したので判別に苦労したが、グバルディオルは、左足で浮き玉のパスを出している。
グバルディオルからの浮き球のパスの受け手のクロアチアの左サイドバックは、メンバー表と布陣表を見たところ、19番のソサ のようである。
左SB(ソサ) は、浮き玉のパスがワンバウンドして、ボールが浮かび上がってくるところを右足で軽く受け止めた。少し、ジャンプしながらトラップしている。
ソサはボールを受け止めた時は、体が左センターバックのグバルディオルの方を向いていたが、その後体の向きを変えて、ピッチ中央を体の正面に据える向きになった。
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クロアチア8番 コバチッチの背中など省いている。
向かって左から アントニーがボール奪取を狙い、
接近している。
アントニーが反転して、ソサのボールにプレスをかけようとする。
ソサは、 アントニーの接近間近に、ボールが宙にある状態で、おそらく利き足の左足のアウトサイドでボールを自身から見て、左方向へ、9時の方向へボールを蹴る。
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やたら体が長くなってしまった。
手間の問題で ひとまずユニフォーム着色など省く。
向かって右の足、つまりソサの左足で、この後彼は、
画面 向かって右方向 (→ ) へボールをはたく。
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アントニーが接近してきている。
画像左端の 足と手はアントニーのもの、
左SB ソサは、左アウトで、低い弾道の速いパスを
左WGの ペリシッチへ送る。
ボールは グラウンダー気味の 速い速度で ほんの少しバウンドしながら、左WGのペリシッチの方へ向かった。
ペリシッチが戻りながらボールにタッチする。ソサのパスは成功している。
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クロアチア対ブラジルについて、
自分はこの大会で評判の高いアルゼンチン対フランスの決勝戦よりも、この試合が好きである。
日本代表の試合も含めて、この大会の中でこのクロアチア対ブラジルに一番胸を熱くしたかもしれない。
(日本代表の試合にもかなり心を動かされた。)
2018年ワールドカップの、クロアチア対アルゼンチンの試合を見て、クロアチア選手の献身的な守備の姿を見てから、自分はクロアチア代表のことを心の中で応援する気持ちを強くしている。
(グループステージ第2戦、クロアチアが3-0勝利、見ていて驚いた。)
(アルゼンチン戦で、ある場面で、クロアチアが攻められ、ゴールポスト近くにクロアチア守備選手が2人ほど集まり、GKとその2人で、ゴールに向かうボールを必死に外にかき出していたように記憶している。クロアチアゴールに正面から向かって左の側の攻防である。献身的で、夢中の内のプレーのように見えて、「失点するまい」と必死に体を投げ出す姿に自分は胸を打たれたのだった。)
日本代表とクロアチアの試合では日本代表が勝つことを望んだが、それを除くと、クロアチア代表のことを応援する気持ちで見ていた。
細かくは今回は書かないが、このクロアチア対ブラジルの一戦は自分にとってとても魅力的な試合だった。
それ以外にも、思い入れのある試合がいくつもある。
モロッコ対スペイン
エクアドル対セネガル
などがそうである。
そうした試合を今も自分は時折、振り返っているが、それらの中の印象的な一場面に改めてスポットライトを当てたい気持ちがある。
そうしたシーンは5秒や10秒にすぎないものも多いが、文章で描写し、イラストで描写すると、どこかに紛れてしまうものから、スクリーンに大きく投影された映像のような「大きなもの」になり得るように自分には思える。
余談だが、ソサは対日本戦 不出場の様子。代わりに、3番 バリシッチが出場している。そして、イエローカードを受けている。
■権利問題について
当記事にて、掲載しているプレー中の選手のイラスト3枚は、当ブログ筆者が描いたものです。
NHK総合 2022/12/09 午後 11:45 からの放送のクロアチア対ブラジル
の試合の中の映像の中の一場面をもとに、要素の抽出・強調・改変、「削り」、などを行い、自分の独自の画風 (拙いですが…) にて「創出したもの」と考えています。
実際の画面の映像の中の場面、とは異なるもの(作品)に出来上がっているため、「著作権などの権利侵害にあたらないのでは」と素人考えに考えています。
もし、何か権利上の問題がある可能性などあればどのような形でも、ご指摘いただけると有り難いことだ、と思っております。
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ここまでです。
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