(公務員の仕事)商工部門は、何を目的にして、どんな仕事をしているの?
商工部門が仕事をする目的とは?
それは、地元(島根)の企業が収益力をあげて、成長性のある、魅力ある企業になることをお手伝いすることです。
魅力ある企業とは、だれにとって魅力ある企業か?まず第一に、若者など働く人にとってです(やりがいのある仕事とか、早い話、良い給料とか。)
(こう考える理由は、、、)
企業にとって、その企業が必要とする人材の確保は、なにより大事です。
企業の持続や成長に向けて、その力になるのは、なによりもその社員だからです。
企業は、魅力溢れる、若者から選ばれる企業になることが求められます。
また、魅力ある企業と雇用が揃うことは、その社員たちが県民(消費者)として社会生活することにより、地域経済全体の発展の素になります。
このような流れが地域の経済(企業)の間で生まれ、循環するように、企業が成長するお手伝いをするのが我々の仕事です。
では、商工部門はどんな仕事をするのか?
下の図は、令和5年度の島根県庁の商工労働部の予算を説明するための資料の一部です。
さきほど説明したように、企業の収益がUPし、賃金UPにつながり、優秀な人材が確保できる、そんな魅力ある企業が増えることを目指して、それに役立つと思われる仕事をしています。
大きくわけると、「経営面での支援」と「雇用面での支援」をしています。
経営面の支援としては、
①販路拡大支援
・・BtoCやBtoB取引拡大につながるマッチング機会提供や専門家支援
②設備投資支援
・・生産プロセス変革や新事業展開にむけて設備投資する企業への補助金
③デジタル化支援
・・デジタルツールの導入支援、デジタル人材育成支援 など
雇用面の支援としては、
①人材育成支援
・・働いている人への支援(スキルアップや働きやすい環境づくり支援)
②採用力強化
・・企業が採用力を上げるための支援(企業ブランディング強化や採用イベント開催など)
どんな企業が支援の対象なのか?
商工部門(商工労働部)は観光業を含む商工業分野の企業を担当しています。製造業、IT企業、飲食・サービス業、卸業などです。
県庁全体では、複数の部署が分担する形で、様々な分野の企業を支援しています。
たとえば、農林水産業は農林水産部、こどもや老人施設や病院などの社会福祉分野は健康福祉部、建設業は土木部が担当しています。
具体的な事業内容(支援の仕組み)は、どうやって決まる?
この前に書いた記事が、この一面を説明する内容になっていますので、読んでみてください。
また、令和6年度当初予算の考え方については、別の記事を書きましたので、こちらも読んでみてください。